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公開番号2025101896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218983
出願日2023-12-26
発明の名称モータ、ステータ
出願人マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング,MAHLE International GmbH
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類H02K 3/52 20060101AFI20250701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータにおいてコイルに用いられる電線の配置を容易にして生産性を向上する。
【解決手段】モータ1は、周方向に複数のティース24を有するステータコア21、及び、複数のティース24に2以上の相数に応じた数の複数の電線25が巻き回されて複数の電線25がそれぞれ異なる相を構成するコイル22を有するステータ2と、ステータコア21に対して回転可能に配置された回転軸3と、回転軸3に固定されたロータ6と、ロータ6に固定された永久磁石61と、を備え、ステータ2において、複数の電線25は、ベースプレート8に構成される回路基板または回路基板に接続するハーネスに接続される端部251と、複数のティース24に巻き回されるコイル部252と、を有し、端部251とコイル部252との間において、複数の電線25を互いに電気的に接続させる接続部26を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
周方向に複数のティースを有するステータコア、及び、前記複数のティースに2以上の相数に応じた数の複数の電線が巻き回されて構成されたコイルを有するステータと、
前記ステータに対して回転可能に配置された回転軸と、
前記回転軸に固定されたロータと、
前記ロータに固定された界磁と、
を備え、
前記複数の電線は、回路基板または前記回路基板に接続するハーネスに接続される端部と、前記複数のティースに巻き回されるコイル部と、を有し、
前記端部と前記コイル部との間において、前記複数の電線を互いに電気的に接続させる接続部を備えるモータ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記接続部は、前記ステータコアの軸線方向一方の面に立設されている、
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記接続部は、前記端部と前記コイル部との間を前記コイル間の渡り線に電気的に接続させる、
請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記端部は、前記接続部から前記ステータの径方向外側に延ばされるとともに、前記ティースの近辺で前記軸線方向一方側に延ばされる、
請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記複数の電線は、外周に被覆が設けられていて、
前記接続部は、前記複数の電線それぞれの前記被覆を除去して電気的に接続させる圧接部品である、
請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記接続部は、前記複数の電線それぞれをヒュージングすることにより電気的に接続させる、
請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記複数の電線の数が3本の三相ブラシレス直流モータである、
請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
前記端部が6個あり、いずれもが前記回路基板または前記回路基板に接続するハーネスに接続される、
請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
前記複数の電線が、並列方式で結線され、前記接続部は、前記端部と前記コイル部との間を、前記コイル間の渡り線に電気的に接続させる、
請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
前記端部が6個あり、そのうち3個のみが前記回路基板または前記回路基板に接続するハーネスに接続され、他の3個が絶縁処理される、
請求項1に記載のモータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ、及び、モータに用いられるステータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
モータにおいて、環状のステータコアの複数のティースのそれぞれにコイルが巻き回されているステータと、ステータの外周において永久磁石を支持するとともに軸受及び回転軸を介して回転自在なロータと、回転軸を回転自在に貫通させてステータに固定しているプレートとを有する構造が知られている。コイルは、プレートに支持されるプリント基板に搭載されたコントローラに接続されて励磁電流の切り替えが行われる。
【0003】
ところで、モータにおいて、同じ相のコイルは、連続する1本の電線が複数のティースに巻き回される、あるいは、バスバーやヒュージング(熱カシメ)を用いて複数のティースの電線が接続されている。各相を構成する電線の端部は、回路基板または回路基板に接続するハーネスに接続される。具体的には、12個のティースを有するモータにおいて、連続する1本の電線で同相のティースに巻き回して4直列1並列で結線する場合には、3本の電線を使用し電線の端部を回路基板の6か所に接続する。また、同様のモータにおいて、連続する1本の電線で同相のティースに巻き回して2直列2並列で結線する場合には、6本の電線を使用し電線の端部を回路基板の12か所に接続する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-193889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、連続する1本の電線で同相のティースに巻き回して4直列1並列で結線する場合には、2直列2並列で結線する場合と比較して誘起電圧を大きくすることが可能であるものの、モータの効率(電線の抵抗値)を考慮すると電線の線径を太くする必要があるため、モータ内部における電線の配置が難しいという問題がある。
【0006】
一方、連続する1本の電線で同相のティースに巻き回して2直列2並列で結線する場合には、相間の抵抗値が4直列1並列で結線する場合の4分の1となるため線径を細くすることが可能であるものの、使用する電線の本数及び回路基板に接続する電線端部が12か所に増加するため、生産の工程が増加する問題がある。
【0007】
ここで、電線の本数を1本もしくは3本にして、上述したように同じ相の電線を1つのバスバーや端子に接続して回路基板またはハーネスに接続する構成も採用しうる。しかしながら、このような構成であっても、複数の電線をバスバーや端子に接続するための設備や工程が増えることでコストが増すという課題がある。
【0008】
本発明は、上述の課題を一例とするものであり、モータにおいてコイルに用いられる電線を電子基板又はハーネスに接続する端部の個数を減らすことにより、電線の配置を容易にして生産性を向上する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係るモータは、周方向に複数のティースを有するステータコア、及び、前記複数のティースに2以上の相数に応じた数の複数の電線が巻き回されて構成されたコイルを有するステータと、前記ステータコアに対して回転可能に配置された回転軸と、前記回転軸に固定されたロータと、前記ロータに固定された界磁と、を備え、前記複数の電線は、回路基板または前記回路基板に接続するハーネスに接続される端部と、前記複数のティースに巻き回されるコイル部と、を有し、前記端部と前記コイル部との間において、前記複数の電線を互いに電気的に接続させる接続部を備える。
【0010】
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記接続部は、前記ステータコアの軸線方向一方の面に立設されている。
(【0011】以降は省略されています)

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