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公開番号
2025099178
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215627
出願日
2023-12-21
発明の名称
ごみ焼却炉の燃焼制御方法及び燃焼制御装置
出願人
エクシオグループ株式会社
代理人
個人
主分類
F23G
5/50 20060101AFI20250626BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】ストーカ式ごみ焼却炉における安定した燃焼を実現する燃焼制御方法を提供する。
【解決手段】この燃焼制御方法は、二次燃焼室5の温度が第1の設定値よりも高温側か低温側かを判定する工程と、二次燃焼室5の温度が第1の設定値よりも高温側にある場合には、再循環ガス率を第1の目標値に設定し、二次燃焼室5の温度が第1の設定値よりも低温側にある場合には、再循環ガス率を第2の目標値に設定する工程とを有する。ここで第1の目標値は第2の目標値よりも大きな値とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
押込送風機と、給じん装置と、乾燥ストーカと、燃焼ストーカと、後燃焼ストーカと、一次燃焼室と、二次燃焼室とを有するごみ焼却炉の燃焼制御方法であって、
前記押込送風機から送り込まれる燃焼空気は、一次空気と二次空気とに振り分けられており、
前記一次空気は、さらに振り分けられて、前記乾燥ストーカと、前記燃焼ストーカと、前記後燃焼ストーカに供給されるようになっており、
前記二次空気は前記二次燃焼室に供給されるようになっており、
前記二次燃焼室の温度が第1の設定値よりも高温側か低温側かを判定する工程と、
前記二次燃焼室の温度が前記第1の設定値よりも高温側にある場合には、再循環ガス率を第1の目標値に設定し、前記二次燃焼室の温度が前記第1の設定値よりも低温側にある場合には、前記再循環ガス率を第2の目標値に設定する工程とを備えており、
ここで前記再循環ガス率は、前記二次燃焼室から下流側に排出される排ガスのうち、前記二次燃焼室に戻される排ガスの割合であり、
前記第1の目標値は、前記第2の目標値よりも大きな値とされている
ごみ焼却炉の燃焼制御方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
さらに、前記ごみ焼却炉は、前記二次燃焼室から下流側に排出される排ガス中の窒素酸化物を無害化するための脱硝反応塔を有しており、
前記脱硝反応塔の温度が第2の設定値よりも高温側か低温側かを判定する工程と、
前記脱硝反応塔の温度が前記第2の設定値よりも高温側にある場合には、前記再循環ガス率を第3の目標値に設定し、前記脱硝反応塔の温度が前記第2の設定値よりも低温側にある場合には、前記再循環ガス率を第4の目標値に設定する工程と、
前記第1~第4の目標値のうち、前記各工程において設定された目標値どうしを比較し、より大きな目標値を実際の目標値として用いて、前記再循環ガス率を調整する工程とをさらに備えており、
前記第4の目標値は前記第3の目標値よりも大きな値とされている
請求項1に記載のごみ焼却炉の燃焼制御方法。
【請求項3】
前記第4の目標値は、前記第1の目標値よりも大きな値とされている
請求項2に記載のごみ焼却炉の燃焼制御方法。
【請求項4】
押込送風機と、給じん装置と、乾燥ストーカと、燃焼ストーカと、後燃焼ストーカと、一次燃焼室と、二次燃焼室と、処理部とを有するごみ焼却炉の燃焼制御装置であって、
さらに、前記二次燃焼室の温度を測定する二次燃焼室温度計を備えており、
前記押込送風機から送り込まれる燃焼空気は、一次空気と二次空気とに振り分けられており、
前記一次空気は、さらに振り分けられて、前記乾燥ストーカと、前記燃焼ストーカと、前記後燃焼ストーカに供給されるようになっており、
前記二次空気は前記二次燃焼室に供給されるようになっており、
前記処理部は、前記二次燃焼室温度計により測定された前記二次燃焼室の温度が第1の設定値よりも高温側か低温側かを判定し、かつ、前記二次燃焼室の温度が前記第1の設定値よりも高温側にある場合には、再循環ガス率を第1の目標値に設定し、前記二次燃焼室の温度が前記第1の設定値よりも低温側にある場合には、前記再循環ガス率を第2の目標値に設定する処理を行う構成とされており、
ここで前記再循環ガス率は、前記二次燃焼室から下流側に排出される排ガスのうち、前記二次燃焼室に戻される排ガスの割合であり、
前記第1の目標値は、前記第2の目標値よりも大きな値とされている
ごみ焼却炉の燃焼制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ごみ焼却炉の燃焼制御方法及び燃焼制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1及び2には、ストーカ式(火格子式)ごみ焼却炉が記載されている。
【0003】
下記特許文献1のごみ焼却炉においては、一次燃焼室内のガス温度と二次燃焼室内のガス温度等から二次燃焼用空気の量を調整しており、これにより燃焼の安定化を図っている。
【0004】
下記特許文献2のごみ焼却炉においては、二次燃焼領域から排出された後に二次燃焼領域に戻される排ガス(循環排ガス)の流量を制御することにより、二次燃焼室の温度の安定化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-293840号公報
国際公開WO2004/092648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術においては、二次燃焼用空気を焼却炉の外部から導入しているために、導入される二次燃焼用空気の量によっては、排ガスの量が大きく変動する可能性がある。すると、排ガス中の有害物質を除去するための設備能力が不足する可能性があり、プラント運用が難しくなるおそれがある。
【0007】
特許文献2の技術においては、循環排ガスの流量を制御しているために、その流量によって、排ガスの量が大きく変動する可能性がある。このため、特許文献1の技術と同様に、プラント運用が難しくなるおそれがある。
【0008】
本発明は、前記した状況に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、ストーカ式のごみ焼却炉において、排ガスの量を大きく変動させることなく安定した燃焼を実現するための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の項目に記載の発明として表現することができる。
【0010】
(項目1)
押込送風機と、給じん装置と、乾燥ストーカと、燃焼ストーカと、後燃焼ストーカと、一次燃焼室と、二次燃焼室とを有するごみ焼却炉の燃焼制御方法であって、
前記押込送風機から送り込まれる燃焼空気は、一次空気と二次空気とに振り分けられており、
前記一次空気は、さらに振り分けられて、前記乾燥ストーカと、前記燃焼ストーカと、前記後燃焼ストーカに供給されるようになっており、
前記二次空気は前記二次燃焼室に供給されるようになっており、
前記二次燃焼室の温度が第1の設定値よりも高温側か低温側かを判定する工程と、
前記二次燃焼室の温度が前記第1の設定値よりも高温側にある場合には、再循環ガス率を第1の目標値に設定し、前記二次燃焼室の温度が前記第1の設定値よりも低温側にある場合には、前記再循環ガス率を第2の目標値に設定する工程とを備えており、
ここで前記再循環ガス率は、前記二次燃焼室から下流側に排出される排ガスのうち、前記二次燃焼室に戻される排ガスの割合であり、
前記第1の目標値は、前記第2の目標値よりも大きな値とされている
ごみ焼却炉の燃焼制御方法。
(【0011】以降は省略されています)
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