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公開番号2025085090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-04
出願番号2024203715
出願日2024-11-22
発明の名称モジュール式医用撮像システム
出願人タレス
代理人弁理士法人川口國際特許事務所
主分類A61B 6/00 20240101AFI20250528BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】モジュール式医用撮像システムを提供する。
【解決手段】本発明は、医用撮像システムであって、
- フレーム(20)を有する支持体(2)と、
- 前記支持体(2)が移動されることを可能にするようにフレーム(20)に直接又は間接的に組み付けられた少なくとも2つの車輪(21)と、
- 医用撮像デバイスと、
- 医用撮像デバイス(3)を制御するように構成された制御デバイス(4)と、
- 電気エネルギーを医用撮像デバイス及び/又は制御デバイス(4)に供給するように構成された電源デバイス(5)と
を含み、医用撮像デバイス、制御デバイス(4)及び電源デバイス(5)は、支持体(2)に着脱可能に組み付けられるようにそれぞれ構成される、医用撮像システムに関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
医用撮像システムであって、
－フレーム（２０）を有する支持体（２）と、
－前記支持体（２）が移動されることを可能にするように前記フレーム（２０）に直接又は間接的に組み付けられた少なくとも２つの車輪（２１）と、
－医用撮像デバイス（３）と、
－前記医用撮像デバイス（３）を制御するように構成された制御デバイス（４）と、
－電気エネルギーを前記医用撮像デバイス（３）及び／又は前記制御デバイス（４）に供給するように構成された電源デバイス（５）と
を含み、前記医用撮像デバイス（３）、前記制御デバイス（４）及び前記電源デバイス（５）は、前記支持体（２）に着脱可能に組み付けられるようにそれぞれ構成される、医用撮像システムにおいて、
前記支持体（２）は、前記フレーム（２０）に組み付けられ、且つ動作位置と収納位置との間で前記フレームに対して旋回するように構成された２つの縦方向部材（２２）を更に含み、前記医用撮像システムは、Ｘ線源（３０）、Ｘ線検出器（３１）及びケース（７）を更に含み、前記ケース（７）は、前記Ｘ線源（３０）及び／又は前記Ｘ線検出器（３１）を収容するように寸法決めされ、前記ケース（７）は、前記縦方向部材（２２）間の距離に実質的に等しい幅を有することを特徴とする医用撮像システム。
続きを表示（約 950 文字）【請求項２】
前記支持体（２）に着脱可能に組み付けられるように構成された筐体（６）を更に含む、請求項１に記載の医用撮像システム。
【請求項３】
前記車輪（２１）は、前記フレーム（２０）に着脱可能に組み付けられる、請求項１又は２に記載の医用撮像システム。
【請求項４】
前記車輪（２１）は、基部に組み付けられ、前記基部は、前記フレーム（２０）に着脱可能に組み付けられる、請求項１～３のいずれか一項に記載の医用撮像システム。
【請求項５】
前記フレーム（２０）は、２つの直立部（２００）及び前記直立部（２００）を接続する把持部（２０１）を含む、請求項１～４のいずれか一項に記載の医用撮像システム。
【請求項６】
前記縦方向部材（２２）は、前記動作位置で実質的に水平方向に延在し、前記縦方向部材（２２）は、前記収納位置で前記フレーム（２０）の前記直立部（２００）に対して平行であり、且つ前記直立部（２００）間に延在する、請求項５に記載の医用撮像システム。
【請求項７】
各縦方向部材（２２）は、自由端（２２３）に車輪（２２２）を含む、請求項６に記載の医用撮像システム。
【請求項８】
前記支持体（２）は、前記電源デバイス（５）を受けるように構成された受けプレート（２５）を更に含み、前記受けプレート（２５）は、前記フレーム（２０）に組み付けられ、且つ動作位置と収納位置との間で前記フレームに対して旋回するように構成され、前記受けプレート（２５）は、前記動作位置で実質的に水平方向に延在し、前記受けプレート（２５）は、前記収納位置で前記フレーム（２０）の前記直立部に直交し、且つ実質的に垂直方向に延在する、請求項５～７のいずれか一項に記載の医用撮像システム。
【請求項９】
前記受けプレート（２５）は、裏面（２５１）上に少なくとも１つの車輪（２５０）を含む、請求項８に記載の医用撮像システム。
【請求項１０】
前記Ｘ線源（３０）は、４０ｍＡ以上の上側管負荷限度を有する、請求項１～９のいずれか一項に記載の医用撮像システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、医用撮像システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
医療分野では、医用撮像が行われることを可能にするツール又はシステムに患者が到達することは、困難又は更に不可能であり得る。従って、医用撮像を行うために医療専門家が患者のところに来ることを可能にする従来技術の医用撮像システムが存在する。
【０００３】
これに関連して、欧州特許第３０６４１４０号明細書に記載されるものなどのシステムが知られている。これらは、医用撮像システムが短距離にわたって（通常、病院内の部屋間で）移動されることを可能にする車輪を備えた医用撮像システムである。
【０００４】
このタイプのシステムは、重く、嵩張り、従って運搬することが困難である。これらの理由のため、これらのシステムは、移動され得る１つの場所（特に病院／医療環境）のみで使用されるが、その場所の外に移動又は運搬されない。
【０００５】
それほど重くなく、且つ様々な場所に運搬され得る他の運搬可能医用撮像システムも存在する。しかし、これらのシステムは、依然として非常に重く、且つ嵩張るため、これらを運搬するためにバンなどの大きい車両の使用が必要となるか、又は最も軽いシステムに関して、限定された数の検査（１肢のみの放射線写真術など）を超える数の検査を可能にするのに十分に強力でないかのいずれかである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
欧州特許第３０６４１４０号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の目的は、運搬が容易であり、且つ広範囲の医療検査が実行されることを可能にするために十分に強力な医用撮像システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
この目的を達成するために、本発明は、医用撮像システムを提案し、本医用撮像システムは、
－フレームを有する支持体と、
－前記支持体が移動されることを可能にするようにフレームに直接又は間接的に組み付けられた少なくとも２つの車輪と、
－医用撮像デバイスと、
－医用撮像デバイスを制御するように構成された制御デバイスと、
－電気エネルギーを医用撮像デバイス及び／又は制御デバイスに供給するように構成された電源デバイスと
を含み、医用撮像デバイス、制御デバイス及び電源デバイスは、支持体に着脱可能に組み付けられるようにそれぞれ構成され、支持体は、フレームに組み付けられ、且つ動作位置と収納位置との間でフレームに対して旋回するように構成された２つの縦方向部材を更に含み、医用撮像システムは、Ｘ線源、Ｘ線検出器及びケースを更に含み、ケースは、Ｘ線源及び／又はＸ線検出器を収容するように寸法決めされ、ケースは、縦方向部材間の距離に実質的に等しい幅を有する。
【０００９】
用語「組み付け」及び特に「着脱可能な組み付け」は、要素が着脱可能な方法で一緒に接続又は結合されることを意味するものと理解される。この組み付けは、例えば、機械的組み付け（座部又は受け面内の着脱可能固定、弾性的インターロック、クリッピング、配置など）又は磁気的組み付けであり得る。着脱可能な組み付けにより、本発明による医用撮像システムは、モジュール式である。これは、医用撮像システムの様々なパーツが、例えば、運搬のための車両内で別々に操作及び収納され得るため、運搬を容易にする。このような方法で構成された医用撮像システムは、通常、自動車（特に小型車又はセダン）の標準的トランク内で運搬され得る。
【００１０】
医用撮像システムのモジュール的な性質のため、強力な電池が使用され得ることから、その電力に関する譲歩の必要性がない。
（【００１１】以降は省略されています）

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