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公開番号2025076268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2024101853
出願日2024-06-25
発明の名称害虫防除用シート
出願人株式会社大阪製薬
代理人個人,個人
主分類A01M 1/20 20060101AFI20250508BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】含浸される忌避剤や殺虫剤が十分に揮散されるとともに、触っても忌避剤や殺虫剤が使用者の指に付着しないように、さらに舐めても忌避剤や殺虫剤が使用者の舌に移行しないようにすることができる害虫防除用シートを提供することを目的とする。
【解決手段】忌避剤又は殺虫剤の少なくとも一方が含浸される薬剤保持層と、薬剤保持層の一方の側に設けられ忌避剤又は殺虫剤を透過しないバリア層と、バリア層において薬剤保持層の反対側に設けられ被着物に対して接着可能な粘着剤層と、薬剤保持層の他方の側に設けられ前記忌避剤及び前記殺虫剤を透過する透過層4を備え、透過層4において、複数の貫通孔41が穿設されており、前記貫通孔41の面積が0.01~40mm2であり、透過層4の厚みが0.03~2mmである害虫防除用シートなどにより解決することができた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
忌避剤又は殺虫剤の少なくとも一方が含浸される薬剤保持層と、
前記薬剤保持層の一方の側に設けられ前記忌避剤又は前記殺虫剤を透過しないバリア層と、
前記バリア層において前記薬剤保持層の反対側に設けられ被着物に対して接着可能な粘着剤層と、
前記薬剤保持層の他方の側に設けられ前記忌避剤及び前記殺虫剤を透過する透過層を備え、
前記透過層において、複数の貫通孔が穿設されており、前記貫通孔の面積が0.01~40mm
2
であり、前記透過層の厚みが0.03~2mmであることを特徴とする害虫防除用シート。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記透過層の厚みに対する前記貫通孔の面積の比において、
(前記貫通孔の面積)/(前記透過層の厚み)=0.3~40であることを特徴とする請求項1に記載の害虫防除用シート。
【請求項3】
前記透過層の前記貫通孔が、網目状の隙間として形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の害虫防除用シート。
【請求項4】
前記透過層が、ポリオレフィン、フッ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート、エチレン-ビニルアルコール共重合体より選ばれる1種から形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の害虫防除用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蚊、虻などの害虫による虫刺されを防止するなど害虫からの被害を未然に防ぐために、使用者の皮膚や衣服に貼付したり、所定の場所に載置したりするなどして、それら害虫を忌避又は駆除する害虫防除用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蚊、虻などの害虫による虫刺されを防止するなど害虫からの被害を未然に防ぐために、揮発性で害虫忌避能を有する化合物を含有する害虫忌避層を備える害虫忌避シートなどが知られている。その害虫忌避シートを使用者の皮膚や衣服に貼付したり、特定の収納容器に載置したりするなどして、害虫忌避層から有効成分である化合物が徐々に揮散されることにより、害虫を近付かせないようにするなどして害虫からの被害を未然に防ぐものである。
【0003】
このような害虫防除用シートとして、例えば、特許文献1において、忌避剤又は殺虫剤の少なくとも一方が含浸される薬剤保持層と、薬剤保持層の一方の側に設けられ忌避剤又は殺虫剤を透過しないバリア層と、バリア層において薬剤保持層の反対側に設けられ被着物に対して接着可能な粘着剤層を有する害虫防除用シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-137668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の発明では、薬剤保持層を使用者が触れることができるために、忌避剤や殺虫剤の種類によっては接触による圧巻、嘔吐、下痢、頭痛、耳鳴りなどの中毒症状が生じるおそれがある一方で、そのような中毒症状などが生じないように薬剤保持層に使用者が触れないようにすると忌避剤や殺虫剤が十分に揮散されないという二律背反の課題があった。
【0006】
そこで、本発明では、蚊、虻などの害虫の虫刺されを防止するなど害虫からの被害を未然に防ぐために、使用者の皮膚や衣服に貼付したり、所定の場所に載置したりするなどして、それら害虫を忌避や駆除などする防除効果を有する害虫防除用シートであって、忌避剤や殺虫剤が十分に揮散されるとともに、使用者が害虫防除用シートに指で触れても薬剤保持層に含浸されている忌避剤や殺虫剤が指に付着しないように、そして、使用者が害虫防除用シートを舌で舐めても薬剤保持層に含浸されている忌避剤や殺虫剤が舌に移行しないようにすることができる害虫防除用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
〔1〕すなわち、本発明は、忌避剤又は殺虫剤の少なくとも一方が含浸される薬剤保持層(1)と、前記薬剤保持層(1)の一方の側に設けられ前記忌避剤又は前記殺虫剤を透過しないバリア層(2)と、前記バリア層(2)において前記薬剤保持層(1)の反対側に設けられ被着物に対して接着可能な粘着剤層(3)と、前記薬剤保持層(1)の他方の側に設けられ前記忌避剤及び前記殺虫剤を透過する透過層(4)を備え、前記透過層(4)において、複数の貫通孔(41)が穿設されており、前記貫通孔(41)の面積が0.01~40mm
2
であり、前記透過層(41)の厚み0.03~2mmであることを特徴とする害虫防除用シートである。
【0008】
〔2〕そして、前記透過層の厚みに対する前記貫通孔の面積の比において、(前記貫通孔の面積)/(前記透過層の厚み)=0.3~40であることを特徴とする前記〔1〕に記載の害虫防除用シートである。
【0009】
〔3〕そして、前記透過層(4)の前記貫通孔(41)が、網目状の隙間として形成されていることを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕のいずれかに記載の害虫防除用シートである。
【0010】
〔4〕そして、前記透過層(4)が、ポリオレフィン、フッ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート、エチレン-ビニルアルコール共重合体より選ばれる1種から形成されていることを特徴とする前記〔1〕から前記〔3〕のいずれかに記載の害虫防除用シートである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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