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公開番号
2025074746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185761
出願日
2023-10-30
発明の名称
打具選択診断システムおよび打具選択診断方法
出願人
美津濃株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A63B
71/06 20060101AFI20250507BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】ユーザが打具で実際にボール等の物体を打撃したときの複数のスイング測定データ値の活用度が高められた効果的な打具の選択を提案する。
【解決手段】計測装置100は、物体(ボール5)を打具(バット3)で打撃するときのスイング挙動を入力として、打具の操作性およびインパクト時運動量にそれぞれ依存する第1および第2のスイング測定データ値を出力する。データ解析装置200は、3以上の複数の打具の各々をスイングしたときの、第1および第2スイング測定データ値を入力されて、打具の選択に係る診断情報を生成する。診断情報は、第1スイング測定データ値から算出された打具の操作性の指標値であるスコア値と、第2スイング測定データ値から算出され
る打撃された物体速度
の指標値であるスコア値とを、重み付け係数であるBS値を用いて統合することで算出されたトータルスコア値を用いて生成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
打者が打具をスイングして物体を打撃するときのスイング挙動を入力として、前記打具の操作性に依存する第1スイング測定データ値と前記打撃時に前記打具が有する運動量に依存する第2スイング測定データ値とを出力するように構成された計測装置と、
前記打者が3以上の複数のテスト打具の各々をスイングしたときの前記第1スイング測定データ値および前記第2スイング測定データ値を入力されて、前記打具の選択に係る診断情報を生成するためのデータ解析装置とを備え、
前記データ解析装置は、
前記複数のテスト打具の各々について、前記第1スイング測定データ値に基づいて前記スイングされた打具の操作性の指標値である第1スコア値と、前記第2スイング測定データ値に基づいて打球速度の指標値である第2スコア値とを算出するとともに、前記打者によって指定された重み付けパラメータに基づいて前記第1スコア値および前記第2スコア値を統合したトータルスコア値を算出するスコア算出部と、
前記スコア算出部によって算出された前記複数のテスト打具の各々に対応する前記トータルスコア値を用いて前記診断情報を生成する診断情報生成部とを含む、打具選択診断システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記診断情報は、前記複数のテスト打具の各々の慣性モーメント値と前記複数のテスト打具の各々に対応する前記トータルスコア値とを用いた、前記慣性モーメント値を入力とする前記トータルスコア値の関数近似式を含む、請求項1記載の打具選択診断システム。
【請求項3】
前記複数のテスト打具は、前記打者の属性に対応する打具群のうちの、前記慣性モーメント値が異なる3本のテスト打具であり、
前記関数近似式は、二次関数である、請求項2記載の打具選択診断システム。
【請求項4】
前記3本のテスト打具は、前記打具群のうちの、前記慣性モーメント値が最大である第1テスト打具、前記慣性モーメント値が最小である第2テスト打具、および、前記慣性モーメント値が前記第2テスト打具よりも大きく、かつ、前記第1テスト打具よりも小さい第3テスト打具を含む、請求項3記載の打具選択診断システム。
【請求項5】
前記第1スイング測定データ値は、前記スイングの開始時における前記打具の初期加速度、または、前記スイングの開始時から前記打撃までの所要時間であり、
前記第2スイング測定データ値は、前記打具の重量と、前記スイングの開始時から前記打撃までの前記打具の平均加速度と、前記打撃時の打具スピードとの積で示されるインパクトパワー、または、前記打具の慣性特性と前記打撃時の打具スピードから求められる運動量である、請求項1記載の打具選択診断システム。
【請求項6】
前記第1スイング測定データ値は、前記スイングの開始時から前記打撃までの所要時間であり、
各前記テスト打具をスイングしたときの前記所要時間が、予め定められた第1閾値よりも長いとき、または、前記第1閾値よりも小さい第2閾値より短いときには、当該テスト打具の前記スイングにおける前記第1スイング測定データ値および前記第2スイング測定データ値を用いた前記トータルスコア値の算出は禁止される、請求項1記載の打具選択診断システム。
【請求項7】
前記スコア算出部は、前記第1スコア値と、前記第2スコア値と各前記打具の反発力を示す数値との乗算値とを、前記重み付けパラメータに基づいて統合して、前記トータルスコア値を算出する、請求項1記載の打具選択診断システム。
【請求項8】
前記スコア算出部は、前記第1スコア値と、前記第2スコア値と各前記打具の前記打撃時の反発力を示す数値との乗算値とを、前記重み付けパラメータに基づいて統合した後、さらに、各前記打具の価格を示す数値で除算することによって、前記トータルスコア値を算出する、請求項7記載の打具選択診断システム。
【請求項9】
前記スコア算出部は、各前記打具の前記第1スイング測定データ値および前記第2スイング測定データ値の少なくとも一方について、前記複数のテスト打具をそれぞれスイングしたときの前記第1スイング測定データ値または前記第2スイング測定データ値の中での相対関係を数値化した統計処理値を用いて、前記第1スコア値または前記第2スコア値を算出する、請求項1および6~8のいずれか1項に記載の打具選択診断システム。
【請求項10】
ユーザの入力に基づいて、3以上の複数のテスト打具を選択することと、
打者が打具をスイングして物体を打撃するときのスイング挙動を入力として、前記打具の操作性に依存する第1スイング測定データ値と前記打撃時に前記打具が有する運動量に依存する第2スイング測定データ値とを出力するように構成された計測装置を用いて、前記複数のテスト打具の各々の前記スイング挙動に対する前記第1スイング測定データ値および前記第2スイング測定データ値を取得することと、
前記複数のテスト打具の各々について、前記第1スイング測定データ値に基づいて前記スイングされた打具の操作性の指標値である第1スコア値と、前記第2スイング測定データ値に基づいて打球速度の指標値である第2スコア値とを算出するとともに、前記打者によって指定された重み付けパラメータに基づいて前記第1スコア値および前記第2スコア値を統合したトータルスコア値を算出することと、
算出された前記複数のテスト打具の各々に対応する前記トータルスコア値を用いて、前記打具の選択に係る診断情報を生成することとを備える、打具選択診断方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、打具選択診断システムおよび打具選択診断方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
バットで実際に球を打撃したときの計測データを用いて、打者に適したバットを選択・提案するバット選択システムが、特許第5352805号公報(特許文献1)に記載されている。
【0003】
特許文献1のバット選択システムでは、センサが内蔵されたバット(センサーバット)をスイングして実際に球を打撃したときに、当該センサの計測データから求められた計測値からバットスイングの複数の運動学情報が算出される。さらに、算出された運動学情報を解析することで求められた打者のスイングの評価パラメータと、当該打者によって入力された目指すタイプ(ロングヒッター/アベレージヒッター)とに基づいて、スイングした複数のバットから、目指すタイプに合致した最適な1本のバットを選択して提案することが記載されている。
【0004】
具体的には、スイングした複数のバットに対応して算出された複数の運動学情報から、入力された目指すタイプ(ロングヒッター/アベレージヒッター)に応じて一部の運動学情報を抽出し、複数のバットの間で抽出された運動学情報をソートすることで、最適な1本のバットが選択される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5352805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のバット選択システムでは、解析により複数のスイング測定データ値(運動学情報)を求める一方で、入力された目指すタイプの大別(ロングヒッター/アベレージヒッター)に応じた順序にて、その一部である2種類のスイング測定データ値のみを個別的に比較する2度のステップをもってバットの選択が行われる。このため、求められた複数のスイング測定データ値の活用度に改善の余地があることが理解される。同様の課題は、バット以外の打具(例えば、卓球またはテニスのラケット)で実際にボール等の物体を打撃したときの測定データ値を用いて打具の選択を提案する場合にも生じることが想定される。
【0007】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであって、本開示のある局面における目的は、ユーザが打具で実際にボール等の物体を打撃したときの計測データから求められた複数のスイング測定データ値の活用度が高められた、効果的な打具の選択を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のある実施形態では、打具選択診断システムが提供される。打具選択診断システムは、計測装置と、データ解析装置とを備える。計測装置は、打者が打具をスイングして物体を打撃するときのスイング挙動を入力として、打具の操作性に依存する第1スイング測定データ値と打撃時に打具が有する運動量に依存する第2スイング測定データ値とを出力するように構成される。データ解析装置は、打者が3以上の複数のテスト打具の各々をスイングしたときの第1スイング測定データ値および第2スイング測定データ値を入力されて、打具の選択に係る診断情報を生成する。データ解析装置は、スコア算出部と、診断情報生成部とを含む。コア算出部は、複数のテスト打具の各々について、第1スイング測定データ値に基づいてスイングされた打具の操作性の指標値である第1スコア値と、第2スイング測定データ値に基づいて打球速度(初速)の指標値である第2スコア値とを算出するとともに、打者によって指定された重み付けパラメータに基づいて第1スコア値および第2スコア値を統合したトータルスコア値を算出する。診断情報生成部は、スコア算出部によって算出された複数のテスト打具の各々に対応するトータルスコア値を用いて診断情報を生成する。
【0009】
本開示の他のある実施形態では、打具選択診断方法が提供される。打具選択診断方法は、(1)ユーザの入力に基づいて、3以上の複数のテスト打具を選択することと、(2)打者が打具をスイングして物体を打撃するときのスイング挙動を入力として、打具の操作性に依存する第1スイング測定データ値と打撃時に打具が有する運動量に依存する第2スイング測定データ値とを出力するように構成された計測装置を用いて、複数のテスト打具の各々のスイング挙動に対する第1スイング測定データ値および第2スイング測定データ値を取得することと、(3)複数のテスト打具の各々について、第1スイング測定データ値に基づいてスイングされた打具の操作性の指標値である第1スコア値と、第2スイング測定データ値に基づいて打球速度(初速)の指標値である第2スコア値とを算出するとともに、打者によって指定された重み付けパラメータに基づいて第1スコア値および第2スコア値を統合したトータルスコア値を算出することと、(4)算出された複数のテスト打具の各々に対応するトータルスコア値を用いて、打具の選択に係る診断情報を生成することとを備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ユーザが打具で実際にボール等の物体を打撃したときの計測データから求められた複数のスイング測定データ値の活用度が高められた効果的な打具の選択を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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