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公開番号
2025068207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023177952
出願日
2023-10-16
発明の名称
モータ、およびポンプ装置
出願人
ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
11/33 20160101AFI20250421BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】放熱部材の板厚を厚くしなくとも、放熱部材の熱容量を大きくして、放熱部材の冷却性能を向上させることができるモータ、およびポンプ装置を提供すること。
【解決手段】モータ3は、回転軸線Lを中心に回転するロータ5と、ロータ5の周囲に配置されたステータ6と、ステータ6を覆うとともに、回転軸線Lに沿った軸線方向の一方側L1において開口する筒部74を備える樹脂封止部材70と、筒部74に収容される回路基板8と、筒部74を一方側L1から覆うとともに、金属製の板状部材からなる放熱部材92を備えたカバー部材9と、放熱部材92の一方側L1に設けられたポッティング部材18と、を有する。放熱部材92は、一方側の第1面921aに他方側L2に凹む凹部924と、他方側L2の第2面921bに回路基板8と接触する接触部927と、を備える。ポッティング部材18は、凹部924に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸線を中心に回転するロータと、
前記ロータの周囲に配置されたステータと、
前記ステータを覆うとともに、回転軸線に沿った軸線方向の一方側において開口する筒部を備える樹脂封止部材と、
前記筒部に収容される回路基板と、
前記筒部を前記一方側から覆うとともに、金属製の板状部材からなる放熱部材を備えたカバー部材と、
前記放熱部材の前記一方側に設けられたポッティング部材と、
を有し、
前記放熱部材は、前記一方側の第1面に前記軸線方向の他方側に凹む凹部と、前記軸線方向の他方側の第2面に前記回路基板と接触する接触部と、を備え、
前記ポッティング部材は、前記凹部に設けられていることを特徴とするモータ。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記接触部と前記回路基板との間に配置された熱伝達部材を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記熱伝達部材は、前記接触部と前記回路基板との間で弾性変形していることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記回路基板は、前記一方側の表面に、電子素子を備え、
前記熱伝達部材は、前記電子素子に接触していることを特徴とする請求項2または3に記載のモータ。
【請求項5】
前記電子素子は、電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記放熱部材は、前記第2面で前記軸線方向において前記凹部と重なる位置に、前記他方側に突出する凸部を備え、
前記凸部は、前記接触部であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
請求項1に記載のモータと、
前記モータによって回転駆動されるインペラと、
を有することを特徴とするポンプ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板を冷却するための放熱部材を備えたモータ、およびポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
回路基板を冷却するための放熱部材を備えたモータは、特許文献1に記載されている。同文献のモータは、ロータと、ロータの周方向に配置されたステータと、ステータを覆うハウジングと、モータの回転軸線の一方側に設けられハウジングの収容凹部に収容される回路基板と、収容凹部を覆うカバーと、カバーと回路基板との間に配置された放熱材と、を有する。カバーは、金属製の板状部材からなり、プレス加工によって形成されている。カバーは、回路基板側に凹んで回路基板との間で放熱材を挟む凹部と、複数のリブと、を備える。回路基板で発生した熱は、放熱材を介してカバーから放熱される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-151925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなモータは、高出力化が求められている。しかしながら、モータが高出力化した場合、回路基板で発生する熱量が大きくなるので、回路基板をより冷却させることが求められる。この場合、放熱部材として機能するカバーの板厚を厚くすることによって、カバーの熱容量を大きくし、カバーの冷却性能を向上させることが考えられる。しかしながら、カバーの板厚を厚くした場合には、プレス加工が難しくなる。このため、カバーの板厚を厚くすることには限界があり、カバーの熱容量を大きくすることができないという問題がある。
【0005】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、放熱部材の板厚を厚くしなくとも、放熱部材の熱容量を大きくして、放熱部材の冷却性能を向上させることができるモータ、およびポンプ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のモータは、回転軸線を中心に回転するロータと、前記ロータの周囲に配置されたステータと、前記ステータを覆うとともに、回転軸線に沿った軸線方向の一方側において開口する筒部を備える樹脂封止部材と、前記筒部に収容される回路基板と、前記筒部を前記一方側から覆うとともに、金属製の板状部材からなる放熱部材を備えたカバー部材と、前記放熱部材の前記一方側に設けられたポッティング部材と、を有し、前記放熱部材は、前記一方側の第1面に前記軸線方向の他方側に凹む凹部と、前記軸線方向の他方側の第2面に前記回路基板と接触する接触部と、を備え、前記ポッティング部材は、前記凹部に設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、金属製の放熱部材の凹部には、ポッティング部材が設けられている。したがって、放熱部材の板厚を厚くしなくとも、ポッティング部材が設けられることによって放熱部材の熱容量は大きくなるので、放熱部材の冷却性能が向上する。また、ポッティング部材は凹部に設けられるので、ポッティング部材を放熱部材に配置しやすい。
【0008】
本発明において、前記接触部と前記回路基板との間に配置された熱伝達部材を有するこ
とができる。
【0009】
本発明において、前記熱伝達部材は、前記接触部と前記回路基板との間で弾性変形していることが好ましい。このようにすれば、熱伝達部材を介して、放熱部材と回路基板とを確実に接触させることができる。
【0010】
本発明において、前記回路基板は、前記一方側の面に、電子素子を備え、前記熱伝達部材は、前記電子素子に接触していることが好ましい。ここで、回路基板が動作する際、電子素子は、発熱する熱源となる。したがって、熱伝達部材が電子素子に接触しているので、放熱部材は、熱伝達部材を介して、効率的に回路基板を冷却することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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