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公開番号
2024166372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024161267,2021057619
出願日
2024-09-18,2021-03-30
発明の名称
複合加工糸及び織編物
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D02G
3/34 20060101AFI20241121BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約
【課題】生産性に優れ、清涼感のある風合いとしなやかなドレープ性、高級感ある発色性と光沢感を有する、環境配慮型の複合加工糸、及び織編物を提供する。
【解決手段】セルロース系フィラメントのみで構成され、芯糸及び押え糸からなる仮撚スラブ加工糸であって、前記押え糸のセルロース系フィラメントの総繊度が30~84dtexであり、単繊維繊度が1.0~6.5dtexであり、前記押え糸が3重に捲回したスラブ部と、前記芯糸に1重に捲回した道中部とが、前記芯糸及び前記押え糸の長手方向に交互に形成されている複合加工糸、並びに当該複合加工糸を含み、前記複合加工糸の混用率が25~100質量%である、織編物を選択する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
セルロース系フィラメントのみで構成され、芯糸及び押え糸からなる仮撚スラブ加工糸であって、
前記押え糸のセルロース系フィラメントの総繊度が30~84dtexであり、単繊維繊度が1.0~6.5dtexであり、
前記押え糸が3重に捲回したスラブ部と、前記芯糸に1重に捲回した道中部とが、前記芯糸及び前記押え糸の長手方向に交互に形成されている、複合加工糸。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
セルロース系フィラメントのみで構成され、芯糸及び押え糸からなる仮撚スラブ加工糸であって、
前記押え糸が3重に捲回したスラブ部と、前記芯糸に1重に捲回した道中部とが、前記芯糸及び前記押え糸の長手方向に交互に形成されており、
前記スラブ部の最大長さと最小長さとの差が、30mm以上である、複合加工糸。
【請求項3】
総繊度が、180~400dtexである、請求項1または2に記載の複合加工糸。
【請求項4】
前記スラブ部の最大長さと最小長さとの差が、30mm以上である、請求項1に記載の複合加工糸。
【請求項5】
前記スラブ部の最大長さが70~120mmであり、前記スラブ部の最小長さが10~50mmである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の複合加工糸。
【請求項6】
前記セルロース系フィラメントが、アセテート、レーヨン、又はキュプラである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の複合加工糸。
【請求項7】
前記芯糸が2本以上からなり、
少なくとも1本の前記芯糸が、他の前記芯糸に比べて糸長差が5~40%である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の複合加工糸。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の複合加工糸を含み、
前記複合加工糸の混用率が、25~100質量%である、織編物。
【請求項9】
シワ加工がされている、請求項8に記載の織編物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合加工糸及び織編物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スラブ形状を有する外観と膨らみ感、フィラメント糸の持つ上品な光沢感を併せ持つ各種の差異化された複合加工糸が提案されている。
【0003】
最近の消費者ニーズの多様化に伴って、従来の特徴をできるだけ維持しつつ、更なる質感の向上、快適さ、環境への低負荷となる複合加工糸及び該加工糸を含む織編物が求められている。
【0004】
かかる要求に対し、例えば、特許文献1では、セルロース系フィラメント糸の混率が70%以上である合撚糸を用いたマイルドなスラブ形態を有する織物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-037678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の織物は、セルロース系フィラメント糸を合撚糸とする必要があり、生産性に課題がある。また、セルロース系フィラメント糸を合撚糸とすることで、スラブ形態にナチュラルさが失われ、膨らみ感が弱くなる等の課題がある。
【0007】
本発明は、生産性に優れ、清涼感のある風合いとしなやかなドレープ性、高級感ある発色性と光沢感を有する、環境配慮型の複合加工糸、及び織編物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の態様を有する。
[1] セルロース系フィラメントのみで構成され、芯糸及び押え糸からなる仮撚スラブ加工糸であって、
前記芯糸の総繊度と前記押え糸の総繊度との比が3:1~5:1であり、
前記押え糸が3重に捲回したスラブ部と、前記芯糸に1重に捲回した道中部とが、前記芯糸及び前記押え糸の長手方向に交互に形成されている、複合加工糸。
[2] 総繊度が、180~400dtexである、[1]に記載の複合加工糸。
[3] 前記押え糸のセルロース系フィラメントの総繊度が30~84dtexであり、単繊維繊度が1.0~6.5dtexである、[1]又は[2]に記載の複合加工糸。
[4] 前記スラブ部の最大長さと最小長さとの差が、30mm以上である、[1]乃至[3]のいずれかに記載の複合加工糸。
[5] 前記スラブ部の最大長さが70~120mmであり、前記スラブ部の最小長さが10~50mmである、[1]乃至[4]のいずれかに記載の複合加工糸。
[6] 前記セルロース系フィラメントが、アセテート、レーヨン、又はキュプラである、[1]乃至[5]のいずれかに記載の複合加工糸。
[7] 前記芯糸が2本以上からなり、
少なくとも1本の前記芯糸が、他の前記芯糸に比べて糸長差が5~40%である、[1]乃至[6]のいずれかに記載の複合加工糸。
[8] [1]乃至[7]のいずれかに記載の複合加工糸を含み、
前記複合加工糸の混用率が、25~100質量%である、織編物。
[9] シワ加工がされている、[8]に記載の織編物。
【発明の効果】
【0009】
本発明の複合加工糸によれば、生産性に優れ、清涼感のある風合いとしなやかなドレープ性、高級感ある発色性と光沢感を有する、環境配慮型の織編物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明において、「織編物」は、織物または編物を示す。
なお、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値および上限値として含むことを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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