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公開番号2024159901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024140102,2020120401
出願日2024-08-21,2020-07-14
発明の名称取水方法、供給装置および取水システム
出願人株式会社高田地研
代理人個人,個人
主分類E03B 3/08 20060101AFI20241031BHJP(上水;下水)
要約【課題】地下水を利用するにあたって、地下水に含まれる金属成分を効率的に除去する。
【解決手段】取水方法は、地下水を汲み上げる揚水井戸の周囲の地中に掘られた孔における地下水に、少なくとも酸素を含む流体を供給する工程と、揚水井戸から地下水を汲み上げる工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地下水を汲み上げる揚水井戸の周囲の地中に掘られた孔における地下水に、少なくとも酸素を含む流体を供給する工程と、
前記揚水井戸から地下水を汲み上げる工程と、
を備える取水方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記揚水井戸から汲み上げた地下水を、前記孔に注入する工程を備える請求項1に記載の取水方法。
【請求項3】
前記孔における地下水を排出する工程を備える請求項1に記載の取水方法。
【請求項4】
前記孔は、前記揚水井戸を取り囲むように複数設けられる請求項1に記載の取水方法。
【請求項5】
地下水を汲み上げる揚水井戸の周囲の地中に掘られた孔の内部に設置され、流体が流れる流路部と、
前記流路部に少なくとも酸素を含む流体を供給する供給部と、
を備える供給装置。
【請求項6】
前記揚水井戸から汲み上げた地下水を、前記孔に送る送水部を備える請求項5に記載の供給装置。
【請求項7】
前記孔における地下水を排出する排出部を備える請求項5に記載の供給装置。
【請求項8】
前記排出部における地下水の排出に関する通知を行う通知部を備える請求項7に記載の供給装置。
【請求項9】
地下水を汲み上げる揚水井戸と、
前記揚水井戸の周囲に掘られた孔と、
前記孔の内部に設置され、流体が流れる流路部と、
前記流路部に少なくとも酸素を含む流体を供給する供給部と、
を備える取水システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、取水方法、供給装置および取水システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
地下水には、鉄分やマンガンなどの金属成分が多量に含まれる場合があり、その地下水の利用が制限される場合があった。
例えば特許文献1には、エアレーション槽内に処理すべき地下水を供給し、エアレーション槽の下部から空気または酸素を吹込むことにより地下水をエアレーションし、地下水中に含有されている第1鉄イオンを酸化させる方法において、エアレーション槽内の地下水中に担体を添加し、エアレーション槽の下部から吹き込まれた空気または酸素により、地下水と共に担体を流動化させることによって、地下水中に生成したオキシ水酸化鉄を担体の表面上に付着させ、その表面上にオキシ水酸化鉄が担持された触媒を形成し、このようにして形成された触媒によって、地下水中に存在する第1鉄イオンを酸化させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-1157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、地下から汲み上げた地下水に含まれる鉄分やマンガンなどの金属成分を取り除くためには、濾材や薬剤などが用いられていた。しかしながら、このような濾材や薬剤は、定期的に交換したり補充したりする必要があり、効率的ではなかった。
本発明は、地下水を利用するにあたって、地下水に含まれる金属成分を効率的に除去することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと、本発明は、地下水を汲み上げる揚水井戸の周囲の地中に掘られた孔における地下水に、少なくとも酸素を含む流体を供給する工程と、揚水井戸から地下水を汲み上げる工程と、を備える取水方法である。
ここで、揚水井戸から汲み上げた地下水を、孔に注入する工程を備えることができる。
また、孔における地下水を排出する工程を備えることができる。
また、孔は、揚水井戸を取り囲むように複数設けられることができる。
そして、かかる目的のもと、本発明は、地下水を汲み上げる揚水井戸の周囲の地中に掘られた孔の内部に設置され、流体が流れる流路部と、流路部に少なくとも酸素を含む流体を供給する供給部と、を備える供給装置である。
ここで、揚水井戸から汲み上げた地下水を、孔に送る送水部を備えることができる。
また、孔における地下水を排出する排出部を備えることができる。
また、排出部における地下水の排出に関する通知を行う通知部を備えることができる。
そして、かかる目的のもと、本発明は、地下水を汲み上げる揚水井戸と、揚水井戸の周囲に掘られた孔と、孔の内部に設置され、流体が流れる流路部と、流路部に少なくとも酸素を含む流体を供給する供給部と、を備える取水システムである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、地下水を利用するにあたって、地下水に含まれる金属成分を効率的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の取水システムの断面図である。
第1実施形態の取水システムの上面図である。
第1実施形態の取水システムの動作フロー図である。
第2実施形態の取水システムの断面図である。
第2実施形態の取水システムの上面図である。
第3実施形態の取水システムの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
【0009】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の取水システム1の断面図である。
図2は、第1実施形態の取水システム1の上面図である。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の取水システム1は、地下水を汲み上げる揚水井戸10と、揚水井戸10の周囲に設けられて、少なくとも酸素を含む気体を地中に注入する注入装置20(供給装置の一例)と、揚水井戸10および注入装置20を制御する制御装置30と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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