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公開番号2024149048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062712
出願日2023-04-07
発明の名称動画像復号装置および動画像符号化装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/103 20140101AFI20241010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】符号化効率を向上させることができる動画像符号化・復号装置を提供する。
【解決手段】
符号化データから変換係数と符号予測パラメータを復号するパラメータ復号部と、変換係数の符号を予測するサイン予測部を備え、前記サイン予測部は、符号情報のない変換係数の符号の組み合わせの候補に対して、隣接ブロックとの境界画素を参照したコストを導出し、前記コストに基づいて前記符号を予測し、前記パラメータ復号部によって復号された符号予測パラメータを用いて、予測した変換係数の符号を修正する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
符号化データから変換係数と符号予測パラメータを復号するパラメータ復号部と前記変換係数の符号を予測するサイン予測部を備える動画像復号装置であって、
前記サイン予測部は、符号情報のない変換係数の符号の組み合わせの候補に対して、隣接ブロックとの境界画素を参照したコストを導出し、前記コストに基づいて前記符号を予測し、
前記パラメータ復号部によって復号された符号予測パラメータを用いて、予測した変換係数の符号を修正することを特徴とする動画像復号装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記サイン予測部は、対象ブロックの変換係数の復号に用いるパラメータに応じてサイン予測の動作を変更することを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項3】
前記変換係数の復号に用いるパラメータは、量子化パラメータであることを特徴とする請求項2に記載の動画像復号装置。
【請求項4】
前記変換係数の復号に用いるパラメータは、変換係数のラスト位置であることを特徴とする請求項2に記載の動画像復号装置。
【請求項5】
前記変換係数の復号に用いるパラメータは、変換係数が所定の値よりも大きいか否かを示すシンタックス要素であることを特徴とする請求項2に記載の動画像復号装置。
【請求項6】
前記サイン予測部は、対象ブロックの変換係数の復号に用いるパラメータに応じてサイン予測を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項7】
前記サイン予測部は、対象ブロックの変換係数の復号に用いるパラメータに応じて予測する符号の個数を変更することを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項8】
変換係数と符号予測パラメータを符号化するパラメータ符号化部と前記変換係数の符号を予測するサイン予測部を備える動画像符号化装置であって、
前記サイン予測部は、符号情報のない変換係数の符号の組み合わせの候補に対して、隣接ブロックとの境界画素を参照したコストを導出し、前記コストに基づいて前記符号を予測し、
予測した符号が前記変換係数の符号と同じか否かを示す符号予測パラメータを導出することを特徴とする動画像符号化装置。
【請求項9】
前記サイン予測部は、対象ブロックの量子化パラメータに応じて予測する符号の個数を変更することを特徴とする請求項8に記載の動画像符号化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、動画像復号装置および動画像符号化装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやHEVC(High-Efficiency Video Coding)、VVC(Versatile Video Coding)方式などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、HEVC/H.265やVVC/H.266には、変換係数毎に符号を符号化する技術が開示されている。また、非特許文献1には、変換係数の符号を予測し、予測符号誤差を符号化するサイン予測(Sign Prediction)と呼ばれる技術が開示されている。非特許文献2には、サイン予測を行う対象となる変換係数を選択するための変換係数ソート、サイン予測を行うブロックサイズ制限、非分離変換時のサイン予測を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
"Residual Coefficient Sign Prediction", JVET-D0031, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 4th Meeting, Chengdu, CN, Oct, 2016
"EE2-4.3 related: More combined test results for sign prediction", JVET-Y0141, Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29, 25th Meeting, by teleconference, January 2022
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1や非特許文献2に記載の方法では、予測する符号の数が増えると組み合わせが累乗で増えるため、計算量が増えるという課題がある。また、量子化、変換のプロセスに加えサイン予測が加わることにより、残差を導出するまでに要するサイクル数が増加するという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る動画像復号装置は、符号化データから変換係数と符号予測パラメータを復号するパラメータ復号部と前記変換係数の符号を予測するサイン予測部を備え、前記サイン予測部は、符号情報のない変換係数の符号の組み合わせの候補に対して、隣接ブロックとの境界画素を参照したコストを導出し、前記コストに基づいて前記符号を予測し、前記パラメータ復号部によって復号された符号予測パラメータを用いて、予測した変換係数符号を修正することを特徴とする。
【0010】
前記サイン予測部は、対象ブロックの変換係数の復号に用いるパラメータに応じてサイン予測の動作を変更することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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