TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024113951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019252
出願日2023-02-10
発明の名称冷凍サイクル装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25B 13/00 20060101AFI20240816BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷房時又は暖房時における最小能力を低減可能な冷凍サイクル装置を提供すること。
【解決手段】冷凍サイクル装置は、第1冷媒回路と、第2冷媒回路とを備える。第1冷媒回路は、圧縮機、第1室外熱交換器、第1膨張弁、及び室内熱交換器を有する。第2冷媒回路は、弁及び第2室外熱交換器を有しており、一方が第1冷媒回路の第1位置に接続され、他方が第1冷媒回路の第2位置に接続される。冷房運転では、第1室外熱交換器が凝縮器として機能し、かつ前記室内熱交換器が蒸発器として機能する。冷房運転において室温と第1目標温度との差が第1所定値以下になると、第2室外熱交換器が蒸発器として機能する。暖房運転では、第1室外熱交換器が蒸発器として機能し、かつ室内熱交換器が凝縮器として機能する。暖房運転において室温と第2目標温度との差が第2所定値以下になると、第2室外熱交換器が凝縮器として機能する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機、第1室外熱交換器、第1膨張弁、及び室内熱交換器を有する第1冷媒回路と、
弁及び第2室外熱交換器を有し、一方が前記第1冷媒回路の第1位置に接続され、他方が前記第1冷媒回路の第2位置に接続される第2冷媒回路と、
冷房運転又は暖房運転を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記冷房運転では、前記第1室外熱交換器を凝縮器として機能し、かつ前記室内熱交換器を蒸発器として機能するように、前記圧縮機と前記第1膨張弁とを制御し、
前記冷房運転において室温と第1目標温度との差が第1所定値以下になると、前記第2室外熱交換器が蒸発器として機能するように前記弁を制御し、
前記暖房運転では、前記第1室外熱交換器を蒸発器として機能させ、かつ前記室内熱交換器を凝縮器として機能するように、前記圧縮機と前記第1膨張弁とを制御し、
前記暖房運転において室温と第2目標温度との差が第2所定値以下になると、前記第2室外熱交換器が凝縮器として機能するように前記弁を制御する、冷凍サイクル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2室外熱交換器を通過する気流を発生可能なファンを備え、
前記制御部は、前記第2室外熱交換器が蒸発器又は凝縮器として機能する場合に、前記ファンにより前記気流を発生させる、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項3】
前記第1室外熱交換器及び前記第2室外熱交換器は対向する、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項4】
前記第1位置及び前記第2位置は、前記室内熱交換器及び前記圧縮機の間の位置であり、
前記第2位置は、前記第1位置より前記圧縮機側の位置である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
【請求項5】
前記第2位置は、前記圧縮機における吸込口、又は前記圧縮機に設けられるアキュムレータの流入口である、請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項6】
前記弁は、前記第2冷媒回路において前記第1位置と前記第2室外熱交換器との間に位置し、
前記圧縮機から吐出された冷媒を、前記第2室外熱交換器に前記冷媒が流すか否かを切り換え、前記第2位置に位置する三方弁を更に備える、請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項7】
前記第1位置は、前記第1冷媒回路において前記第1室外熱交換器と前記第1膨張弁との間の位置であり、
前記第2位置は、前記第1冷媒回路において前記第1膨張弁と前記室内熱交換器との間の位置であり、
前記弁は、第2膨張弁であって、前記第1室外熱交換器と前記第2室外熱交換器との間に位置する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
【請求項8】
前記第2冷媒回路は、前記第2室外熱交換器と前記第2位置との間に第3膨張弁を更に有する、請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記室温と前記第2目標温度との差が前記第2所定値以下になると、前記第2膨張弁及び前記第3膨張弁の各開度を、前記第2膨張弁の方が前記第3膨張弁よりも小さくなるように制御する、請求項8に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項10】
前記第1室外熱交換器は、前記第2室外熱交換器よりも前記気流の下流側に位置する、請求項1から3のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は、冷房運転時に、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器の順に冷媒が循環するように接続された冷媒回路を備える。冷媒サイクル装置は更に、圧縮機の吐出口から二方弁、減圧部、蓄熱熱交換器、圧縮機吸入口の順に冷媒が流れるように接続されたバイパス回路を更に備える。冷凍サイクル装置では、室内温度が目標温度を下回った状態を所定時間継続すると、二方弁が開放されて、冷媒回路で流通する冷媒の一部がバイパス回路に流入する。その結果、室内熱交換器における熱交換量が減少し、冷房能力が低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-37288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空気調和機には、冷房能力だけでなく暖房能力の低減も求められる。
【0005】
本発明の目的は、冷房時又は暖房時における最小能力を低減可能な冷凍サイクル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1形態に係る冷凍サイクル装置は、第1冷媒回路と、第2冷媒回路と、制御部とを備える。前記第1冷媒回路は、圧縮機、第1室外熱交換器、第1膨張弁、及び室内熱交換器を有する。前記第2冷媒回路は、弁及び第2室外熱交換器を有し、一方が前記第1冷媒回路の第1位置に接続され、他方が前記第1冷媒回路の第2位置に接続される。前記制御部は、冷房運転又は暖房運転を制御する。前記制御部は、前記冷房運転では、前記第1室外熱交換器を凝縮器として機能し、かつ前記室内熱交換器を蒸発器として機能するように、前記圧縮機と前記第1膨張弁とを制御する。前記制御部は、前記冷房運転において室温と第1目標温度との差が第1所定値以下になると、前記第2室外熱交換器が蒸発器として機能するように前記弁を制御する。前記制御部は、前記暖房運転では、前記第1室外熱交換器を蒸発器として機能させ、かつ前記室内熱交換器を凝縮器として機能するように、前記圧縮機と前記第1膨張弁とを制御する。前記制御部は、前記暖房運転において室温と第2目標温度との差が第2所定値以下になると、前記第2室外熱交換器が凝縮器として機能するように前記弁を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、冷房時又は暖房時における最小能力を低減可能な冷凍サイクル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機を示す図である。
図1に示す冷凍サイクル装置の冷房運転時の動作を示すフローチャートである。
図1に示す冷凍サイクル装置の暖房運転時の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機を示す図である。
第3実施形態に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機を示す図である。
第4実施形態に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機を示す図である。
第5実施形態に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機を示す図である。
第6実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷房運転時の動作を示すフローチャートである。
第6実施形態に係る冷凍サイクル装置10Aの暖房運転時の動作を示すフローチャートである。
図9に示されるステップS407の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明による冷凍サイクル装置の各実施形態を説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
「第1実施形態」
図1は、第1実施形態に係る冷凍サイクル装置10Aを備えた空気調和機100のブロック図である。図1には、冷房運転時の空気調和機100が示される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シャープ株式会社
冷蔵庫
19日前
シャープ株式会社
表示方法
2日前
シャープ株式会社
ドライヤ
20日前
シャープ株式会社
照明装置
6日前
シャープ株式会社
処理装置
19日前
シャープ株式会社
表示装置
3日前
シャープ株式会社
加熱調理機
23日前
シャープ株式会社
画像形成装置
10日前
シャープ株式会社
画像形成装置
18日前
シャープ株式会社
画像形成装置
18日前
シャープ株式会社
画像処理装置
17日前
シャープ株式会社
ファクシミリ装置
16日前
シャープ株式会社
太陽電池モジュール
3日前
シャープ株式会社
太陽電池モジュール
3日前
シャープ株式会社
システム及び端末装置
19日前
シャープ株式会社
バックライトユニット
17日前
シャープ株式会社
管理サーバ及び管理方法
10日前
シャープ株式会社
管理サーバ及び管理方法
10日前
シャープ株式会社
通信装置および通信方法
18日前
シャープ株式会社
風向調整装置及び空気調和機
23日前
シャープ株式会社
動画像符号化装置、復号装置
17日前
シャープ株式会社
自動走行装置及び自動走行方法
23日前
シャープ株式会社
IMS分析装置及びIMS分析方法
12日前
シャープ株式会社
印刷装置、及び印刷装置の制御方法
3日前
シャープ株式会社
端末装置、基地局装置および通信方法
6日前
シャープ株式会社
端末装置、基地局装置、方法、集積回路
18日前
シャープ株式会社
表示装置、画像処理装置、及び表示方法
23日前
シャープ株式会社
定着装置およびそれを備えた画像形成装置
2日前
シャープ株式会社
光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
17日前
シャープ株式会社
3Dデータ符号化装置および3Dデータ復号装置
17日前
シャープ株式会社
情報処理装置及びコミュニケーションの管理方法
19日前
シャープ株式会社
3Dデータ復号装置および3Dデータ符号化装置
17日前
シャープ株式会社
印刷システム、情報処理装置およびジョブ設定方法
16日前
シャープ株式会社
身体情報測定装置および身体情報測定装置の制御方法
10日前
シャープ株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
13日前
シャープ株式会社
情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
9日前
続きを見る