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公開番号2024080850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194141
出願日2022-12-05
発明の名称車両下部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240610BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ロッカの接合部分の隙間を塞ぎつつ、剛性を確保する車両下部構造を実現する。
【解決手段】車両下部構造は、車両下部の側部において車両前後方向に延びるように設けられ、底面部と18、立壁部20と、を有する左右一対のフロントロッカ12と、前記フロントロッカ12より後方に設けられ前記フロントロッカ12と接合される、底面部22と、立壁部24と、を有する左右一対のリヤロッカ14と、前記フロントロッカ12の後端と前記リヤロッカ14の前端との左右それぞれの接合部分を補強する補強部材16と、を備え、前記接合部分は、前記フロントロッカ12および前記リヤロッカ14両者の底面部18,22と立壁部20,24とがそれぞれ互いに重なり合う部分を含み、前記補強部材16は、前記接合部分において、前記両者の底面部18,22と前記両者の立壁部20,24とに沿うように設けられる断面L字形状の部材である、ことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両下部の側部において車両前後方向に延びるように設けられ、底面部と、立壁部と、を有する左右一対のフロントロッカと、
前記フロントロッカより後方に設けられ前記フロントロッカと接合される、底面部と、立壁部と、を有する左右一対のリヤロッカと、
前記フロントロッカの後端と前記リヤロッカの前端との左右それぞれの接合部分を補強する補強部材と、
を備え、
前記接合部分は、前記フロントロッカおよび前記リヤロッカ両者の底面部と立壁部とがそれぞれ互いに重なり合う部分を含み、
前記補強部材は、前記接合部分において、前記両者の底面部と前記両者の立壁部とに沿うように設けられる断面L字形状の部材である、
ことを特徴とする車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造、特に、車両のロッカに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両下部構造において、ロッカまわりの剛性を向上させるための様々な構造が提案されている。ロッカは左右のドアの真下に位置し車体の側面を構成する強度部材であるため、ロッカまわりの剛性の向上が車体の剛性の向上につながるからである。
【0003】
例えば、特許文献1には、ロッカーインナおよびロッカーインナリヤのそれぞれの端部を延長形成して相互のオーバラップ部を設け、ロッカーインナリヤの断面をコ字状および平坦状とする構造が示されている。かかる構成により、実質的に部品点数を増やすことなく、従来の構造と同等以上の剛性が確保できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-268340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両のロッカ構造においては、複数の骨格部材を用意し補強し合う構成とする場合に、当該複数の部材の重なり合う部分に隙間が生じることがある。
【0006】
また、エンジン車で使用する既存のプラットフォームをBEV(Battery Electric Vehicle)で使用する場合にも、車体の骨格に隙間が生じることがある。すなわち、いわゆる共通プラットフォームでは、BEVにおいては、バッテリを搭載するために一部の骨格部材が除かれることにより、エンジン車では骨格部材で埋められていた隙間が出現することがある。
【0007】
上記のような隙間は水漏れの要因となり得るため、車両のロッカ構造においては、隙間を生じさせない、または、隙間を塞ぐ構造とすることが必要となる。ここで、隙間を塞ぐための部材を設ける場合には、隙間を塞ぐだけではなく、補強部材として剛性の向上に貢献できる部材であることが望ましい。
【0008】
そこで、本明細書では、ロッカの接合部分の隙間を塞ぎつつ、剛性を確保する車両下部構造を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書で開示する車両下部構造は、車両下部の側部において車両前後方向に延びるように設けられ、底面部と、立壁部と、を有する左右一対のフロントロッカと、前記フロントロッカより後方に設けられ前記フロントロッカと接合される、底面部と、立壁部と、を有する左右一対のリヤロッカと、前記フロントロッカの後端と前記リヤロッカの前端との左右それぞれの接合部分を補強する補強部材と、を備え、前記接合部分は、前記フロントロッカおよび前記リヤロッカ両者の底面部と立壁部とがそれぞれ互いに重なり合う部分を含み、前記補強部材は、前記接合部分において、前記両者の底面部と前記両者の立壁部とに沿うように設けられる断面L字形状の部材である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本明細書で開示の車両下部構造によれば、フロントロッカの底面部とリヤロッカの底面部との重なり合う部分、および、フロントロッカの立壁部とリヤロッカの立壁部との重なり合う部分に沿うように断面L字形状の補強部材が設けられる。したがって、フロントロッカとリヤロッカとの接合部分の隙間を補強部材で塞ぐことができる。また、当該補強部材は、隙間を塞ぐだけではなく、車両下部の剛性の向上に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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