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公開番号2024072552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183430
出願日2022-11-16
発明の名称薄膜回路基板、電子部品実装用パッケージ、および電子モジュール
出願人京セラ株式会社
代理人
主分類H01P 3/02 20060101AFI20240521BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 信号の伝送において信号電力の損失を低減可能な薄膜回路基板を提供すること。
【解決手段】 薄膜回路基板は、基部と、基部の上面の第1領域に位置する第1接地導体と、基部の上面の第2領域に位置する第2接地導体と、基部の下面に位置する下面接地導体と、第1信号導体と、を備える。基部は、下面と、第1側面を有する側面と、第1貫通孔と、を有する。第1貫通孔は、第1領域に位置する。第1信号導体は、第1接地導体と第2接地導体の間に位置している。第1信号導体は、第1電極部と、第1電極部と離れて位置する第2電極部と、第1電極部と接続する第1線路部と、第2電極部と接続する第2線路部と、を有する。基部は、第1電極部と第2電極部との間に位置する第1開口部を有する。第1接地導体は、第1ビア導体を有する。第1ビア導体は、第1貫通孔内に位置している。側面視において、第1ビア導体は、第1開口部と重なって位置している。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1領域および該第1領域と離れて位置する第2領域を有する上面と、該上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面を接続する側面と、前記第1領域に位置するとともに前記上面から前記下面にかけて貫通する第1貫通孔と、を有する基部と、
前記第1領域に位置する第1接地導体と、
前記第2領域に位置する第2接地導体と、
前記下面に位置する下面接地導体と、
前記上面において、前記第1接地導体と前記第2接地導体の間に位置する第1信号導体と、を備え、
前記側面は、第1側面を有し、
前記第1信号導体は、第1電極部と、前記第1電極部と離れて位置する第2電極部と、前記第1電極部に接続されて前記第1側面から遠ざかるように延びる第1線路部と、前記第2電極部に接続されて前記第1側面に近づくように延びる第2線路部と、を有し、
前記基部は、前記第1電極部と前記第2電極部との間に位置する第1開口部を更に有しており、
前記第1接地導体は、前記第1貫通孔内に位置し前記第1接地導体と前記下面接地導体を電気的に接続する第1ビア導体を有し、
前記第1線路部が延びる方向を第1方向とし、第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、
前記第2方向からの側面視において、前記第1ビア導体は、前記第1開口部と重なって位置している、薄膜回路基板。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記基部は、前記第2領域に位置するとともに前記上面から前記下面にかけて貫通する第2貫通孔を更に有し、
前記第2接地導体は、前記第2貫通孔内に位置し前記第2接地導体と前記下面接地導体を電気的に接続する第2ビア導体を有し、
前記第2方向からの側面視において、前記第2ビア導体は、前記第1開口部と重なって位置している、請求項1に記載の薄膜回路基板。
【請求項3】
前記基部は、前記第1領域に位置するとともに前記上面から前記下面にかけて貫通する1つ又は複数の第3貫通孔を更に有し、
前記第1接地導体は、前記第3貫通孔内に位置し前記第1接地導体と前記下面接地導体を電気的に接続する第3ビア導体を有し、
前記第3貫通孔は、前記第1線路部と間を空けるとともに、前記第1線路部と並んで位置し、
前記第1貫通孔の平面視における面積は、前記第3貫通孔の平面視における面積よりも大きい、請求項2に記載の薄膜回路基板。
【請求項4】
前記基部は、前記第2領域に位置するとともに前記上面から前記下面にかけて貫通する1つ又は複数の第4貫通孔を更に有し、
前記第2接地導体は、前記第4貫通孔内に位置し前記第2接地導体と前記下面接地導体を電気的に接続する第4ビア導体を有し、
前記第4貫通孔は、前記第1線路部と間を空けて前記第1線路部と並んで位置するとともに、前記第2方向において前記第1線路部を挟んで前記第3貫通孔の反対側に位置し、
前記第2貫通孔の平面視における面積は、前記第4貫通孔の平面視における面積よりも大きい、請求項3に記載の薄膜回路基板。
【請求項5】
前記上面に位置し、前記第1接地導体と前記第2接地導体の間に位置するとともに前記第1信号導体と間を空けて位置する第2信号導体を更に備え、
前記第2信号導体は、
第3電極部と、
前記第3電極部と離れて位置する第4電極部と、
前記第3電極部に接続されて前記第1側面から遠ざかるように延びる第3線路部と、
前記第4電極部に接続されて前記第1側面に近づくように延びる第4線路部と、を有し、
前記基部は、前記第3電極部と前記第4電極部との間に位置する第2開口部を更に有している、請求項1に記載の薄膜回路基板。
【請求項6】
前記上面に位置する第3接地導体および第2信号導体を更に備え、
前記上面は、前記第2方向において前記第1領域を挟んで前記第2領域と反対側に位置する第3領域を有し、
前記第3接地導体は、前記第3領域に位置し、
前記第2信号導体は、
前記上面において、前記第1接地導体と前記第3接地導体の間に位置するとともに、
第3電極部と、前記第3電極部と離れて位置する第4電極部と、前記第3電極部に接続されて前記第3電極部から遠ざかるように延びる第3線路部と、前記第4電極部に接続されて前記第3線路部が延びる方向と反対側に延びる第4線路部と、を有し、
前記基部は、前記第3電極部と前記第4電極部との間に位置する第2開口部と、前記第1領域に位置するとともに前記上面から前記下面にかけて貫通する1つ又は複数の第5貫通孔と、を更に有し、
前記第1接地導体は、前記第5貫通孔内に位置し前記第3接地導体と前記下面接地導体を電気的に接続する第5ビア導体を有し、
前記第5貫通孔は、前記第1方向において、前記第1貫通孔と間を空けて前記第1貫通孔と並んで位置し、
前記第1貫通孔は、前記第2方向において、前記第1開口部と前記第2開口部の間に位置しており、
前記第1貫通孔の平面視における面積は、前記第5貫通孔の平面視における面積よりも大きい、請求項1に記載の薄膜回路基板。
【請求項7】
前記上面に位置する第3接地導体および第2信号導体を更に備え、
前記上面は、前記第2方向において前記第1領域を挟んで前記第2領域と反対側に位置する第3領域を有し、
前記第3接地導体は、前記第3領域に位置し、
前記第2信号導体は、
前記上面において、前記第1接地導体と前記第3接地導体の間に位置するとともに、
第3電極部と、前記第3電極部と離れて位置する第4電極部と、前記第3電極部に接続されて前記第1側面から遠ざかるように延びる第3線路部と、前記第4電極部に接続されて前記第1側面に近づくように延びる第4線路部と、を有し、
前記基部は、前記第3電極部と前記第4電極部との間に位置する第2開口部と、前記第1領域に位置するとともに前記上面から前記下面にかけて貫通する1つ又は複数の第5貫通孔と、を更に有し、
前記第1接地導体は、前記第5貫通孔内に位置し前記第3接地導体と前記下面接地導体を電気的に接続する第5ビア導体を有し、
前記第5貫通孔は、前記第1方向において、前記第1貫通孔と間を空けて前記第1貫通孔と並んで位置し、
前記第1貫通孔は、前記第2方向において、前記第1開口部と前記第2開口部の間に位置しており、
前記第1貫通孔の平面視における面積は、前記第5貫通孔の平面視における面積よりも大きく、
前記第5貫通孔の平面視における面積は、前記第3貫通孔の平面視における面積よりも大きい、請求項3に記載の薄膜回路基板。
【請求項8】
前記上面に垂直な断面視において、前記第1開口部は、前記下面に向かう方向に突出する曲線部を有している、請求項1に記載の薄膜回路基板。
【請求項9】
前記第1開口部は、前記上面から前記下面にかけて貫通している、請求項1に記載の薄膜回路基板。
【請求項10】
平面視において、前記下面接地導体は、前記第1開口部と間を空けて位置している、請求項1に記載の薄膜回路基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、薄膜回路基板、電子部品実装用パッケージ、および電子モジュールに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術の高周波基板は、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2009/119443号
【発明の概要】
【0004】
一実施形態において(1)薄膜回路基板は、基部と、第1接地導体と、第2接地導体と、下面接地導体と、第1信号導体と、を備えている。基部は、上面と、上面の反対側に位置する下面と、上面と下面を接続する側面と、第1貫通孔と、を有している。上面は、第1領域と、第1領域と離れて位置する第2領域と、を有している。第1貫通孔は、第1領域に位置するとともに上面から下面にかけて基部を貫通している。第1接地導体は、第1領域に位置している。第2接地導体は、第2領域に位置している。下面接地導体は、下面に位置している。第1信号導体は、上面において、第1接地導体と第2接地導体の間に位置している。側面は、第1側面を有している。第1信号導体は、第1電極部と、第2電極部と、第1線路部と、第2線路部と、を有している。第2電極部は、第1電極部と離れて位置している。第1線路部は、第1電極部に接続されて第1側面から遠ざかるように延びている。第2線路部は、第2電極部に接続されて第1側面に近づくように延びている。基部は、第1電極部と第2電極部との間に位置する第1開口部を更に有している。第1接地導体は、第1ビア導体を有している。第1ビア導体は、第1貫通孔内に位置し第1接地導体と下面接地導体を電気的に接続している。第1線路部が延びる方向を第1方向とし、第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、第2方向からの側面視において、第1ビア導体は、第1開口部と重なって位置している。
【0005】
(2)上記(1)に記載の薄膜回路基板において、基部は、第2貫通孔を更に有している。第2貫通孔は、第2領域に位置するとともに上面から下面にかけて基部を貫通している。第2接地導体は、第2ビア導体を有している。第2ビア導体は、第2貫通孔内に位置し第2接地導体と下面接地導体を電気的に接続している。第2方向からの側面視において、第2ビア導体は、第1開口部と重なって位置している。
【0006】
(3)上記(1)又は(2)に記載の薄膜回路基板において、基部は、1つ又は複数の第3貫通孔を有している。1つ又は複数の第3貫通孔は、第1領域に位置するとともに上面から下面にかけて基部を貫通している。第1接地導体は、第3ビア導体を有している。第3ビア導体は、第3貫通孔内に位置し第1接地導体と下面接地導体を電気的に接続している。第3貫通孔は、第1線路部と間を空けるとともに、第1線路部と並んで位置している。第1貫通孔の平面視における面積は、第3貫通孔の平面視における面積よりも大きい。
【0007】
(4)上記(2)又は(3)に記載の薄膜回路基板において、基部は、1つ又は複数の第4貫通孔を更に有している。1つ又は複数の第4貫通孔は、第2領域に位置するとともに上面から下面にかけて基部を貫通している。第2接地導体は、第4ビア導体を有している。第4ビア導体は、第4貫通孔内に位置し第2接地導体と下面接地導体を電気的に接続
している。第4貫通孔は、第1線路部と間を空けて第1線路部と並んで位置している。また、第4貫通孔は、第2方向において第1線路部を挟んで第3貫通孔の反対側に位置している。第2貫通孔の平面視における面積は、第4貫通孔の平面視における面積よりも大きい。
【0008】
(5)上記(1)~(4)に記載の薄膜回路基板は、上面に位置する第2信号導体を更に備えている。第2信号導体は、第1接地導体と第2接地導体の間に位置するとともに第1信号導体と間を空けて位置している。第2信号導体は、第3電極部と、第4電極部と、第3線路部と、第4線路部と、を有している。第4電極部は、第3電極部と離れて位置している。第3線路部は、第3電極部に接続されて第1側面から遠ざかるように延びている。第4線路部は、第4電極部に接続されて第1側面に近づくように延びている。基部は、第3電極部と第4電極部との間に位置する第2開口部を更に有している。
【0009】
(6)上記(1)~(4)に記載の薄膜回路基板は、上面に位置する第3接地導体および第2信号導体を更に備えている。上面は、第3領域を有している。第3領域は、第2方向において第1領域を挟んで第2領域と反対側に位置している。第3接地導体は、第3領域に位置している。第2信号導体は、上面において、第1接地導体と第3接地導体の間に位置している。また、第2信号導体は、第3電極部と、第4電極部と、第3線路部と、第4線路部と、を有している。第4電極部は、第3電極部と離れて位置している。第3線路部は、第3電極部に接続されて第1側面から遠ざかるように延びている。第4線路部は、第4電極部に接続されて第1側面に近づくように延びている。基部は、第2開口部と、1つ又は複数の第5貫通孔と、を更に有している。第2開口部は、第3電極部と第4電極部との間に位置している。1つ又は複数の第5貫通孔は、第1領域に位置するとともに上面から下面にかけて基部を貫通している。第1接地導体は、第5貫通孔内に位置し第3接地導体と下面接地導体を電気的に接続する第5ビア導体を有している。第5貫通孔は、第1方向において、第1貫通孔と間を空けて第1貫通孔と並んで位置している。第1貫通孔は、第2方向において、第1開口部と第2開口部の間に位置している。第1貫通孔の平面視における面積は、第5貫通孔の平面視における面積よりも大きい、請求項1に記載の薄膜回路基板。
【0010】
(7)上記(3)又は(4)に記載の薄膜回路基板は、上面に位置する第3接地導体および第2信号導体を更に備えている。上面は、第2方向において第1領域を挟んで第2領域と反対側に位置する第3領域を有している。第3接地導体は、第3領域に位置している。第2信号導体は、上面において、第1接地導体と第3接地導体の間に位置している。また、第2信号導体は、第3電極部と、第4電極部と、第3線路部と、第4線路部と、を有している。第4電極部は、第3電極部と離れて位置している。第3線路部は、第3電極部に接続されて第1側面から遠ざかるように延びている。第4線路部は、第4電極部に接続されて第1側面に近づくように延びている。基部は、第2開口部と、1つ又は複数の第5貫通孔と、を更に有している。第2開口部は、第3電極部と第4電極部との間に位置している。1つ又は複数の第5貫通孔は、第1領域に位置するとともに上面から下面にかけて基部を貫通している。第1接地導体は、第5ビア導体を有している。第5ビア導体は、第5貫通孔内に位置し第3接地導体と下面接地導体を電気的に接続している。第5貫通孔は、第1方向において、第1貫通孔と間を空けて第1貫通孔と並んで位置している。第1貫通孔は、第2方向において、第1開口部と第2開口部の間に位置している。第1貫通孔の平面視における面積は、第5貫通孔の平面視における面積よりも大きい。また、第5貫通孔の平面視における面積は、第3貫通孔の平面視における面積よりも大きい。
(【0011】以降は省略されています)

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