TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024062777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170853
出願日2022-10-25
発明の名称車両用ガラスモール構造
出願人スズキ株式会社,東海興業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 1/02 20060101AFI20240501BHJP(車両一般)
要約【課題】簡潔な構成で異音の防止が可能な車両用ガラスモール構造を提供する。
【解決手段】モール構造100は、ウィンドシールド104の側縁112に取り付けられるウィンドシールドモール108と、ピラーガラス106の前縁114に取り付けられるピラーガラスモール110とを備える。ウィンドシールドモール108は、ウィンドシールド104の端面118にはめ込まれるモール本体116と、モール本体116から延びてピラーガラスモール110の車両外側に接触する外側リップ124と、モール本体116の外側リップ124よりも車両内側から延びてピラーガラスモール110に接触する内側リップ126と、を有する。モール構造100はさらに、ウィンドシールドモール108の外側リップ124とピラーガラスモール110との接触部分に形成されて内側空間E1に通じる複数の通気部128を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体のAピラーに側縁が重なるよう配置されるウィンドシールドと、該ウィンドシールドの側縁に取り付けられるウィンドシールドモールと、該Aピラーに前縁が重なるよう配置されるピラーガラスと、該ピラーガラスの前縁に取り付けられるピラーガラスモールとを備える車両用ガラスモール構造において、
前記ウィンドシールドモールは、
前記ウィンドシールドの端面にはめ込まれるモール本体と、
前記モール本体のうち前記ウィンドシールドの車両外側から延びて前記ピラーガラスモールの車両外側に接触する外側リップと、
前記モール本体のうち前記外側リップよりも車両内側から延びて前記ピラーガラスモールに接触する内側リップと、
を有し、
当該車両用ガラスモール構造はさらに、前記外側リップの長手方向にわたって該外側リップと前記ピラーガラスモールとの接触部分に点在し該外側リップと前記内側リップとの間の空間に通じる複数の通気部を備えることを特徴とする車両用ガラスモール構造。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記複数の通気部は、前記外側リップおよび前記ピラーガラスモールの一方または両方に形成された複数の溝を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用ガラスモール構造。
【請求項3】
前記複数の溝は、前記ピラーガラスモールに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ガラスモール構造。
【請求項4】
前記複数の溝は、前記外側リップに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ガラスモール構造。
【請求項5】
前記複数の通気部は、前記接触部分の全体にわたって等間隔または所定の間隔で設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ガラスモール構造。
【請求項6】
前記複数の通気部は、前記接触部分の局所に等間隔または所定の間隔で設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ガラスモール構造。
【請求項7】
前記複数の溝は、前記ウィンドシールドモールの長手方向に交差する方向に延びていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の車両用ガラスモール構造。
【請求項8】
前記複数の溝は、前記車体が形成する所定のキャラクターラインに沿って延びていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ガラスモール構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ガラスモール構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両のウィンドシールドの縁には、隙間を封止するガラスモールとしてウィンドシールドモールが取り付けられている。ウィンドシールドモールは、弾性を有する素材で形成されていて、所定のリップが突出して周囲の構造物に接触することで隙間を塞ぐ構成になっている。
【0003】
例えば、特許文献1の図2等には、フロントガラス20とフロントピラー14との間を塞ぐサイドモール40、およびフロントガラス20とループパネル16との間を塞ぐアッパモール30が開示されている。図4に示されているように、サイドモール40は、ピラー側シール部43aとガラス側シール部43bとを利用してこれらの間を塞いでいる。また、図3に示されているように、アッパモール30はリップ部36を有していて、リップ部36はルーフパネル16に押し付けられて弾性変形した状態となって隙間を埋めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-88287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のウィンドシールドモールは、リップの内側に空間が形成されるため、走行中にこの内側空間と外部とに気圧差が生じることでリップが振動するおそれがあった。そこで、例えば特許文献1の技術では、リップ部36に貫通穴36hを設けることで内外の圧力差を減らし、リップ部36の異音防止を図っている。しかしながら、ウィンドシールドモールは外部から視認可能な状態に設置されることもあり、貫通穴を設けることが外観上において適さない場合がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔な構成で異音の防止が可能な車両用ガラスモール構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ガラスモール構造の代表的な構成は、車体のAピラーに側縁が重なるよう配置されるウィンドシールドと、ウィンドシールドの側縁に取り付けられるウィンドシールドモールと、Aピラーに前縁が重なるよう配置されるピラーガラスと、ピラーガラスの前縁に取り付けられるピラーガラスモールとを備える車両用ガラスモール構造において、ウィンドシールドモールは、ウィンドシールドの端面にはめ込まれるモール本体と、モール本体のうちウィンドシールドの車両外側から延びてピラーガラスモールの車両外側に接触する外側リップと、モール本体のうち外側リップよりも車両内側から延びてピラーガラスモールに接触する内側リップと、を有し、当該車両用ガラスモール構造はさらに、外側リップの長手方向にわたって外側リップとピラーガラスモールとの接触部分に点在し外側リップと内側リップとの間の空間に通じる複数の通気部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡潔な構成で異音の防止が可能な車両用ガラスモール構造を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施例に係る車両用ガラスモール構造の概要を示す図である。
図1(a)のモール構造のA部を切り取った斜視図である。
図1(b)のピラーガラスモールを詳しく示した図である。
図3(a)のピラーガラスモールに対応したモール構造の各断面図である。
本発明の第2の実施例に係る車両用ガラスモール構造の概要を示す図である。
図1(b)の通気部の変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車両用ガラスモール構造は、車体のAピラーに側縁が重なるよう配置されるウィンドシールドと、ウィンドシールドの側縁に取り付けられるウィンドシールドモールと、Aピラーに前縁が重なるよう配置されるピラーガラスと、ピラーガラスの前縁に取り付けられるピラーガラスモールとを備える車両用ガラスモール構造において、ウィンドシールドモールは、ウィンドシールドの端面にはめ込まれるモール本体と、モール本体のうちウィンドシールドの車両外側から延びてピラーガラスモールの車両外側に接触する外側リップと、モール本体のうち外側リップよりも車両内側から延びてピラーガラスに接触する内側リップと、を有し、当該車両用ガラスモール構造はさらに、外側リップの長手方向にわたって外側リップとピラーガラスモールとの接触部分に点在し外側リップと内側リップとの間の空間に通じる複数の通気部を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

スズキ株式会社
リアキャリア
16日前
スズキ株式会社
車両用流体排出構造
1日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
15日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
15日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
15日前
スズキ株式会社
車両用コンソール構造
今日
スズキ株式会社
車両用コンソール構造
今日
スズキ株式会社
車両用ガラスストップ
19日前
スズキ株式会社
消音プレート、排気装置
16日前
スズキ株式会社
データ管理装置、車載機器更新装置、及びデータ管理プログラム
7日前
個人
スーパーEV
3か月前
個人
設置部材
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
2か月前
個人
車内雨傘載置収納具
1か月前
株式会社コーワ
清掃装置
5か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
個人
荷台雨除け装置
1日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
16日前
株式会社タイヨー産業
補助枕
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
2か月前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
個人
全自動解除式シートベルト
6日前
株式会社豊田自動織機
電動車両
7日前
個人
断熱構造体とその製造方法
4か月前
オクト産業株式会社
自動車
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
4か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
27日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
続きを見る