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公開番号2024024261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022126970
出願日2022-08-09
発明の名称レンズ鏡筒および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20240215BHJP(光学)
要約【課題】安価で、ゴーストやフレアを抑制可能なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒は、レンズと、レンズを保持するレンズ保持部と、レンズ保持部の外周部に配置され、レンズの近傍に端面を有する板部材と、板部材の端面を覆い、端面への光の入射を遮断する遮光部と、を備える。遮光部は、レンズ保持部の外表面からレンズの径方向外側に突出された突出部であってよい。レンズ保持部は、熱カシメにてレンズを保持する熱カシメ部を備え、突出部は、熱カシメにより形成された熱カシメ部の一部であってよい。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
レンズと、
前記レンズを保持するレンズ保持部と、
前記レンズ保持部の外周部に配置され、前記レンズの近傍に端面を有する板部材と、
前記板部材の前記端面を覆い、前記端面への光の入射を遮断する遮光部と、を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記遮光部は、前記レンズ保持部の外表面から前記レンズの径方向外側に突出された突出部であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記レンズ保持部は、熱カシメにて前記レンズを保持する熱カシメ部を備え、
前記突出部は、前記熱カシメにより形成された前記熱カシメ部の一部であることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
前記レンズ保持部は、前記板部材が当接される当接部を備え、
前記板部材は、前記当接部と前記突出部とによって光軸方向の両側から挟まれて保持されていることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記レンズの光軸中心から前記板部材の前記端面までの距離は、前記レンズの光軸中心から前記突出部の先端部までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】
前記レンズの光軸中心から前記突出部の先端部までの距離は、前記レンズの光軸中心から前記レンズ保持部の外表面までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
前記板部材は、少なくとも被写体側表面に反射防止膜が形成された金属により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】
前記板部材の前記端面は、前記金属が露出していることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】
前記板部材の光軸方向における位置は、前記レンズの被写体側端部の近傍であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒と組み合わされ、前記レンズ鏡筒によって形成された像を撮像する撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
カメラを用いて画像を取得する場合、太陽光や車のヘッドライトなどの強い光により、被写体にゴーストやフレアが重なりやすい。特許文献1は、ゴーストやフレアを抑制するために、レンズの熱カシメ面に不要光を遮断するためのリング状遮光部材を配置し、レンズと共に熱カシメ固定したレンズ鏡筒を開示する。
また、従来、レンズによって集光された太陽光の熱を放熱するために、樹脂製のレンズ保持枠の外周部に板状の金属部材を取り付けることがある。その際、ゴーストやフレアの発生を抑制するために、金属部材に黒色塗装を施すことが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-145504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の金属部材としては、金属製の板状部材をレンズ保持枠に取り付け可能な形状に加工した後、表面に黒色塗装を施したものを用いることができる。しかしながら、この場合、形状加工後に塗装工程が必要となるため、製造コストが嵩む。
一方、上記の金属部材として、予め黒色塗装された板状部材をレンズ保持枠に取り付け可能な形状に加工したものを用いることもできる。この場合、塗装工程が不要となるため、流通量の多い塗装済みの板状部材を使用すれば、金属部材の製造コストを削減することができる。しかしながら、形状加工後の金属部材の端面には塗装が施されていないため、当該端面における光の反射によりゴーストやフレアが発生し得る。上記特許文献1に記載の技術では、レンズ保持枠の外周部に配置された部材からの反射光を抑制しにくい。
【0005】
そこで、本発明は、安価で、ゴーストやフレアを抑制可能なレンズ鏡筒を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係るレンズ鏡筒の一態様は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ保持部と、前記レンズ保持部の外周部に配置され、前記レンズの近傍に端面を有する板部材と、前記板部材の前記端面を覆い、前記端面への光の入射を遮断する遮光部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、安価で、ゴーストやフレアを抑制可能なレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態における撮像装置の構成例を模式的に示す分解斜視図。
レンズユニットの内部の構成例を示す分解斜視図。
レンズL2を保持する可動レンズ枠の構成例を示す斜視図。
カメラの構成例を示すブロック図。
レンズL2を保持する可動レンズ枠の構成例を示す断面図。
板部材の配置の違いによる可動レンズ枠の厚みの違いを示す図。
レンズL2を保持する可動レンズ枠の別の構成例を示す断面図。
可動レンズ枠の熱カシメ部の熱カシメ前の構成例を示す断面図。
従来のレンズ鏡筒の構成例を示す断面図。
従来のレンズL2を保持する可動レンズ枠の熱カシメ前の断面図。
従来のレンズL2を保持する可動レンズ枠の熱カシメ後の断面図。
従来のレンズ鏡筒において発生し得る有害光を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
まず、本発明における第一の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の一例であるネットワークカメラの構成例を模式的に示す分解斜視図である。
本実施形態におけるネットワークカメラは、例えば、外部の監視センター等に設置されたサーバ等の監視装置と無線や有線により通信可能に接続されることにより撮像システム(監視システム)を構成する。なお、本実施形態では、撮像装置がネットワークカメラである場合について説明するが、上記に限定されるものではなく、各種の撮像装置に適用可能である。
また、以下の説明では、ネットワークカメラ(以下、単に「カメラ」という。)について、被写体に向ける側を「被写体側」や「前側」と称し、その反対側を「撮像素子側」や「後側」と称することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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