意匠ウォッチ

発行日2025-01-27
公報種別意匠公報(S)
登録番号1789917
登録日2025-01-17
意匠に係る物品小物入れケース
意匠分類F2-7240(筆記具、事務用具等)
出願番号2024010785
出願日2024-05-29
意匠権者山田化学株式会社
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品(以下「本物品」という。)は、付せんやメモなどの小物類を収納する小物入れケースである。本物品は、上方及び下方にそれぞれ開口する上下の開口部を有する略正方形筒状の本体と、この本体の上下の開口部をそれぞれ開閉する有底略正方形筒状の上下の両蓋とを備え、本体と両蓋とはそれぞれヒンジを介して一体的に連結されている。本物品は、本体の上下の開口部と両蓋の開口部とをそれぞれ互いに向き合わせた状態でヒンジ回りに閉じられ、本体の上下の開口縁に対しこの上下の開口縁に立設された周囲壁に両蓋の開口縁をそれぞれ個別に外側から接した状態で当接させるようにしている。本物品は、本体を上下方向略中央位置で上下に仕切る仕切り壁を有し、この仕切り壁によって上下に仕切られた2つの収納部がそれぞれ上下の蓋によって開閉され、天地逆転して使用可能である。本物品には、本体の正面及び背面の中央部分をわずかに凹ませた状態でそれぞれ上下方向へ延びる凹部が設けられているとともに、この各凹部の開口縁側のうちのヒンジの無い開口縁側をそれぞれ左右方向に延びる細長い突起に対し嵌合する細長い嵌合孔を有する係止具が両蓋にそれぞれ設けられ、各ヒンジ回りの回転により本体の各突起に対しそれぞれ係止具の嵌合孔を嵌合させることで両蓋が閉じた状態に保持される。また、本物品の各ヒンジは、左右の両側面を互いに略平行に延びる対角線が本体の正面側及び背面側の両凹部よりも左右両側においてそれぞれ交差する上下の開口縁に設けられ、両蓋の閉時に左右両側方からであっても対角線と交差するヒンジ位置に基づいて両蓋の係止具による係止位置を迅速に認識して、蓋の開放を速やかに行えるようにしている。
意匠の説明各図面に表されている細線は、平面と曲面及び曲面同士の境界を示し、立体表面の形状を特定するためのものである。本物品は、ポリプロピレンなどの合成樹脂により成形されている。

関連意匠