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公開番号
2025127642
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024451
出願日
2024-02-21
発明の名称
コイル部品及びこれを備える通信デバイス
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
27/32 20060101AFI20250826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】少なくとも一部が樹脂層に埋め込まれたコイルパターンを有するコイル部品において、電気特性と物理特性を両立させる。
【解決手段】コイル部品100は、絶縁性の無機フィラーF1~F3及びバインダー樹脂Rを含む樹脂層130と、少なくとも一部が樹脂層130に埋め込まれ、複数ターンに亘って周回するコイルパターン120と、を備える。樹脂層130は、積層方向から見てコイルパターン120と重なる領域A1と、コイルパターン120の隣接するターン間に位置する領域A2とを含み、樹脂層130における無機フィラーF1~F3の充填率は、領域A2よりも領域A1の方が大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性の無機フィラー及びバインダー樹脂を含む樹脂層と、
少なくとも一部が前記樹脂層に埋め込まれ、複数ターンに亘って周回するコイル導体と、
を備え、
前記樹脂層は、コイル軸方向から見て前記コイル導体と重なる第1の領域と、前記コイル導体の隣接するターン間に位置する第2の領域とを含み、
前記樹脂層における前記無機フィラーの充填率は、前記第2の領域よりも前記第1の領域の方が大きい、
コイル部品。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記樹脂層は、厚み方向において、前記コイル導体が位置する第1の表層と、前記第1の表層の反対側に位置し、前記コイル導体が存在しない第2の表層とを含み、
前記樹脂層における前記無機フィラーの充填率は、前記第1の表層よりも前記第2の表層の方が大きい、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記無機フィラーは、平均値が第1の粒径である第1の粒径分布を有する第1の無機フィラーと、平均値が前記第1の粒径よりも大きい第2の粒径である第2の粒径分布を有する第2の無機フィラーとを含み、
前記樹脂層は、前記コイル軸方向から見て前記第2の領域と重なる第3の領域をさらに含み、
前記樹脂層における前記第2の無機フィラーの割合は、前記第3の領域よりも前記第2の領域の方が大きい、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
表面に前記コイル導体が形成された基材をさらに備え、
前記コイル導体は、導体パターンが周回するコイルパターンから構成され、
前記コイルパターンの厚みは、前記基材の厚みよりも薄い、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記コイル導体の両端が開放されている、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記無機フィラーの誘電率は、前記バインダー樹脂の誘電率よりも高い、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項7】
アンテナコイルと、
前記アンテナコイルと重なるように配置された請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコイル部品と、
を備える通信デバイス。
【請求項8】
前記コイル部品に含まれる前記コイル導体の平面サイズは、前記アンテナコイルの平面サイズよりも大きい、
請求項7に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記コイル導体及び前記アンテナコイルは、第1の方向を長手方向とし、前記第1の方向と直交する第2の方向を短手方向とする平面形状を有し、
前記コイル導体の前記第1の方向における内形サイズと前記アンテナコイルの前記第1の方向における内形サイズの差は、前記コイル導体の前記第2の方向における内形サイズと前記アンテナコイルの前記第2の方向における内形サイズの差よりも大きい、
請求項8に記載の通信デバイス。
【請求項10】
前記コイル導体及び前記アンテナコイルは、第1の方向を長手方向とし、前記第1の方向と直交する第2の方向を短手方向とする平面形状を有し、
前記コイル導体の前記第1の方向における外形サイズは、前記アンテナコイルの前記第1の方向における外形サイズより大きく、
前記アンテナコイルの前記第2の方向における内形サイズは、前記コイル導体の前記第2の方向における外形サイズより大きい、
請求項8に記載の通信デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品及びこれを備える通信デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コイル基板と、コイル基板の表面に設けられたコイルパターンと、コイルパターンを埋め込むよう、コイル基板の表面に設けられた接着層とを含むコイルモジュールが開示されている。特許文献1に記載された接着層は、熱伝導性粒子と接着樹脂を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/199633号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1においては、接着層に含まれる熱伝導性粒子が一様に分散されていることから、電気特性と物理特性を両立させることが難しかった。
【0005】
本開示は、少なくとも一部が樹脂層に埋め込まれたコイル導体を有するコイル部品において、電気特性と物理特性を両立させる技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施態様によるコイル部品は、絶縁性の無機フィラー及びバインダー樹脂を含む樹脂層と、少なくとも一部が樹脂層に埋め込まれ、複数ターンに亘って周回するコイル導体と、を備え、樹脂層は、コイル軸方向から見てコイル導体と重なる第1の領域と、コイル導体の隣接するターン間に位置する第2の領域とを含み、樹脂層における無機フィラーの充填率は、第2の領域よりも第1の領域の方が大きい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、少なくとも一部が樹脂層に埋め込まれたコイル導体を有するコイル部品において、電気特性と物理特性を両立させる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態によるコイル部品100の外観を示す略平面図である。
図2は、コイル部品100の部分的な略断面図である。
図3は、隣接するターンによって構成されるキャパシタC1,C2を説明するための模式図である。
図4は、コイル部品100とNFC用のアンテナコイル200を備える通信デバイス10の構成を説明するための模式図である。
図5は、変形例による通信デバイス10の構成を説明するための模式図である。
図6(a)~(c)は、コイル部品100に含まれるコイルパターン120とアンテナコイル200のサイズの違いを説明するための模式図である。
図7(a),(b)は、コイル部品100に含まれるコイルパターン120とアンテナコイル200の形状の違いを説明するための模式図である。
図8は、コイル部品100に含まれるコイルパターン120とアンテナコイル200のコイル軸の違いを説明するための模式図である。
図9は、基材30の一方の表面31に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図10は、基材30の他方の表面32に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図11は、コイルパターンCP1,CP3とコイルパターンCP2,CP4を重ねた状態を基材30の一方の表面31側から見た略平面図である。
図12は、通信デバイス10を筐体500に収容した状態を示す模式図である。
図13は、アンテナコイル200を筐体500に収容し、コイル部品100を筐体500の外部に配置した状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態によるコイル部品100の外観を示す略平面図である。また、図2は、コイル部品100の部分的な略断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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