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公開番号2025124898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2025097439,2024230506
出願日2025-06-11,2024-03-06
発明の名称蓄電デバイス、蓋体、蓋ユニット、蓄電デバイスの製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/105 20210101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外装体によって電極体を好適に密封できる蓄電デバイス、この蓄電デバイスに用いられる蓋体、この蓋体を備える蓋ユニット、および、蓄電デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電デバイスは、電極体と、電極体を封止する外装体と、を備える。外装体は、開口部が形成されるように電極体を包む外装フィルムと、開口部に配置される蓋体と、外装フィルムのうちの電極体を包んでいる部分よりも外方に張り出した張出部と、張出部のうちの外装フィルムの互いに向き合う面同士がシールされた第1封止部と、を含む。張出部は、第1封止部の根本から離れた位置を起点として折り畳まれる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電極体と、
前記電極体を封止する外装体と、を備え、
前記外装体は、
開口部が形成されるように前記電極体を包む外装フィルムと、
前記開口部に配置される蓋体と、
前記外装フィルムのうちの前記電極体を包んでいる部分よりも外方に張り出した張出部と、
前記張出部のうちの前記外装フィルムの互いに向き合う面同士がシールされた第1封止部と、を含み、
前記張出部は、前記第1封止部の根本から離れた位置を起点として折り畳まれる
蓄電デバイス。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第1封止部は、根元に向かうにつれて厚さが大きくなる膜厚部を含み、
前記膜厚部は、始点、および、前記始点よりも前記根本から離れた終点を有し、
前記張出部は、前記終点、または、前記終点と前記始点との間を起点として前記電極体に向けて折り畳まれる
請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項3】
前記張出部は、前記第1封止部の根本から離れた位置に形成される折り目を有する
請求項1または2に記載の蓄電デバイス。
【請求項4】
前記折り目は、前記外装フィルムを貫通しない切れ込みが形成される
請求項3に記載の蓄電デバイス。
【請求項5】
前記外装体は、前記蓋体と前記外装フィルムとがシールされた第2封止部を含み、
前記蓋体は、前記外装フィルムとシールされる蓋シール部と、前記蓋シール部から突出する突出部と、を含み、
前記第1封止部は、前記突出部を挟んだ状態で前記外装フィルムの互いに向き合う面同士がシールされる
請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項6】
前記突出部は、前記蓋シール部に向かうにつれて太い
請求項5に記載の蓄電デバイス。
【請求項7】
前記突出部を構成する材料の融点は、前記蓋シール部を構成する材料の融点以上である
請求項5または6に記載の蓄電デバイス。
【請求項8】
前記突出部の長さは、20mm以下である。
請求項5または6に記載の蓄電デバイス。
【請求項9】
蓄電デバイスの外装体に用いられる蓋体であって、
前記外装体は、開口部が形成されるように電極体を包む外装フィルムを含み、
前記蓋体は、前記開口部に配置され、
前記外装フィルムとシールされる蓋シール部と、
前記蓋シール部から突出する突出部と、を備える
蓋体。
【請求項10】
前記突出部は、前記蓋シール部に向かうにつれて太い
請求項9に記載の蓋体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電デバイス、蓋体、蓋ユニット、蓄電デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、蓄電デバイスの一例としての全固体電池を開示している。この全固体電池は、電極体と、電極体を封止する外装体と、を備える。外装体は、開口部を有するように電極体に巻き付けられる外装フィルムと、開口部に配置される蓋体と、を含む。外装フィルムの互いに向き合う面同士は、ヒートシールされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-153504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記蓄電デバイスにおいて、構成を小型化するために、外装フィルムの互いに向き合う面同士がヒートシールされた部分は、根本を起点として折り畳まれることが好ましい。しかし、根本は、蓄電デバイスの製造工程において、複数回にわたりヒートシールされることがあるため、根本およびその周辺は、ヒートシールによってダメージを受けている。また、根本およびその周辺は、ヒートシールによってシーラント層が薄くなっている。さらには、外装フィルムの互いに向き合う面同士がヒートシールされた部分は、可動可能であるため、材料疲労が起こりやすいため、複数回にわたりヒートシールされなかったとしても、折り畳まれることによってダメージを受けやすい。このため、根本を起点として外装フィルムを折り畳んだ場合、外装フィルムのうちの根本およびその周辺を構成する部分が破損し、蓄電デバイスの密閉性が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、外装体によって電極体を好適に密封できる蓄電デバイス、この蓄電デバイスに用いられる蓋体、この蓋体を含む蓋ユニット、および、蓄電デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1観点に係る蓄電デバイスは、電極体と、前記電極体を封止する外装体と、を備え、前記外装体は、開口部が形成されるように前記電極体を包む外装フィルムと、前記開口部に配置される蓋体と、前記外装フィルムのうちの前記電極体を包んでいる部分よりも外方に張り出した張出部と、前記張出部のうちの前記外装フィルムの互いに向き合う面同士がシールされた第1封止部と、を含み、前記張出部は、前記第1封止部の根本から離れた位置を起点として折り畳まれる。
【0007】
本発明の第2観点に係る蓄電デバイスは、第1観点に係る蓄電デバイスであって、前記第1封止部は、根元に向かうにつれて厚さが大きくなる膜厚部を含み、前記膜厚部は、始点、および、前記始点よりも前記根本から離れた終点を有し、前記張出部は、前記終点、または、前記終点と前記始点との間を起点として前記電極体に向けて折り畳まれる。
【0008】
本発明の第3観点に係る蓄電デバイスは、第1観点または第2観点に係る蓄電デバイスであって、前記張出部は、前記第1封止部の根本から離れた位置に形成される折り目を有する。
【0009】
本発明の第4観点に係る蓄電デバイスは、第3観点に係る蓄電デバイスであって、前記折り目は、前記外装フィルムを貫通しない切れ込みが形成される。
【0010】
本発明の第5観点に係る蓄電デバイスは、第1観点~第4観点のいずれか1つに係る蓄電デバイスであって、前記外装体は、前記蓋体と前記外装フィルムとがシールされた第2封止部を含み、前記蓋体は、前記外装フィルムとシールされる蓋シール部と、前記蓋シール部から突出する突出部と、を含み、前記第1封止部は、前記突出部を挟んだ状態で前記外装フィルムの互いに向き合う面同士がシールされる。
(【0011】以降は省略されています)

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