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公開番号2025124170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020042
出願日2024-02-14
発明の名称フィラメントランプ、及びフィラメントランプの製造方法
出願人ウシオ電機株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類H01K 3/06 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】リード棒に接続されたフィラメントの脱離、及びリード棒とフィラメントの接続時におけるフィラメントの破損が抑制されたフィラメントランプ、並びに当該フィラメントランプの製造方法を提供する。
【解決手段】フィラメントランプは、ワイヤが巻き回された巻回部を含んで構成されるフィラメントと、一軸方向に伸びる形状を呈し、かつ、外表面に前記一軸方向に沿う断面に見た時に複数の凹部を含む粗面領域を有し、前記巻回部に挿入されて前記粗面領域を介して前記フィラメントに接続された内部リード棒と、前記フィラメントと前記内部リード棒とを収容する発光管と、前記発光管の端部に形成された封止部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤが巻き回された巻回部を含んで構成されるフィラメントと、
一軸方向に伸びる形状を呈し、かつ、外表面に前記一軸方向に沿う断面に見た時に複数の凹部を含む粗面領域を有し、前記巻回部に挿入されて前記粗面領域を介して前記フィラメントに接続された内部リード棒と、
前記フィラメントと前記内部リード棒とを収容する発光管と、
前記発光管の端部に形成された封止部と、を備えることを特徴とする、フィラメントランプ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記一軸方向に関する前記複数の凹部の幅は、前記ワイヤの直径以下であることを特徴とする、請求項1に記載のフィラメントランプ。
【請求項3】
前記ワイヤの直径は、0.1mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフィラメントランプ。
【請求項4】
前記封止部に配置された金属箔を備え、
前記内部リード棒は、前記フィラメントとは反対側で前記金属箔に接続されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフィラメントランプ。
【請求項5】
前記フィラメントは、複数の前記ワイヤが巻き回されて構成されることを特徴とする、請求項4に記載のフィラメントランプ。
【請求項6】
前記内部リード棒は、前記ワイヤの構成材料よりも硬度が低い材料で構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフィラメントランプ。
【請求項7】
前記フィラメントと前記内部リード棒とが接続された領域において、前記一軸方向に見た時の前記フィラメントと前記内部リード棒との離間距離が0.2mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフィラメントランプ。
【請求項8】
前記凹部は、前記一軸方向と交わる方向に伸びる溝であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフィラメントランプ。
【請求項9】
ワイヤが巻き回された巻回部を含んで構成されるフィラメントと、前記フィラメントに接続された内部リード棒と、前記フィラメント及び前記内部リード棒を収容する発光管とを備えるフィラメントランプの製造方法であって、
前記内部リード棒の外表面に対して、前記内部リード棒が伸びる一軸方向に沿う断面に見た時に複数の凹部を含む粗面領域を形成し、
前記内部リード棒を前記巻回部に挿入し、前記粗面領域を介して、前記フィラメントと前記内部リード棒とを接続することを特徴とする、フィラメントランプの製造方法。
【請求項10】
前記粗面領域は、前記内部リード棒に対するブラスト加工によって形成されることを特徴とする、請求項9に記載のフィラメントランプの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィラメントランプ、及びフィラメントランプの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置において、記録媒体上にインクを定着させるための加熱源として、フィラメントランプが採用されている。
【0003】
フィラメントランプでは、発光管に収容されたフィラメントに電力を投入するために、発光管の端部に例えば金属箔等の導電部材が配置された封止部が形成される。そして、フィラメントと当該導電部材とが導通されることで、フィラメントに対する電力の投入が可能とされる。
【0004】
下記、特許文献1に示すように、フィラメントと封止部に配置された金属箔との導通経路の抵抗を低減するために、発光管の内部にリード棒を配置する構造が知られている。より詳細には、特許文献1では、発光管に複数のフィラメントが収容され、当該フィラメントがリード棒によって接続される構成が開示されている。
【0005】
また、特許文献1では、リード棒の外表面に切り欠きを設け、当該切り欠きにおいてフィラメントを接続する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3873635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に係る構成によれば、リード棒とフィラメントを接続した後、リード棒の一軸方向に関するフィラメントの移動が規制され、フィラメントがリード棒から抜けることが抑制されると考えられる。しかし、本発明者は、鋭意検討の結果、上記の構成では、以下の問題を生じることに気が付いた。
【0008】
図11は、外表面に切り欠きが設けられたリード棒と、フィラメントとを接続した状態を模式的に示す図面である。図11に示すように、リード棒100は、一軸方向に伸びる形状を呈し、外表面100aに切り欠き101を有する。図11では、当該一軸方向をX方向とし、X方向に直交する平面をYZ平面とする、X-Y-Z座標系が併記されている。この定義を用いて説明すると、図11は、リード棒100のX方向に沿う断面図に対応する。
【0009】
リード棒100とフィラメント102は、リード棒100がフィラメント102に挿入された後、フィラメント102がリード棒100に対して圧着又は溶接されることで接続される。リード棒100は、外表面100aに切り欠き101を有するため、両者を接続した後、X方向に関するフィラメント102の移動が規制され、フィラメント102がリード棒100から抜けることが抑制される。
【0010】
しかし、図11に示す構造では、フィラメント102とリード棒100とを圧着又は溶接するために、フィラメント102をリード棒100に対して押し付ける際、フィラメント102が切り欠き101の端部101aと接触する場合があった。この場合、フィラメント102に加えられた圧力が局所的に加わり、フィラメント102が折れたり切れたりして破損するという問題を生じやすい。つまり、本発明者は、図11に示す構造では、リード棒100とフィラメント102の脱離は抑制されるものの、両者の接続時にフィラメント102が破損しやすくなることに気が付いた。
(【0011】以降は省略されています)

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