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公開番号2025122944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018704
出願日2024-02-09
発明の名称X線発生装置
出願人浜松ホトニクス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01J 35/00 20060101AFI20250815BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】絶縁部内において発生したガスを容易に検出することが可能なX線発生装置を提供する。
【解決手段】X線発生装置1Aは、X線を発生させるX線管2と、X線管2に印加するための電圧を生成する電源部5と、X線管2の少なくとも一部を収容している収容部3と、収容部3に封入されており、X線管2の少なくとも一部を覆っている液体状の第1絶縁部4と、収容部3内に配置された検出部7aを有し、第1絶縁部4内において発生したガスを検出するガスセンサ7と、を備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
X線を発生させるX線管と、
前記X線管に印加するための電圧を生成する電源部と、
前記X線管の少なくとも一部を収容している収容部と、
前記収容部に封入されており、前記X線管の前記少なくとも一部を覆っている液体状の第1絶縁部と、
前記収容部内に配置された検出部を有し、前記第1絶縁部内において発生したガスを検出するガスセンサと、を備える、X線発生装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検出部は、前記第1絶縁部内に配置されている、請求項1に記載のX線発生装置。
【請求項3】
前記検出部は、前記X線管の前記少なくとも一部と前記電源部とが並んでいる所定方向及び前記所定方向に垂直な任意の方向のいずれの方向から見た場合にも前記X線管の前記少なくとも一部と重ならないように、前記収容部内に配置されている、請求項1又は2に記載のX線発生装置。
【請求項4】
X線を発生させるX線管と、
前記X線管に印加するための電圧を生成する電源部と、
前記X線管の少なくとも一部を収容している収容部と、
前記収容部に封入されており、前記X線管の前記少なくとも一部を覆っている液体状の第1絶縁部と、を備え、
前記収容部には、前記収容部の内部と前記収容部の外部とを連通している排出口が設けられている、X線発生装置。
【請求項5】
前記排出口に接続されている配管と、
前記配管に設けられており、前記配管の内部を開閉可能な開閉部と、を更に備える、請求項4に記載のX線発生装置。
【請求項6】
X線を発生させるX線管と、
前記X線管に印加するための電圧を生成する電源部と、
前記X線管の少なくとも一部を収容している収容部と、
前記収容部に封入されており、前記X線管の前記少なくとも一部を覆っている液体状の第1絶縁部と、を備え、
前記収容部の少なくとも一部分は、所定の波長を有する光を透過可能な材料から形成されている、X線発生装置。
【請求項7】
前記収容部の前記少なくとも一部分は、所定方向において前記第1絶縁部の両側に位置している複数の部分である、請求項6に記載のX線発生装置。
【請求項8】
前記電源部は、第2絶縁部と、前記第2絶縁部に埋設された回路部と、を有し、
前記回路部は、外部から第1電圧が入力される第1電圧部と、前記電圧である第2電圧に前記第1電圧を昇圧する昇圧部と、前記X線管に前記第2電圧を出力する第2電圧部と、を有する、請求項1、4又は6に記載のX線発生装置。
【請求項9】
前記電源部は、外部から第1電圧が入力される第1電圧部と、前記電圧である第2電圧に前記第1電圧を昇圧する昇圧部と、前記X線管に前記第2電圧を出力する第2電圧部と、を含む回路部を有し、
前記収容部は、前記回路部を更に収容しており、
前記第1絶縁部は、前記回路部を更に覆っている、請求項1、4又は6に記載のX線発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、X線発生装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
X線発生装置として、X線を発生させるX線管と、X線管に印加するための電圧を生成する電源部と、X線管の少なくとも一部を収容している収容部と、収容部に封入されており、X線管の少なくとも一部を覆っている液体状の絶縁部と、を備えるX線発生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6190563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなX線発生装置では、絶縁部内において発生した放電によって、絶縁部の熱分解が起こる場合がある。この場合、絶縁部の絶縁性能が劣化するため、X線発生装置の動作の安定性が低下するおそれがある。X線発生装置の動作の安定性を維持するためには、絶縁部内において絶縁部が熱分解する際に派生的に発生したガスを検出することで、絶縁部の絶縁性能の劣化具合を確認することが重要である。
【0005】
本発明は、絶縁部内において発生したガスを容易に検出することが可能なX線発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のX線発生装置は、[1]「X線を発生させるX線管と、前記X線管に印加するための電圧を生成する電源部と、前記X線管の少なくとも一部を収容している収容部と、前記収容部に封入されており、前記X線管の前記少なくとも一部を覆っている液体状の第1絶縁部と、前記収容部内に配置された検出部を有し、前記第1絶縁部内において発生したガスを検出するガスセンサと、を備える、X線発生装置」である。
【0007】
上記[1]に記載のX線発生装置では、液体状の第1絶縁部が封入されている収容部内にガスセンサの検出部が配置されている。そして、このガスセンサによって、第1絶縁部内において発生したガスを検出することができる。よって、上記[1]に記載のX線発生装置によれば、第1絶縁部内において発生したガスを容易に検出することが可能となる。
【0008】
本発明のX線発生装置は、[2]「前記検出部は、前記第1絶縁部内に配置されている、上記[1]に記載のX線発生装置」であってもよい。当該[2]に記載のX線発生装置によれば、ガスの発生源である第1絶縁部内にガスセンサの検出部が配置されていることで、第1絶縁部内において発生したガスを効率的に検出することができるため、第1絶縁部内において発生したガスを容易且つ効率的に検出することが可能となる。
【0009】
本発明のX線発生装置は、[3]「前記検出部は、前記X線管の前記少なくとも一部と前記電源部とが並んでいる所定方向及び前記所定方向に垂直な任意の方向のいずれの方向から見た場合にも前記X線管の前記少なくとも一部と重ならないように、前記収容部内に配置されている、上記[1]又は[2]に記載のX線発生装置」であってもよい。当該[3]に記載のX線発生装置によれば、X線管の少なくとも一部とガスセンサの検出部との間において放電が発生することを抑制することができる。
【0010】
本発明のX線発生装置は、[4]「X線を発生させるX線管と、前記X線管に印加するための電圧を生成する電源部と、前記X線管の少なくとも一部を収容している収容部と、前記収容部に封入されており、前記X線管の前記少なくとも一部を覆っている液体状の第1絶縁部と、を備え、前記収容部には、前記収容部の内部と前記収容部の外部とを連通している排出口が設けられている、X線発生装置」である。
(【0011】以降は省略されています)

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