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公開番号2025121087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016299
出願日2024-02-06
発明の名称コネクタ端子、連鎖端子、コネクタ、コネクタ端子の製造方法
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 43/16 20060101AFI20250812BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】相手側のコネクタ端子との接触不良や着脱不良を防止する。
【解決手段】コネクタ端子(11)は、連鎖端子(1)から切り離され、コネクタハウジング(21)の端子挿込穴に挿し込まれる。コネクタ端子には、コネクタハウジングに取り付けられるベース部(14)と、ベース部から一方向に突き出した第1の接点部(12)と、ベース部から他方向に突き出した第2の接点部(13)と、が設けられている。連鎖端子には多数の端子を並列に連ねる帯状のキャリア(5)が設けられ、キャリアの端子間が切断されることでベース部が形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
連鎖端子から切り離され、コネクタハウジングの端子挿込穴に挿し込まれるコネクタ端子であって、
前記コネクタハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部から一方向に突き出した第1の接点部と、
前記ベース部から他方向に突き出した第2の接点部と、を備え、
前記連鎖端子には多数の端子を並列に連ねる帯状のキャリアが設けられ、
前記キャリアの端子間が切断されることで前記ベース部が形成されることを特徴とするコネクタ端子。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記キャリアの端子間には前記連鎖端子を送り出すためのキャリアホールが形成され、
前記キャリアには前記キャリアホールを前記キャリアの幅方向に横切るように切断予定ラインが設定されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項3】
前記ベース部の前記第1の接点部側には一対の圧入肩が形成され、
前記一対の圧入肩が押圧工具に押されて前記端子挿込穴に前記第2の接点部が挿し込まれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ端子。
【請求項4】
前記第2の接点部の基端側は前記端子挿込穴に挿し込まれ、
前記第2の接点部の基端側の両側面から一対の掛止爪が張り出しており、
前記一対の掛止爪の側面が基端側に向かって張出量が大きくなるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ端子。
【請求項5】
コネクタハウジングの端子挿込穴に挿し込まれる多数のコネクタ端子と、多数の前記コネクタ端子を並列に連ねる帯状のキャリアと、を備えた連鎖端子であって、
多数の前記コネクタ端子は、
前記コネクタハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部から一方向に突き出した第1の接点部と、
前記ベース部から他方向に突き出した第2の接点部と、を備え、
前記キャリアの端子間が切断されることで前記ベース部が形成されることを特徴とする連鎖端子。
【請求項6】
連鎖端子から切り離されたコネクタ端子と、前記コネクタ端子が挿し込まれる端子挿込穴が形成されたコネクタハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記コネクタ端子は、
前記コネクタハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部から一方向に突き出した第1の接点部と、
前記ベース部から他方向に突き出した第2の接点部と、を備え、
前記連鎖端子には多数の前記コネクタ端子を並列に連ねる帯状のキャリアが設けられ、
前記キャリアの端子間が切断されることで前記ベース部が形成されることを特徴とするコネクタ。
【請求項7】
コネクタハウジングの端子挿込穴に挿し込まれるコネクタ端子の製造方法であって、
平板を所定形状に打ち抜くことで連鎖端子を形成するステップと、
前記連鎖端子から前記コネクタ端子を切り離すステップと、を有し、
前記連鎖端子には、
多数の前記コネクタ端子を並列に連ねる帯状のキャリアが設けられ、
前記コネクタ端子には、
前記コネクタハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部から一方向に突き出した第1の接点部と、
前記ベース部から他方向に突き出した第2の接点部と、が設けられ、
前記コネクタ端子を切り離すステップでは、前記キャリアの端子間が切断されることで前記ベース部が形成されることを特徴とするコネクタ端子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ端子、連鎖端子、コネクタ、コネクタ端子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、コネクタのハウジングには複数の端子挿込穴が形成されており、複数の端子挿込穴に対して複数のコネクタ端子が挿し込まれることでコネクタが組み立てられる。複数のコネクタ端子はキャリアを介して連結されており、複数の端子挿込穴への挿込前又は挿込後にキャリアから複数のコネクタ端子が切り離される。コネクタ端子として、端子両端にピン状の接点部が形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のコネクタ端子の一方の接点部がキャリアに連結されており、他方の接点部が端子挿込穴に挿し込まれた後に一方の接点部の先端がキャリアから切り離される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-063101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のコネクタ端子をキャリアから切り離す際に、一方の接点部にバリ等が生じてコネクタ端子と相手側のコネクタ端子の接触不良や着脱不良が起きるおそれがある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、相手側のコネクタ端子との接触不良や着脱不良を防止することができるコネクタ端子、連鎖端子、コネクタ、コネクタ端子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のコネクタ端子は、連鎖端子から切り離され、コネクタハウジングの端子挿込穴に挿し込まれるコネクタ端子であって、前記コネクタハウジングに取り付けられるベース部と、前記ベース部から一方向に突き出した第1の接点部と、前記ベース部から他方向に突き出した第2の接点部と、を備え、前記連鎖端子には多数の端子を並列に連ねる帯状のキャリアが設けられ、前記キャリアの端子間が切断されることで前記ベース部が形成されることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のコネクタ端子によれば、連鎖端子のキャリアが端子間で切断されることで、連鎖端子からコネクタ端子が切り離されると共にコネクタ端子のベース部が形成される。キャリアの切断時には第1、第2の接点部にバリや切断不良が生じないため、コネクタ端子と相手側のコネクタ端子の接触不良や着脱不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の連鎖端子の斜視図である。
本実施形態のコネクタ端子の斜視図である。
本実施形態のコネクタの平面図及び断面図である。
本実施形態のコネクタの組立動作の説明図である。
本実施形態の端子同士の接続状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
一般に、連鎖端子は多数の端子を帯状のキャリアで連ねて形成されている。キャリアから端子が切り離されて使用されるが、キャリアから切り離す際に端子の切断面にバリが生じたり切断面が斜めになる場合がある。キャリアに連結された箇所がDIP端子のリードであれば、リードが基板に半田付けされるため、リードの切断面に多少のバリ等が生じても影響が少ない。一方で、キャリアに連結された箇所がピン端子の接点部の場合には、接点部の破断面のバリ等によって相手側のコネクタ端子に接続したときに接触不良や着脱不良が生じるおそれがある。
【0010】
多数の端子の中央部がセンターキャリアで連結されていれば、センターキャリアが切断されても接点部の先端にバリ等が生じることがない。しかしながら、センターキャリアが所定厚みの帯状であるため、センターキャリアの切断時に切断工具に作用する負荷が大きくなる。ところで、センターキャリアには、連鎖端子を送り出すための複数のキャリアホールを設ける必要がある。本実施形態では、センターキャリアの端子間にキャリアホールを形成することで、センターキャリアの端子間の切断箇所の強度を低下させて切削工具に作用する負荷が軽減されている。
(【0011】以降は省略されています)

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