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公開番号2025120971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016043
出願日2024-02-06
発明の名称焼成方法及び焼成装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類B05D 3/02 20060101AFI20250812BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】熱交換器の粉体焼付塗装において、粉体塗料を短時間で溶融硬化して塗膜形成し、かつ省スペースな焼成方法及び焼成装置を提供する。
【解決手段】焼成方法Sは、溶融段階S1、昇温段階S2及び保持段階S3を含み、ノズル22の端部がフィンを有する熱交換器のワークWに近接配置されるブロー装置20によりワークWを熱風でブローし、ワークWに塗布された粉体塗料を溶融硬化して塗膜形成する。溶融段階S1では、粉体塗料が吹き飛ばされない第1風速H1の熱風でワークWをブローして粉体塗料を溶融する。昇温段階S2では、第1風速H1より大きい第2風速H2の熱風でワークWをブローして溶融段階S1で溶融した粉体塗料を急速昇温する。保持段階S3では、同じく第2風速H2の熱風でワークWをさらにブローして昇温段階S2で昇温した粉体塗料を硬化してワークWの表面に塗膜形成する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル(21)の端部がフィンを有する熱交換器のワーク(W)に近接配置されるブロー装置(20)により前記ワークを熱風でブローし、前記ワークに塗布された粉体塗料を溶融硬化して塗膜形成する焼成方法(S)であって、
前記粉体塗料が吹き飛ばされない第1風速(H1)の熱風で前記ワークをブローして前記粉体塗料を溶融する溶融段階(S1)と、
前記第1風速より大きい第2風速(H2)の熱風で前記ワークをブローして前記溶融段階で溶融した前記粉体塗料を急速昇温する昇温段階(S2)と、
同じく前記第2風速の熱風で前記ワークをさらにブローして前記昇温段階で昇温した前記粉体塗料を硬化して前記ワークの表面に塗膜形成する保持段階(S3)と、
を含む焼成方法。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
フィンを有する熱交換器のワーク(W)に塗布された粉体塗料を溶融硬化して塗膜形成する焼成装置(1)であって、
前記ワークを搬送する搬送装置(11)を有する焼成炉(10)と、
前記焼成炉の内部に設けられ、ノズル(22)の端部が前記ワークに近接配置され、前記ワークを熱風でブローするブロー装置(20)と、
前記ブロー装置がブローする熱風の温度、風速を可変に設定する条件設定部(30)と、
を備え、
前記条件設定部は、前記粉体塗料が吹き飛ばされない第1風速(H1)、及び、前記第1風速より大きい第2風速(H2)を設定可能である、焼成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器の焼成方法及び焼成装置に関する。
続きを表示(約 970 文字)【背景技術】
【0002】
従来、塗装されたワークの焼成方法及び装置が知られている。例えば特許文献1は、ワークを収容可能な焼き付け室と、熱風供給手段とを具備し、塗装されたワークを熱風供給手段の熱風により焼き付ける装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-326205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、粉体塗料を塗布されたワークの塗膜形成では、粉体塗料を吹き飛ばさずに溶融硬化させるため、均一温度を保持した焼成炉内を搬送しながら長時間加熱する必要があった。またこのため設備が大きくなりがちであった。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換器の粉体焼付塗装において、粉体塗料を短時間で溶融硬化して塗膜形成し、かつ省スペースな焼成方法及び焼成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の焼成方法は、ノズル(22)の端部がフィンを有する熱交換器のワーク(W)に近接配置されるブロー装置(20)によりワークを熱風でブローし、ワークに塗布された粉体塗料を溶融硬化して塗膜形成する焼成方法(S)であって、溶融段階(S1)と、昇温段階(S2)と、保持段階(S3)とを含む。
【0007】
溶融段階では、粉体塗料が吹き飛ばされない第1風速(H1)の熱風でワークをブローして粉体塗料を溶融する。
【0008】
昇温段階では、第1風速より大きい第2風速(H2)の熱風でワークをブローして溶融段階で溶融した粉体塗料を急速昇温する。
【0009】
保持段階では、同じく第2風速の熱風でワークをさらにブローして昇温段階で昇温した粉体塗料を硬化してワークの表面に塗膜形成する。
【0010】
本発明の焼成装置は、フィンを有する熱交換器のワーク(W)に塗布された粉体塗料を溶融硬化して塗膜形成する焼成装置(1)であって、焼成炉(10)と、ブロー装置(20)と、条件設定部(30)とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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