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公開番号2025117006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011628
出願日2024-01-30
発明の名称情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250804BHJP(電気通信技術)
要約【課題】不具合の発生要因を正確に特定する解析作業の利便性を向上させる。
【解決手段】情報処理装置は、画像形成装置の故障を診断するための情報処理装置であって、前記画像形成装置が出力した、画像診断用のチャート画像が形成された印刷物を読み取って得られたスキャン画像を取得する取得手段と、前記取得されたスキャン画像を使用して、前記画像形成装置の故障の有無を診断する診断手段と、前記診断に使用したスキャン画像を保存する保存手段と、前記診断手段によって故障があると診断された場合、当該診断に使用したスキャン画像と当該診断の結果を含む診断情報を外部送信する送信手段と、を有する。前記診断情報には、前記保存手段が保存するスキャン画像のうち前記故障があると診断されたときよりも過去の診断に使用されたスキャン画像を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置の故障を診断するための情報処理装置であって、
前記画像形成装置が出力した、画像診断用のチャート画像が形成された印刷物を読み取って得られたスキャン画像を取得する取得手段と、
前記取得されたスキャン画像を使用して、前記画像形成装置の故障の有無を診断する診断手段と、
前記診断に使用したスキャン画像を保存する保存手段と、
前記診断手段によって故障があると診断された場合、当該診断に使用したスキャン画像と当該診断の結果を含む診断情報を外部送信する送信手段と、
を有し、
前記診断情報には、前記保存手段が保存するスキャン画像のうち前記故障があると診断されたときよりも過去の診断に使用されたスキャン画像を含む
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記保存手段は、既に保存されたスキャン画像と差異がないスキャン画像は保存しない
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記保存手段は、所定回数に到達するまで、前記診断に使用したスキャン画像を保存する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記保存手段は、所定回数に到達した場合、既に保存された複数のスキャン画像のうち最も古いスキャン画像を削除してから、今回の診断に使用したスキャン画像を保存する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記所定回数は、前記保存手段で保存可能なデータ量に基づき設定される
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記保存手段は、前記診断の結果を保存する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記送信手段は、既に保存された診断の結果のうち選択された診断の結果と、当該診断に使用されたスキャン画像とを含む診断情報を外部送信する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
画面を表示部に表示する表示制御手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記表示された画面を介してユーザ操作で選択された診断の結果と、当該診断に使用されたスキャン画像とを含む診断情報を外部送信する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
画面を表示部に表示する表示制御手段をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記診断の結果に対応した画面を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記送信手段は、前記画面を介してユーザ操作で指示されたとき、外部送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成における画像診断技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置によってシートに形成された画像診断専用チャート画像の印刷物をセンサで読み取り、得られたスキャン画像を使用して画像診断を行う機能を備えた印刷システムがある。画像診断機能を備えた印刷システムでは、ユーザでは解決できない診断結果が得られた場合、印刷システムのメンテナンスを行うサービスマンに対処を依頼するサービス通知を行えるようになっている。サービスマンは、サービス通知を受け取ると、現地に出動して画像形成装置の状態を確認し、不具合の発生要因を特定し、不具合を解消するための対処を行うことになる。サービスマンが不具合の発生要因を特定してパーツの交換が必要であると判断しても出動時に交換用のパーツを所持していないと、その場で不具合を解消できず、再出動や現地での再調査が生じ、対処完了までのダウンタイムが長引き、生産性が低下してしまう。この点に関し、特許文献1は、画像診断にて画質問題を検出したときに使用したスキャン画像を外部送信する技術を開示している。これにより、サービスマンは、外部送信されたスキャン画像を取得するだけで不具合の発生要因を特定する解析作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-46595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記画像診断機能によって発見される不具合の種類は様々であり、その要因および対処方法は多岐に亘る。また同じような現象の不具合を確認できても、その発生要因が異なる場合もある。例えば、縦スジの要因としては、防塵ガラスの汚れ、帯電ローラ又は帯電ドラムの劣化や傷つき、読取り装置側のスキャナの汚れ、といった複数の候補が考えられる。このように、不具合の現象が同じでもその発生要因が異なると、当該不具合への対処方法も異なることになる。不具合の発生要因を正確に特定する解析作業にはより多くの情報が必要となる。そのため、特許文献1の技術を採用したとしても、サービスマンが、出動前に、外部送信された、画質問題を検出したときに使用したスキャン画像しか取得できず、複数の候補の中から不具合の発生要因を正確に特定する解析作業をできない虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、画像形成装置の故障を診断するための情報処理装置であって、前記画像形成装置が出力した、画像診断用のチャート画像が形成された印刷物を読み取って得られたスキャン画像を取得する取得手段と、前記取得されたスキャン画像を使用して、前記画像形成装置の故障の有無を診断する診断手段と、前記診断に使用したスキャン画像を保存する保存手段と、前記診断手段によって故障があると診断された場合、当該診断に使用したスキャン画像と当該診断の結果を含む診断情報を外部送信する送信手段と、を有し、前記診断情報には、前記保存手段が保存するスキャン画像のうち前記故障があると診断されたときよりも過去の診断に使用されたスキャン画像を含む、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示の技術によれば、画像形成装置の故障の発生要因を正確に特定する解析作業の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
印刷システムを含むネットワーク構成例を示す図である。
画像形成装置、外部コントローラ、クライアントPC、およびデータサーバの内部構成例を示すブロック図である。
画像形成装置のハードウェア構成例を示す断面図である。
画像診断を説明するための図である。
画像診断結果画面例を示す図である。
画像診断結果の詳細画面例を示す図である。
サービス通知画面例を示す図である。
システムが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
画像診断処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
対処内容決定リスト例を示す図である。
画像不良発生プロセス例を説明する図である。
画像不良発生プロセス例を説明する図である。
読取り画像の保存処理の流れを示すフローチャートである。
読取り画像の保存処理の流れを示すフローチャートである。
送信情報選択画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本開示の技術の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本開示の技術を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の技術の解決手段に必須のものとは限らない。添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
以下の説明において、外部コントローラは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。画像形成装置は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。フローチャートにおける各工程(ステップ)について先頭に「S」を付けて表記する。
【0010】
<<実施形態1>>
本実施形態では、すべての画像診断結果およびその診断に使用したすべての読取り画像を保存し、画像診断結果および読取り画像を含む診断情報を外部送信する態様について説明する。本実施形態に係る印刷システムは、画像診断機能を備え、印刷システムのメンテナンスを行うサービスマンに対処を依頼するサービス通知を行えるようになっているとする。
(【0011】以降は省略されています)

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