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公開番号
2025114949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009203
出願日
2024-01-25
発明の名称
回路遮断器
出願人
富士電機機器制御株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01H
73/18 20060101AFI20250730BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】限流遮断時に電磁反発力が弱くなっても可動接触子が迅速な開極動作を行い、可動接触子の閉極動作を抑制することで限流性能を向上させることができる回路遮断器を提供する。
【解決手段】固定接点2aを有する固定接触子2と、固定接点に接離する可動接点3aを有する可動接触子3と、固定接点に向けてヨーク開口部5eが開口し、開極動作を行う可動接触子が、ヨーク開口部内に移動するように筐体に支持されているコ字形状の磁気ヨーク5と、を備え、可動接触子は、過電流発生時の電磁反発力で開極動作を行うとともに、電磁反発力が弱まって慣性による開極動作を行うときに、ヨーク開口部5eを通過するようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
固定接点を有する固定接触子と、
前記固定接点に接離する可動接点を有する可動接触子と、
前記固定接点に向けてヨーク開口部が開口し、開極動作を行う前記可動接触子が、前記ヨーク開口部内に移動するように筐体に支持されているコ字形状の磁気ヨークと、を備え、
前記可動接触子は、過電流発生時の電磁反発力で開極動作を行うとともに、前記電磁反発力が弱まって慣性による開極動作を行うときに、前記ヨーク開口部を通過するようにしたことを特徴とする回路遮断器。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記磁気ヨークは、前記可動接点の移動軌跡を挟んで対向配置した一対の側板ヨークと、これら一対の側板ヨークの一端側を繋いで磁路を形成する天板ヨークと、を備え、
最大の開極位置まで移動した前記可動接触子が前記天板ヨークに接触することを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
【請求項3】
前記一対の側板ヨーク及び前記天板ヨークは、絶縁性の樹脂材にインサート成形されていることを特徴とする請求項2記載の回路遮断器。
【請求項4】
前記固定接触子の近傍に磁性体からなるグリットが配置されており、前記固定接点及び前記可動接点の間にアークが発生したときに、前記アークに流れる電流と、前記アークの自己磁束により前記グリットとに磁束が流れることで、前記グリットに向う側にローレンツ力を作用させていることを特徴とする請求項1又は3の何れか一項に記載の回路遮断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線用遮断器や漏電遮断器等に適用される回路遮断器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に接触及び離間させる可動接点を有する可動接触子を備え、過電流が発生すると、固定接点及び可動接点の間に電磁反発力が発生して可動接触子を開極させる限流式の回路遮断器である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-220610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の回路遮断器は、固定接点から可動接点が離れていくと電磁反発力が急激に弱くなり、閉磁路とされている磁性体の内部空間に発生する磁束も小さいので、可動接触子を流れる電流と磁束で作用する可動接触子を開極方向に移動させるローレンツ力が小さくなる。これにより、可動接触子が閉極方向に移動して可動接点が再度固定接点に接近してアークが再形成、或いは、可動接点及び固定接点の再接触によりアーク電圧が低下するおそれがあり、限流性能が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記特許文献1に記載された従来例の問題点に着目してなされたものであり、限流遮断時に電磁反発力が弱くなっても可動接触子が迅速な開極動作を行い、可動接触子の閉極動作を抑制することで限流性能を向上させることができる回路遮断器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る回路遮断器は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に接離する可動接点を有する可動接触子と、固定接点に向けてヨーク開口部が開口し、開極動作を行う前記可動接触子が、ヨーク開口部内に移動するように筐体に支持されているコ字形状の磁気ヨークと、を備え、可動接触子は、過電流発生時の電磁反発力で開極動作を行うとともに、前記電磁反発力が弱まって慣性による開極動作を行うときに、ヨーク開口部を通過するようにした。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る回路遮断器によれば、限流遮断時に電磁反発力が弱くなっても可動接触子が迅速な開極動作を行い、可動接触子の閉極動作を抑制することで限流性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る回路遮断器の腰部を示す斜視図である。
回路遮断器の限流遮断時を前方から示した図である。
回路遮断器の限流遮断時において可動接触子に作用する電磁反発力が弱くなった位置を示す図である。
可動接触子に作用する電磁反発力が弱くなった位置において可動接触子を開極方向に押し上げるローレンツ力が作用する状態を示す図である。
固定接点及び可動接点の間に発生したアークの電流と消弧装置の磁性体グリッドに発生する磁束により、アークをグリッドに向かう側に移動させるローレンツ力が作用する状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0010】
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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