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公開番号2025113712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008003
出願日2024-01-23
発明の名称コネクタおよびハウジング
出願人日本圧着端子製造株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類H01R 13/46 20060101AFI20250728BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子組み込み前のハウジングの搬送時等にハウジングどうしの絡まりを抑制でき、且つ嵌合方向と直交する2方向に関して小型化を達成できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタのハウジング3が、ハウジング本体30と、ロックアーム4と、ハウジング本体30にヒンジ接続されたリテーナ5と、第1抑制リブ71と、を含み、単一の部材で一体に形成される。第1抑制リブ71は、ハウジング本体30の天壁面31a(第1外壁面)に形成され、天壁面31aとロックアーム4との間に、他のハウジングのリテーナが入り込むのを抑制可能である。第1抑制リブ71は、ロックアーム4が最大撓みのときに、ロックアーム4の解除操作凸部42の背面42bに設けられた第1凹部81に逃避可能である。
【選択図】図1A-1B
特許請求の範囲【請求項1】
相手コネクタに対して嵌合方向に嵌合可能なコネクタであって、
端子と、単一の部材で一体に形成されたハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、
前記嵌合方向と互いに直交する幅方向および高さ方向を有するハウジング本体であって前記高さ方向に対向する第1壁および第2壁と、前記端子を収容する端子収容室と、を含み、前記第2壁は前記端子収容室に連通するリテーナ挿入孔を含むハウジング本体と、
前記第1壁の外壁面である第1外壁面に片持ち状に支持され、前記第1外壁面に向かって弾性的に撓み変形可能なアーム本体であって、基端部と、先端部と、前記第1外壁面に対向する内面と、外面と、を含むアーム本体と、前記基端部と前記先端部との間で前記アーム本体の前記外面から突出し、前記相手コネクタに対する嵌合状態をロック可能なロック凸部と、前記アーム本体の前記先端部の前記外面から突出し、前記ロック凸部のロックを解除するときに押圧操作可能な解除操作凸部と、を含むロックアームと、
前記リテーナ挿入孔に挿入可能に前記ハウジング本体にヒンジ接続され、前記リテーナ挿入孔に挿入された状態で前記端子収容室内の前記端子を係止可能なリテーナと、
前記第1外壁面に形成され、当該第1外壁面と前記ロックアームとの間に、他のコネクタのリテーナが入り込むのを抑制可能な第1抑制リブであって、前記ロックアームが最大撓みのときに、前記解除操作凸部の背面に設けられた第1凹部に逃避可能な第1抑制リブと、を含む、コネクタ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記端子は、複数設けられ、
前記端子収容室は、前記幅方向に並んで複数設けられ、
前記複数の端子収容室は、前記幅方向に一定の配置間隔で配置され、
前記幅方向に関して、前記第1抑制リブの幅は、前記端子収容室の前記配置間隔と同等または同等以上である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1抑制リブは、前記幅方向に離間する複数の第1抑制リブを含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記端子は、複数設けられ、
前記端子収容室は、前記幅方向に並んで複数設けられ、
前記複数の端子収容室は、前記幅方向に一定の配置間隔で配置され、
前記ロックアームは、前記アーム本体の前記内面から突出し、前記幅方向に関して前記端子収容室の前記配置間隔よりも小さい幅を有し、前記第1凹部の前記幅方向の両側に離間して配置された少なくとも2つの第2抑制リブを含み、
前記第1外壁面は、隣接する前記端子収容室の間に、前記ロックアームが最大撓みのときに前記第2抑制リブがそれぞれ逃避可能な第2凹部であって、前記幅方向に関して前記端子収容室の前記配置間隔よりも小さい幅を有する第2凹部を含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジングは、一体に樹脂成形されており、
前記ハウジングは、前記ロックアームの前記基端部を支持する支持部を含み、
前記支持部は、前記嵌合方向の反対方向から見て、前記第1抑制リブを内包する大きさの型抜き開口を含む、請求項1~4の何れか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
相手コネクタに対して嵌合方向に嵌合可能なコネクタに用いられ、単一の部材で一体に形成されたハウジングであって、
前記嵌合方向と互いに直交する幅方向および高さ方向を有するハウジング本体であって前記高さ方向に対向する第1壁および第2壁と、端子を収容可能な端子収容室と、を含み、前記第2壁は前記端子収容室に連通するリテーナ挿入孔を含むハウジング本体と、
前記第1壁の外壁面である第1外壁面に片持ち状に支持され、前記第1外壁面に向かって弾性的に撓み変形可能なアーム本体であって、基端部と、先端部と、前記第1外壁面に対向する内面と、外面と、を含むアーム本体と、前記基端部と前記先端部との間で前記アーム本体の前記外面から突出し、前記相手コネクタに対する嵌合状態をロック可能なロック凸部と、前記アーム本体の前記先端部の前記外面から突出し、前記ロック凸部のロックを解除するときに押圧操作可能な解除操作凸部と、を含むロックアームと、
前記リテーナ挿入孔に挿入可能に前記ハウジング本体にヒンジ接続され、前記リテーナ挿入孔に挿入された状態で前記端子収容室内の前記端子を係止可能なリテーナと、
前記第1外壁面に形成され、当該第1外壁面と前記ロックアームとの間に、他のハウジングのリテーナが入り込むのを抑制可能な第1抑制リブであって、前記ロックアームが最大撓みのときに、前記解除操作凸部の背面に設けられた第1凹部に逃避可能な第1抑制リブと、を含む、ハウジング。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタおよびハウジングに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示のコネクタでは、ロックアームがハウジングの上面(対向壁面)に向けて接近する方向に撓み変形するときに、ロックアームに設けられたリブが、前記対向壁面に設けられた逃がし凹部に嵌合される。これにより、低背化が図られる。また、ハウジング本体の下面に形成されたリテーナ装着孔を開閉可能なリテーナが、リテーナ装着孔の開口縁に、ヒンジを介して回動可能に接続されている。リテーナは、全開状態で、ハウジング本体とともに形成される。使用時のリテーナは、閉じ状態でキャビティ内の端子金具に係止し、端子金具を抜け止めする。
【0003】
特許文献2に開示のコネクタでは、ロックアームに設けられたリブが嵌合されるように、ハウジングの対向壁面に溝部が設けられている。低背化を図るために、高さ方向に関して、端子を収容するキャビティの位置と、溝部の位置とは、互いの一部が重なっている。また、コネクタの嵌合方向および高さ方向に対して直交する幅方向に関して、キャビティは、溝部を避けた位置にオフセットして配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-305484号公報
特開2021-93311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ハウジングがヒンジにより開閉可能なリテーナを有する場合において、端子を組み込む前の多数のハウジングを一括して搬送するとき等に、ロックアームとハウジングの対向壁面との間に、他のハウジングの開放状態のリテーナの一部が入り込み、ハウジングどうしが絡まってしまうことが予想される。
【0006】
そこで、本願発明者は、特許文献1,2のようにロックアームに設けられたリブの高さ調整することによって、リテーナの入り込みを抑制することを想定する。しかしながら、その場合、高さ方向の小型化(低背化)を達成するためにハウジング本体に設けられた逃がし凹部(特許文献2では溝部)と、端子を収容するキャビティとは、互いに幅方向に位置をオフセットして配置する必要がある。このため、ハウジング本体が幅方向に大型化する。
【0007】
本発明の一実施形態は、端子組み込み前のハウジングの搬送時等にハウジングどうしの絡まりを抑制することができ、且つ嵌合方向と直交する2方向に関して小型化を達成することができるコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態は、相手コネクタに対して嵌合方向(X1)に嵌合可能なコネクタ(1)であって、端子(2)と、単一の部材で一体に形成されたハウジング(3;3P;3Q;3R)と、を備えるコネクタを提供する。前記ハウジングは、前記嵌合方向と互いに直交する幅方向(W)および高さ方向(H)を有するハウジング本体(30)と、ロックアーム(4;4P;4Q;4R)と、リテーナ(5)と、第1抑制リブ(71;71P)と、を含む。ハウジング本体は、前記高さ方向に対向する第1壁(31)および第2壁(32)と、前記端子を収容する端子収容室(3S)と、を含み、前記第2壁は前記端子収容室に連通するリテーナ挿入孔(38)を含む。前記ロックアームは、アーム本体(40)と、ロック凸部(41)と、解除操作凸部(42)と、を含む。前記アーム本体は、前記第1壁の外壁面である第1外壁面(41a)に片持ち状に支持され、前記第1外壁面に向かって弾性的に撓み変形可能である。前記アーム本体は、基端部(40a)と、先端部(40b)と、前記第1外壁面に対向する内面(40c)と、外面(40d)と、を含む。前記ロック凸部は、前記基端部と前記先端部との間で前記アーム本体の前記外面から突出し、前記相手コネクタに対する嵌合状態をロック可能である。前記解除操作凸部は、前記アーム本体の前記先端部の前記外面から突出し、前記ロック凸部のロックを解除するときに押圧操作可能である。前記リテーナは、前記リテーナ挿入孔に挿入可能に前記ハウジング本体にヒンジ接続される。前記リテーナは、前記リテーナ挿入孔に挿入された状態で前記端子収容室内の前記端子を係止可能である。前記第1抑制リブは、前記第1外壁面に形成され、当該第1外壁面と前記ロックアームとの間に、他のコネクタのリテーナが入り込むのを抑制可能である。前記第1抑制リブは、前記ロックアームが最大撓みのときに、前記解除操作凸部の背面(42b)に設けられた第1凹部(81)に逃避可能である。
【0009】
この構成によれば、端子組み込み前の多数のハウジングを一括して搬送するとき等に、ロックアームのアーム本体の先端部とハウジング本体の第1外壁面との間に、他のハウジングにおいてリテーナ挿入孔から離脱された状態のリテーナの一部が入り込むことを、第1抑制リブによって抑制することができる。また、ロックアームが最大撓みで撓むときに、第1抑制リブは、ロックアームの解除操作凸部の背面の第1凹部に逃げることができる。解除操作凸部の背面の空間(第1凹部)を有効利用することにより、高さ方向の小型化を達成できる。また、ハウジング本体の第1外壁面から突出する第1抑制リブは、端子収容室のレイアウトに影響を与えることがないので、幅方向の小型化を達成できる。
【0010】
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
(【0011】以降は省略されています)

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