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公開番号
2025112634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006980
出願日
2024-01-19
発明の名称
漏電検出部及び漏電遮断器
出願人
富士電機機器制御株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01H
83/02 20060101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】隣接する貫通導体部同士の電気的絶縁を十分に確保することができるとともに、不平衡電流の検出性能及び製品構造の自由度を向上することができる漏電検出部を提供する。
【解決手段】貫通孔10aを有する零相変流器10と、貫通孔に貫通されている複数の一次導体の貫通導体部11Ra,11Sa,11Taと、貫通孔に挿入されている貫通孔絶縁部材12と、を備え、貫通孔において隣接している貫通導体部11Ra11Ta同士の間に、貫通孔の内周面から径方向内方に突出して貫通孔の軸方向に延在している第1の絶縁部18,19と、貫通孔絶縁部材から径方向外方に突出して第1の絶縁部に連結する第2の絶縁部27,30とが形成されており、第1の絶縁部及び第2の絶縁部とで隣接している貫通導体部同士を電気的に絶縁している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
貫通孔を有する零相変流器と、
前記貫通孔に貫通されている複数の一次導体の貫通導体部と、
前記貫通孔に挿入されている貫通孔絶縁部材と、を備え、
前記貫通孔において隣接している前記貫通導体部同士の間に、前記貫通孔の内周面から径方向内方に突出して前記貫通孔の軸方向に延在している第1の絶縁部と、前記貫通孔絶縁部材から径方向外方に突出して前記第1の絶縁部に連結する第2の絶縁部とが配置され、前記第1の絶縁部及び前記第2の絶縁部とで隣接している前記貫通導体部同士を電気的に絶縁していることを特徴とする漏電検出部。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第1の絶縁部の先端部及び前記第2の絶縁部の先端部のうち一方が凸部とされ、他方が凹部とされており、前記凸部及び前記凹部が嵌まり合うインロー構造で前記第1の絶縁部及び前記第2の絶縁部が連結されていることを特徴とする請求項1記載の漏電検出部。
【請求項3】
前記第1の絶縁部に板状のリブからなる凸部が形成されており、前記第2の絶縁部の先端に前記リブが嵌まり込む凹部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の漏電検出部。
【請求項4】
複数の一次導体は、前記貫通導体部から前記零相変流器の一方の側面に沿って延在する連続導体部を備えており、
前記貫通孔絶縁部材は、前記複数の連続導体部とともに前記零相変流器の一方の側面を覆う絶縁側面板を備えており、
前記零相変流器の一方の側面で隣接している前記連続導体部同士の間に、前記一方の側面から突出している第3の絶縁部と、前記絶縁側面板から突出して前記第3の絶縁部に連結する第4の絶縁部とが形成されており、前記第3の絶縁部及び前記第4の絶縁部とで隣接している前記連続導体部同士を電気的に絶縁することを特徴とする請求項1又は2項に記載の漏電検出部。
【請求項5】
前記第3の絶縁部の先端部及び前記第4の絶縁部の先端部のうち一方が凸部とされ、他方が凹部とされており、前記凸部及び前記凹部が嵌まり合うインロー構造で前記第3の絶縁部及び前記第4の絶縁部が連結されていることを特徴とする請求項4記載の漏電検出部。
【請求項6】
前記第3の絶縁部が、前記一方の側面から突出している板状のリブからなる凸部であり、前記第4の絶縁部が、前記絶縁側面板から突出して前記リブが嵌まり込む凹部であることを特徴とする請求項5記載の漏電検出部。
【請求項7】
主回路接触子を開閉する開閉機構、過電流引外し装置及び漏電引外し装置が搭載されており、
前記漏電引外し装置は、主回路の不平衡電流を検出する請求項1から3の何れか一項に記載の漏電検出部と、
前記漏電検出部が不平衡電流を検出したときに前記主回路接触子を開状態とするトリップコイルユニットと、を備えていることを特徴とする漏電遮断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、漏電検出部及び漏電検出部を備えた漏電遮断器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
漏電検出部は、円環形状の零相変流器と、零相変流器の貫通孔に貫通導体部を貫通させている主回路の各相の一次導体とを備えている。この漏電検出部を備えた漏電遮断器は、漏電検出部が主回路の不平衡電流を検出したときに、負荷側が漏電状態であると判断して主回路を遮断する装置である。
【0003】
漏電検出部は、隣接する一次導体同士の電気的絶縁が問題となっており、従来は一次導体に絶縁テープをテーピング、或いは一次導体に絶縁チューブの装着を行うことで隣接する一次導体を電気的に絶縁していた。ところが、一次導体のテーピンング作業や絶縁チューブの装着は手間がかかり作業性が悪いので、近年では、零相変流器の貫通孔に一次導体絶縁部材を差し込み、一次導体絶縁部材のみで隣接する貫通導体部の電気的絶縁を行う装置が開発されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3275441号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の漏電検出部は、零相変流器の限られたスペースである貫通孔に一次導体絶縁部材を配置して隣接する貫通導体部同士の絶縁性能を確保する構造としているので、一次導体を小型形状にする、或いは零相変流器の貫通孔を大径にする必要があった。そのため、不平衡電流の検出性能の低下や製品構造の自由度の低下の面で問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、隣接する貫通導体部同士の電気的絶縁を十分に確保することができるとともに、不平衡電流の検出性能及び製品構造の自由度を向上させることができる漏電検出部及び漏電遮断器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る漏電検出部は、貫通孔を有する零相変流器と、貫通孔に貫通されている複数の一次導体の貫通導体部と、貫通孔に挿入されている貫通孔絶縁部材と、を備え、貫通孔において隣接している貫通導体部同士の間に、貫通孔の内周面から径方向内方に突出して貫通孔の軸方向に延在している第1の絶縁部と、貫通孔絶縁部材から径方向外方に突出して第1の絶縁部に連結する第2の絶縁部とが形成されており、第1の絶縁部及び第2の絶縁部とで隣接している貫通導体部同士を電気的に絶縁する。
【0008】
また、本発明に係る漏電遮断器は、主回路接触子を開閉する開閉機構、過電流引外し装置及び漏電引外し装置が搭載されており、漏電引外し装置は、主回路の不平衡電流を検出する上記漏電検出部と、漏電検出部が不平衡電流を検出したときに主回路接触子を開状態とするトリップコイルユニットと、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の漏電検出部及び漏電遮断器によれば、隣接する貫通導体部同士の電気的絶縁を十分に確保することができるとともに、不平衡電流の検出性能及び製品構造の自由度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る漏電遮断器を示す斜視図である。
本発明に係る第1実施形態の漏電検出部を示す斜視図である。
第1実施形態の漏電検出部を示す平面図である。
図3のA-A線矢視図である。
第1実施形態の漏電検出部の構成部品を示す展開斜視図である。
第1実施形態の主な漏電検出部の構成部品を示す斜視図である。
第1実施形態の第1絶縁部材を示す要部拡大図である。
第1実施形態の漏電検出部の絶縁沿面距離を示す模式図である。
本発明に係る第2実施形態の漏電検出部を示す平面図である。
第2実施形態の漏電検出部を構成する零相変流器を示す斜視図である。
第2実施形態の漏電検出部の構成部品を示す展開斜視図である。
第2実施形態の漏電検出部を電源側から示した背面図である。
第2実施形態の第1絶縁部材を示す斜視図である。
第2実施形態の第2絶縁部材を示す斜視図である。
図9のB-B線矢視図である。
図9のC-C線矢視図である。
図12のD-D線矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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