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公開番号2025109689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2025002673
出願日2025-01-08
発明の名称酸発生剤、塩、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250717BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好なCD均一性を有するレジストパターンを製造し得る塩、酸発生剤、レジスト組成物、樹脂等を提供することを目的とする。
【解決手段】式(I)で表される塩又は式(I)の塩に由来する構造単位を含有する酸発生剤。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025109689000189.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">26</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">153</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、Q1、Q2、R1及びR2はそれぞれH原子、F原子、ペルフルオロアルキル基等;zは0~6の整数;X1は-CO-O-、-O-CO-等;L1は単結合又は置換/非置換の炭化水素基;R3はフッ化アルキル基;R4はH原子、アルキル基等;X11は単結合、-CO-O-、-O-CO-等;m3は1~3の整数;Arは置換/非置換の芳香族炭化水素基;X10は単結合又は-CO-O-;R5はH原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよいアルキル基;ZI+は有機カチオンを表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される塩又は式(IP)で表される構造単位を含有する酸発生剤。
TIFF
2025109689000181.tif
61
155
[式(I)及び式(IP)中、


、Q

、R

及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、炭素数1~6のペルフルオロアルキル基又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
zは、0~6のいずれかの整数を表し、zが2以上のとき、複数のR

及びR

は互いに同一であっても異なってもよい。


は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、C(R
1
)(R
2
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合部位を表す。)を表す。
mm1は、0又は1を表す。


は、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO-、-CO-、-NR

-又は-SO

-に置き換わっていてもよい。


は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。


は、炭素数1~6のフッ化アルキル基を表す。


は、水素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数1~6のフッ化アルキル基を表す。

11
は、単結合、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、Arとの結合部位を表す。)を表す。
m3は、1~3のいずれかの整数を表し、m3が2以上の時、括弧内の符号は、同一でも異なっていてもよい。
Arは、置換基を有していてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基を表す。

10
は、単結合又は*-CO-O-(但し、*は、R

が結合する炭素原子との結合部位を表す。)を表す。


は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。
ZI

は、有機カチオンを表す。]
続きを表示(約 3,900 文字)【請求項2】


が、単結合、
炭素数1~8のアルカンジイル基(該アルカンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよく、該アルカンジイル基は、置換基を有していてもよい。)、
*-L
11
-W

-L
12
-若しくは*-L
11
-W

-L
12
-W

-L
13
-(L
11
、L
12
及びL
13
は、それぞれ独立に、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~8のアルカンジイル基を表し、W

及びW

は、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数3~12の環状炭化水素基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよく、該環状炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-SO-、-CO-又は-SO

-で置き換わっていてもよく、L
11
、L
12
、L
13
、W

及びW

の合計の炭素数は、20以下である。*は、X

との結合部位を表す。)又は
側鎖に炭素数3~12の環状炭化水素基を有する炭素数1~8のアルカンジイル基(該環状炭化水素基及び該アルカンジイル基は、置換基を有してもよく、該環状炭化水素基及び該アルカンジイル基の合計の炭素数は、20以下である。)である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項3】


が、*-CO-O-又は*-O-CO-O-(但し、*は、C(R
1
)(R
2
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合部位を表す。)である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項4】


及びR

が、それぞれ独立に、炭素数1~3のペルフルオロアルキル基である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の酸発生剤を含有するレジスト組成物。
【請求項6】
酸発生剤が、式(I)で表される塩であり、
酸不安定基を有する構造単位(a1)を含む樹脂をさらに含有する請求項5に記載のレジスト組成物。
【請求項7】
酸発生剤が、式(IP)で表される構造単位を含む樹脂であり、
該樹脂が、酸不安定基を有する構造単位(a1)をさらに含む請求項5に記載のレジスト組成物。
【請求項8】
式(I)で表される塩をさらに含有する請求項7に記載のレジスト組成物。
【請求項9】
酸不安定基を有する構造単位(a1)が、式(a1-0)で表される構造単位、式(a1-1)で表される構造単位、式(a1-2)で表される構造単位、式(a1-4)で表される構造単位及び式(a1-5)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項6に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025109689000182.tif
44
143
[式(a1-0)、式(a1-1)及び式(a1-2)中、

a01
、L
a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH


k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合部位を表す。

a01
、R
a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a02
、R
a03
及びR
a04
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組み合わせた基を表し、該アルキル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。

a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組合せることにより形成される基を表し、該アルキル基、該アルケニル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
m1’は0~14のいずれかの整数を表す。
n1は0~10のいずれかの整数を表す。
n1’は0~3のいずれかの整数を表す。]
TIFF
2025109689000183.tif
31
119
[式(a1-4)中、

a1
は、水素原子、ハロゲン原子、又は、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a17
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。

a11
は、単結合又は炭素数1~12のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH

-は、-O-、-CO-又は-NR
a18
-に置き換わってもよい。

a18
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a1
は、単結合又はカルボニル基を表す。

a34
及びR
a35
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~12の炭化水素基を表し、R
a36
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、R
a35
及びR
a36
は互いに結合してそれらが結合する-C-O-とともに炭素数2~20の2価の炭化水素基を形成し、該炭化水素基及び該2価の炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-S-で置き換わってもよい。
na1は、1~5のいずれかの整数を表し、na1が、2以上のとき、複数の括弧内の基は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
na11は、0~4のいずれかの整数を表し、na11が2以上のとき、複数のR
a17
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
mcは、0~2のいずれかの整数を表す。]
TIFF
2025109689000184.tif
45
58
[式(a1-5)中、

a8
は、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、水素原子又はハロゲン原子を表す。
【請求項10】
酸不安定基を有する構造単位(a1)が、式(a1-6)で表される構造単位含む請求項6に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025109689000185.tif
36
82
[式(a1-6)中、

a61
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a62
、R
a63
及びR
a64
は、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~18の環状炭化水素基を表すか、R
a62
及びR
a63
は互いに結合してそれらが結合する炭素原子とともに炭素数3~20の環を形成する。

a61
は、単結合、-CO-O-*又は-CO-NR
a65
-*を表し、*はArとの結合手を表し、R
a65
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a62
は、単結合、*-O-L
a61
-又は*-CO-O-L
a62
-を表し、*はArとの結合手を表し、L
a61
及びL
a62
は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルカンジイル基を表す。
Arは、置換基を有していてもよい炭素数6~20の芳香族炭化水素基を表す。]
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体の微細加工に用いられる酸発生剤用の塩、該塩を含む酸発生剤、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩に由来する構造単位を含む樹脂及び該樹脂を含有するレジスト組成物が記載されている。
TIFF
2025109689000001.tif
28
64
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-177834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のレジスト組成物から形成されたレジストパターンよりも、良好なCD均一性(CDU)でレジストパターンを製造することができる塩を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(I)で表される塩又は式(IP)で表される構造単位を含有する酸発生剤。
TIFF
2025109689000002.tif
61
155
[式(I)及び式(IP)中、


、Q

、R

及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、炭素数1~6のペルフルオロアルキル基又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
zは、0~6のいずれかの整数を表し、zが2以上のとき、複数のR

及びR

は互いに同一であっても異なってもよい。


は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、C(R
1
)(R
2
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合部位を表す。)を表す。
mm1は、0又は1を表す。


は、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO-、-CO-、-NR

-又は-SO

-に置き換わっていてもよい。


は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。


は、炭素数1~6のフッ化アルキル基を表す。


は、水素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数1~6のフッ化アルキル基を表す。

11
は、単結合、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、Arとの結合部位を表す。)を表す。
m3は、1~3のいずれかの整数を表し、m3が2以上の時、括弧内の符号は、同一でも異なっていてもよい。
Arは、置換基を有していてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基を表す。

10
は、単結合又は*-CO-O-(但し、*は、R

が結合する炭素原子との結合部位を表す。)を表す。


は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。
ZI

は、有機カチオンを表す。]
[2]L

が、単結合、
炭素数1~8のアルカンジイル基(該アルカンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよく、該アルカンジイル基は、置換基を有していてもよい。)、
*-L
11
-W

-L
12
-若しくは*-L
11
-W

-L
【発明の効果】
【0006】
本発明の塩を使用したレジスト組成物を用いることにより、良好なCD均一性(CDU)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「アクリル系モノマー及びメタクリル系モノマーの少なくとも1種」を意味する。「(メタ)アクリレート」及び「(メタ)アクリル酸」等の表記も同様の意味を表す。本明細書中に記載する基において、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。炭化水素基等に含まれる-CH
2
-が-O-、-S-、-SO-、-CO-、-NR

-(Xは任意の符号)又は-SO

-で置き換わる場合、各基において同様の例を適用するものとし、置き換わる前の炭素数を炭化水素基等の炭素数とする。「組み合わせた基」とは、例示した基を2種以上結合させた基を意味し、それら基の価数は結合形態によって適宜変更してもよい。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C結合が重合により-C-C-基(単結合)となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての立体異性体を含む。「酸不安定基」は、酸(例えば、トリフルオロメタンスルホン酸等)と接触すると、脱離基が脱離し、親水性基(例えば、ヒドロキシ基又はカルボキシ基)を形成する基を意味する。「塩基不安定基」とは、塩基(例えば、トリメチルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド等)と接触すると、脱離基が脱離して、親水基(カルボキシ基又はヒドロキシ基)を形成する基を意味する。各基は、置換基の数等によって、その基に含まれる任意の位置及び数の水素原子が結合手に置き換わることがある。置換基における炭素数は、被置換基の炭素数には含めない。
本明細書において、「レジスト組成物の固形分」とは、レジスト組成物の総量から、後述する溶剤(E)を除いた成分の合計を意味する。
【0008】
<式(I)で表される塩>
本発明は、式(I)で表される塩(以下「塩(I)」という場合がある)に関する。
塩(I)のうち、負電荷を有する側を「アニオン(I)」、正電荷を有する側を「カチオン(I)」と称することがある。
【0009】
〔アニオン(I)〕
式(I)において、Q

、Q

、R

及びR

のペルフルオロアルキル基としては、トリフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基、ペルフルオロプロピル基、ペルフルオロイソプロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフルオロsec-ブチル基、ペルフルオロtert-ブチル基、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基などが挙げられる。ペルフルオロアルキル基の炭素数は、好ましくは1~4であり、より好ましくは1~3である。


、Q

、R

及びR

のアルキル基としては、直鎖又は分岐のアルキル基、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。アルキル基の炭素数は、好ましくは1~4であり、より好ましくは1~3である。


及びQ

は、少なくとも一方に、フッ素原子又はペルフルオロアルキル基を含むことが好ましく、少なくとも一方が、フッ素原子又はペルフルオロアルキル基であることがより好ましく、それぞれ独立に、トリフルオロメチル基又はフッ素原子であることがさらに好ましく、ともにフッ素原子であることがさらにより好ましい。


及びR

は、それぞれ独立に、好ましくは水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基であり、より好ましくは水素原子又はフッ素原子であり、さらに好ましくは水素原子である。
zは、0~4のいずれかの整数であることが好ましく、0~3のいずれかの整数であることがより好ましく、0~2のいずれかの整数であることがさらに好ましく、0又は1であることがさらにより好ましい。


は、*-CO-O-又は*-O-CO-O-であることが好ましく、*-CO-O-であることがより好ましい(*はC(R

)(R

)又はC(Q

)(Q

)との結合部位を表す。)。
【0010】


における炭化水素基としては、アルカンジイル基等の2価の鎖式炭化水素基、単環式又は多環式(スピロ環、縮合環又は橋掛け環等を含む)の2価の脂環式炭化水素基、2価の芳香族炭化水素基等の2価の環状炭化水素基が挙げられ、これらの基のうち2種以上を組み合わせた基(例えば脂環式炭化水素基又は芳香族炭化水素基と鎖式炭化水素基とから形成される2価の炭化水素基)でもよい。
アルカンジイル基としては、メチレン基、エチレン基、プロパン-1,3-ジイル基、ブタン-1,4-ジイル基、ペンタン-1,5-ジイル基、ヘキサン-1,6-ジイル基、ヘプタン-1,7-ジイル基、オクタン-1,8-ジイル基、ノナン-1,9-ジイル基、デカン-1,10-ジイル基、ウンデカン-1,11-ジイル基、ドデカン-1,12-ジイル基、トリデカン-1,13-ジイル基、テトラデカン-1,14-ジイル基、ペンタデカン-1,15-ジイル基、ヘキサデカン-1,16-ジイル基及びヘプタデカン-1,17-ジイル基等の直鎖状アルカンジイル基及び
エタン-1,1-ジイル基、プロパン-1,1-ジイル基、プロパン-1,2-ジイル基、プロパン-2,2-ジイル基、ペンタン-2,4-ジイル基、2-メチルプロパン-1,3-ジイル基、2-メチルプロパン-1,2-ジイル基、ペンタン-1,4-ジイル基、2-メチルブタン-1,4-ジイル基等の分岐状アルカンジイル基が挙げられる。
鎖式炭化水素基の炭素数は、1~18であってもよく、好ましくは1~12であり、より好ましくは1~10であり、さらに好ましくは1~9であり、より一層好ましくは1~8であり、さらに一層1~6であり、さらにより好ましくは1~4である。
単環式又は多環式の2価の脂環式炭化水素基としては、以下の脂環式炭化水素基等が挙げられる。結合部位は任意の位置とすることができる。
JPEG
2025109689000008.jpg
47
169
具体的には、シクロブタン-1,3-ジイル基、シクロペンタン-1,3-ジイル基、シクロヘキサン-1,4-ジイル基、シクロオクタン-1,5-ジイル基等の単環式シクロアルカンジイル基である単環式の2価の脂環式炭化水素基、
ノルボルナン-1,4-ジイル基、ノルボルナン-2,5-ジイル基、アダマンタン-1,5-ジイル基、アダマンタン-2,6-ジイル基等の多環式シクロアルカンジイル基である多環式の2価の脂環式炭化水素基及び
スピロシクロヘキサン-1,2’-シクロペンチル基、スピロアダマンタン-2,3’-シクロペンチル基等のシクロアルキル基、ノルボニル基もしくはアダマンチル基とそれぞれにスピロで結合したシクロアルキル基を有するスピロ環等が挙げられる。
脂環式炭化水素基の炭素数は、3~18であってもよく、好ましくは3~16であり、より好ましくは3~12である。
2価の芳香族炭化水素基としては、フェニレン基、ナフチレン基、アントリレン基、ビフェニレン基、フェナントリレン基等のアリーレン基等の芳香族炭化水素基が挙げられる。芳香族炭化水素基の炭素数は、6~18であってもよく、好ましくは6~14であり、より好ましくは6~10である。
(【0011】以降は省略されています)

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