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公開番号2025100083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217184
出願日2023-12-22
発明の名称端子付電線
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 4/72 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】止水チューブの端子金具側の端部からの液体の浸入を確実に防止するとともに、端子金具の端子部を接続対象面に確実に当接させ、且つ接着剤が端子金具の端子部側に過剰に流出することを防ぐことのできる端子付電線を提供する。
【解決手段】芯線2aの外周部が絶縁体2bによって覆われた電線2と、芯線2aの端部が接続される芯線接続部3aが一端側に設けられ、接続対象面に接続される平板状の端子部3bが他端側に設けられ、端子部3bから連続して延在する中間部3cが芯線接続部3aと端子部3bとの間に設けられた端子金具3と、熱収縮チューブ4aの内側に熱可塑性の接着剤からなる接着剤層が形成され、電線2の絶縁体2bの部分から端子金具3における中間部3cまでを覆う止水チューブ4と、を備え、止水チューブ4は、中間部3c側における熱収縮チューブ4aおよび接着剤層の厚さ寸法が、中間部3cの外周方向にわたって均一である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
芯線を有し、前記芯線の外周部が絶縁体によって覆われた電線と、
前記芯線の端部が接続される芯線接続部が一端側に設けられ、接続対象面に接続される平板状の端子部が他端側に設けられ、前記端子部から連続して延在する中間部が前記芯線接続部と前記端子部との間に設けられた端子金具と、
加熱することによって収縮する熱収縮チューブを有し、前記熱収縮チューブの内側に熱可塑性の接着剤からなる接着剤層が形成され、前記電線の前記絶縁体の部分から前記端子金具における前記中間部までを覆う止水チューブと、を備え、
前記止水チューブは、前記中間部側における前記熱収縮チューブおよび接着剤層の厚さ寸法が、前記中間部の外周方向にわたって均一である
端子付電線。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記芯線は、断面積が50平方ミリメートル以上である
請求項1に端子付電線。
【請求項3】
前記端子部には、棒状の固定部材を挿通可能な挿通孔が形成され、
前記端子金具は、前記挿通孔に挿通した前記固定部材によって、前記接続対象面に固定される
請求項1に記載の端子付電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の端部に端子が取り付けられた端子付電線に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の端子付電線としては、芯線を有し、芯線の外周部が絶縁体によって覆われた電線と、芯線の端部が接続される芯線接続部が一端側に設けられ、接続対象面に接続される平板状の端子部が他端側に設けられ、端子部に連続して延在する中間部が芯線接続部と端子部との間に設けられた端子金具と、筒状に形成された熱収縮チューブを有し、熱収縮チューブの内側に熱可塑性の接着剤からなる接着剤層が形成され、電線の前記絶縁体の部分から端子金具における中間部までを覆う止水チューブと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来の端子付電線は、電線の端部に端子金具を取り付けた状態で、電線の絶縁体の部分から端子金具における中間部までを覆うように熱収縮チューブを収縮させる前の止水チューブを通し、止水チューブを加熱して熱収縮チューブを収縮させるとともに、プレス部材によって熱収縮チューブを端子金具の中間部に押し付けることによって、端子金具と止水チューブとの隙間を閉鎖し、端子部から芯線への液体の浸入を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-229572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の端子付電線は、プレス部材によって熱収縮チューブを端子金具の中間部に押し付ける際に、熱収縮チューブが塑性変形を起こして破損し易くなり、止水チューブの端子金具側の端部からの液体の浸入を防止することができなくなる可能性がある。また、従来の端子付電線では、プレス部材によって熱収縮チューブが塑性変形するほどに熱収縮チューブを端子金具の中間部に押し付け、またチューブ末端までプレスすることによって、熱収縮チューブの端部から接着剤が端子金具の端子部側に流出し、端子部と接続対象面との間の接触状態が悪化する可能性がある。
【0006】
本発明の目的とするところは、止水チューブの端子金具側の端部からの液体の浸入を確実に防止するとともに、端子金具の端子部を接続対象面に確実に当接させ、且つ接着剤が端子金具の端子部側に過剰に流出することを防ぐことのできる端子付電線を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る端子付電線は、芯線を有し、前記芯線の外周部が絶縁体によって覆われた電線と、前記芯線の端部が接続される芯線接続部が一端側に設けられ、接続対象面に接続される平板状の端子部が他端側に設けられ、前記端子部から連続して延在する中間部が前記芯線接続部と前記端子部との間に設けられた端子金具と、加熱することによって収縮する熱収縮チューブを有し、前記熱収縮チューブの内側に熱可塑性の接着剤からなる接着剤層が形成され、前記電線の前記絶縁体の部分から前記端子金具における前記中間部までを覆う止水チューブと、を備え、前記止水チューブは、前記中間部側における前記熱収縮チューブおよび接着剤層の厚さ寸法が、前記中間部の外周方向にわたって均一である。
【0008】
また、本発明に係る端子付電線は、前記芯線が、断面積が50平方ミリメートル以上である、ことが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る端子付電線は、前記端子部に、棒状の固定部材を挿通可能な挿通孔が形成され、前記端子金具は、前記挿通孔に挿通した前記固定部材によって、前記接続対象面に固定される、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、止水チューブの中間部側における止水性能を、中間部の外周方向にわたって均一に発揮させることが可能となり、止水チューブの中間部側の端部からの液体の浸入を確実に防止することが可能となる。また、止水チューブの接着剤が中間部の外周方向の一部から端子部における接続対象面に当接する部分まで到達することを防止することができ、端子金具の端子部を接続対象面に確実に接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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