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公開番号2025090426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205634
出願日2023-12-05
発明の名称蓄電設備、判定装置、及びコンピュータプログラム
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250610BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電設備、判定装置、及びコンピュータプログラムの提供。
【解決手段】蓄電設備は、並列に接続された複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子を外部の電流供給源又は電流供給先に接続する接続回路とを備える。接続回路は、電流供給源又は電流供給先に接続される第1電流経路と、第1電流経路から分岐して複数の蓄電素子に夫々接続される複数の第2電流経路と、第1電流経路に流れる電流を計測する第1電流センサと、複数の第2電流経路の夫々に流れる電流を個別に計測する複数の第2電流センサとを含む。蓄電設備は、第1電流センサの計測結果と、複数の第2電流センサの計測結果とを用いて、接続回路における異常の有無を判定する判定部を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
並列に接続された複数の蓄電素子と、該複数の蓄電素子を外部の電流供給源又は電流供給先に接続する接続回路とを備える蓄電設備であって、
前記接続回路は、
前記電流供給源又は前記電流供給先に接続される第1電流経路と、
前記第1電流経路から分岐して前記複数の蓄電素子に夫々接続される複数の第2電流経路と、
前記第1電流経路に流れる電流を計測する第1電流センサと、
前記複数の第2電流経路の夫々に流れる電流を個別に計測する複数の第2電流センサと
を含み、
前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを用いて、前記接続回路における異常の有無を判定する判定部
を備える、蓄電設備。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記判定部は、
前記第1電流センサにより計測される電流の大きさを示す電流値と、前記複数の第2電流センサにより計測される個々の電流の大きさの合計を示す合計値とを比較し、
前記複数の蓄電素子の個々の内部抵抗値の比率と、前記複数の第2電流センサにより計測される個々の電流の大きさの比率とを比較し、
前記電流値と前記合計値との比較結果、及び、前記内部抵抗値の比率と前記電流の大きさの比率との比較結果に応じて、前記接続回路における異常の有無を判定する
請求項1に記載の蓄電設備。
【請求項3】
前記判定部は、
前記電流値と前記合計値とが相違し、前記内部抵抗値の比率と前記電流の大きさの比率とが実質的に等しい場合、前記第1電流センサに異常があると判定する
請求項2に記載の蓄電設備。
【請求項4】
前記判定部は、
前記電流値と前記合計値とが相違し、前記内部抵抗値の比率と前記電流の大きさの比率とが相違する場合、前記第2電流センサの少なくとも1つに異常があると判定する
請求項2に記載の蓄電設備。
【請求項5】
前記判定部は、
前記電流値と前記合計値とが実質的に等しく、前記内部抵抗値の比率と前記電流の大きさの比率とが相違する場合、前記第2電流経路の少なくとも1つに異常があると判定する
請求項2に記載の蓄電設備。
【請求項6】
前記判定部は、
前記電流値と前記合計値とが実質的に等しく、前記内部抵抗値の比率と前記電流の大きさの比率とが実質的に等しい場合、前記接続回路に異常がないと判定する
請求項2に記載の蓄電設備。
【請求項7】
前記蓄電素子は、複数の蓄電セルを直列に接続して構成されるモジュール、又は該モジュールを直列に複数接続して構成されるバンクである
請求項1から請求項6の何れか1つに記載の蓄電設備。
【請求項8】
並列に接続された複数の蓄電素子と、外部の電流供給源又は電流供給先に接続される第1電流経路、前記第1電流経路から分岐して前記複数の蓄電素子に夫々接続される複数の第2電流経路、前記第1電流経路に流れる電流を計測する第1電流センサ、及び前記複数の第2電流経路の夫々に流れる電流を個別に計測する複数の第2電流センサを備える接続回路とを含む蓄電設備から、前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを取得する取得部と、
取得した前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを用いて、前記接続回路における異常の有無を判定する判定部と
を備える、判定装置。
【請求項9】
並列に接続された複数の蓄電素子と、外部の電流供給源又は電流供給先に接続される第1電流経路、前記第1電流経路から分岐して前記複数の蓄電素子に夫々接続される複数の第2電流経路、前記第1電流経路に流れる電流を計測する第1電流センサ、及び前記複数の第2電流経路の夫々に流れる電流を個別に計測する複数の第2電流センサを備える接続回路とを含む蓄電設備から、前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを取得し、
取得した前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを用いて、前記接続回路における異常の有無を判定する
処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電設備、判定装置、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電設備や風力発電設備などの発電設備より供給される電力を蓄電し、蓄電した電力を必要に応じて工場やオフィスビルなどの負荷に供給する蓄電設備が普及している。蓄電設備は多数の蓄電素子(蓄電モジュール若しくはバンク)を搭載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-125482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、多数の蓄電素子を備えた蓄電設備において異常が発生した場合、異常箇所を特定することは容易ではない。
【0005】
本開示は、蓄電素子を電流供給源又は電流供給先に接続する接続回路での異常を判定できる蓄電設備、判定装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の蓄電設備は、並列に接続された複数の蓄電素子と、該複数の蓄電素子を外部の電流供給源又は電流供給先に接続する接続回路とを備える。前記接続回路は、前記電流供給源又は前記電流供給先に接続される第1電流経路と、前記第1電流経路から分岐して前記複数の蓄電素子に夫々接続される複数の第2電流経路と、前記第1電流経路に流れる電流を計測する第1電流センサと、前記複数の第2電流経路の夫々に流れる電流を個別に計測する複数の第2電流センサとを含む。蓄電設備は、前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを用いて、前記接続回路における異常の有無を判定する判定部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示では、蓄電素子を電流供給源又は電流供給先に接続する接続回路での異常を判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
蓄電池設備(蓄電設備の例)を含む蓄電システムの全体構成を示す模式図である。
蓄電池設備の内部構成を示す模式図である。
蓄電池設備の回路構成を説明する説明図である。
蓄電池設備が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
監視サーバの内部構成を説明するブロック図である。
監視サーバが実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本開示の蓄電設備は、並列に接続された複数の蓄電素子と、該複数の蓄電素子を外部の電流供給源又は電流供給先に接続する接続回路とを備える。前記接続回路は、前記電流供給源又は前記電流供給先に接続される第1電流経路と、前記第1電流経路から分岐して前記複数の蓄電素子に夫々接続される複数の第2電流経路と、前記第1電流経路に流れる電流を計測する第1電流センサと、前記複数の第2電流経路の夫々に流れる電流を個別に計測する複数の第2電流センサとを含む。蓄電設備は、前記第1電流センサの計測結果と、前記複数の第2電流センサの計測結果とを用いて、前記接続回路における異常の有無を判定する判定部を備える。
【0010】
蓄電設備は、太陽光発電設備、風力発電設備などの発電設備に並設され、発電設備から供給される電力を蓄電し、蓄電した電力を負荷に供給する設備である。蓄電設備の一例は、ESS(Energy Storage System)である。代替的に、蓄電設備は、パワーコンディショナやバックアップ電源装置などであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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