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公開番号
2025080686
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193998
出願日
2023-11-14
発明の名称
コイン精米機
出願人
株式会社タイワ精機
代理人
弁理士法人みなみ特許事務所
主分類
B02B
7/00 20060101AFI20250519BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】簡易な構造であって玄米を返却可能なコイン精米機を提供する。
【解決手段】玄米が投入される投入ホッパと、投入された玄米を石抜処理する石抜装置と、石抜処理された玄米を精米処理する精米装置と、精米処理された精白米をためる白米タンクと、操作部と、制御部を備え、制御部は、投入料金分に対応する各機器の稼働時間が経過しかつ未精米の玄米が残っている料金不足状態となったときに、精米中の玄米の精米処理を完了させる不足時終了手段と、料金不足状態となったときに、操作部において、料金不足であることを表示する料金不足表示手段と、料金不足状態となったときに、操作部において、投入ホッパ内の玄米の取り出し操作を可能とする不足時取出可能化手段と、操作部において、玄米の取り出し操作が行われたときに、玄米を投入ホッパから送出し、玄米を精米処理せずに精米装置を通過させ、玄米を白米タンクへ排出する残留玄米取出手段を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
玄米が投入される投入ホッパと、投入された玄米を石抜処理する石抜装置と、石抜処理された玄米を精米処理する精米装置と、精米処理された精白米をためる白米タンクと、操作部と、制御部を備え、投入料金分に対応する時間だけ各機器が動作するコイン精米機であって、
前記制御部は、
投入料金分に対応する各機器の稼働時間が経過しかつ未精米の玄米が残っている料金不足状態となったときに、精米中の玄米の精米処理を完了させる不足時終了手段と、
料金不足状態となったときに、前記操作部において、料金不足であることを表示する料金不足表示手段と、
料金不足状態となったときに、前記操作部において、前記投入ホッパ内の玄米の取り出し操作を可能とする不足時取出可能化手段と、
前記操作部において、玄米の取り出し操作が行われたときに、玄米を前記投入ホッパから送出し、玄米を精米処理せずに前記精米装置を通過させ、玄米を前記白米タンクへ排出する残留玄米取出手段
を有することを特徴とするコイン精米機。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記投入ホッパは、内部の玄米の有無を検知するホッパ検知部を有しており、
前記制御部は、
投入料金分に対応する各機器の稼働時間が経過しかつ前記ホッパ検知部が前記投入ホッパ内に玄米があることを検知したとき料金不足状態となったと判断するものであって、
前記不足時終了手段は、料金不足状態となったときに、前記投入ホッパからの玄米の送出を停止するとともに、前記投入ホッパから送出済みの玄米について、前記石抜装置および前記精米装置を所定時間動作させて石抜処理および精米処理を行い、精白米を前記白米タンクへ排出するものであることを特徴とする請求項1記載のコイン精米機。
【請求項3】
前記残留玄米取出手段は、玄米を石抜処理せずに前記石抜装置を通過させるものであることを特徴とする請求項1記載のコイン精米機。
【請求項4】
前記操作部は、タッチパネル表示器を有しており、
前記不足時取出可能化手段は、前記タッチパネル表示器に玄米の取り出し操作を実行するための玄米取出ボタンを表示するものであり、
前記制御部は、
料金不足状態となってから前記不足時取出可能化手段が前記タッチパネル表示器に前記玄米取出ボタンを表示するまでの時間について前記操作部からの設定入力を受け付ける取出可能化時間受付手段
を有することを特徴とする請求項1、2または3記載のコイン精米機。
【請求項5】
前記制御部は、
前記投入ホッパに玄米が投入された後であって前記精米装置による精米処理が開始される前に、前記操作部において、前記投入ホッパ内の玄米の取り出し操作を可能とする処理前取出可能化手段
を有することを特徴とする請求項1、2または3記載のコイン精米機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が玄米および玄米の量に応じた料金を投入して精米を行うコイン精米機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コイン精米機を利用するには、利用者が玄米を投入し、その玄米の量に応じた料金を投入する。すると、投入料金に対応した時間だけコイン精米機の各機器が動作し、精米が行われる。ここで、玄米の量に対して投入金額が少ない場合、未精米の玄米が残った状態で各機器が停止する。このとき、不足分の料金を投入すれば、各機器が再動作して精米が行われるが、料金の持ち合わせがないなどの理由で、精米を中止する場合がある。この場合、利用者は残った玄米の返却を希望するので、そのための手段が必要になる。
【0003】
特許文献1に示すコイン精米機は、投入ホッパ、石抜装置、精米装置および白米タンクを有しており、投入ホッパと石抜装置の間に、玄米の流路の切替装置が設けられている。切替装置により、流路が石抜装置側と還元通路側に切り替えられる。還元通路は、投入ホッパの上方に位置する専用の出口に通じている。通常の精米時は、石抜装置側が選択され、玄米返却時は、還元通路側が選択される。還元通路を通る玄米は、石抜装置、精米装置および白米タンクを通過することなく、出口から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-117943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の装置は、玄米を精米せずに返却する場合のために、通常の精米処理の経路とは異なる経路を設けたものであり、装置の製造コストが高くなる点が問題であった。
【0006】
本発明は、このような事情を鑑みたものであり、簡易な構造であって玄米を返却可能なコイン精米機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、玄米が投入される投入ホッパと、投入された玄米を石抜処理する石抜装置と、石抜処理された玄米を精米処理する精米装置と、精米処理された精白米をためる白米タンクと、操作部と、制御部を備え、投入料金分に対応する時間だけ各機器が動作するコイン精米機であって、前記制御部は、投入料金分に対応する各機器の稼働時間が経過しかつ未精米の玄米が残っている料金不足状態となったときに、精米中の玄米の精米処理を完了させる不足時終了手段と、料金不足状態となったときに、前記操作部において、料金不足であることを表示する料金不足表示手段と、料金不足状態となったときに、前記操作部において、前記投入ホッパ内の玄米の取り出し操作を可能とする不足時取出可能化手段と、前記操作部において、玄米の取り出し操作が行われたときに、玄米を前記投入ホッパから送出し、玄米を精米処理せずに前記精米装置を通過させ、玄米を前記白米タンクへ排出する残留玄米取出手段を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記投入ホッパは、内部の玄米の有無を検知するホッパ検知部を有しており、前記制御部は、投入料金分に対応する各機器の稼働時間が経過しかつ前記ホッパ検知部が前記投入ホッパ内に玄米があることを検知したとき料金不足状態となったと判断するものであって、前記不足時終了手段は、料金不足状態となったときに、前記投入ホッパからの玄米の送出を停止するとともに、前記投入ホッパから送出済みの玄米について、前記石抜装置および前記精米装置を所定時間動作させて石抜処理および精米処理を行い、精白米を前記白米タンクへ排出するものであってもよい。
【0009】
また、本発明は、前記残留玄米取出手段が、玄米を石抜処理せずに前記石抜装置を通過させるものであってもよい。
【0010】
また、本発明は、前記操作部が、タッチパネル表示器を有しており、前記不足時取出可能化手段が、前記タッチパネル表示器に玄米の取り出し操作を実行するための玄米取出ボタンを表示するものであり、前記制御部が、料金不足状態となってから前記不足時取出可能化手段が前記タッチパネル表示器に前記玄米取出ボタンを表示するまでの時間について前記操作部からの設定入力を受け付ける取出可能化時間受付手段を有するものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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