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公開番号
2025080687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193999
出願日
2023-11-14
発明の名称
コイン精米機
出願人
株式会社タイワ精機
代理人
弁理士法人みなみ特許事務所
主分類
B02B
7/00 20060101AFI20250519BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】余分に投入される硬貨の金額が大きくなることを抑えられるコイン精米機を提供する。
【解決手段】硬貨の選別・受入・返却を行うコインセレクタと、制御部と、操作部を備え、複数種類の精米処理を行えるコイン精米機であって、前記制御部は、精米処理の種類ごとに、基本料金と、精米する玄米の量に応じた加算料金と、からなる精米料金について前記操作部からの設定入力を受け付ける料金受付手段と、精米処理の種類ごとの前記精米料金のうち、最高額となる前記精米料金で所定量の玄米を精米処理したときの金額に、所定の余裕金額を加算した金額を受入上限金額とする受入上限金額設定手段と、前記コインセレクタに前記受入上限金額を超える金額の硬貨が投入されたときにその硬貨を返却させる超過時返却手段を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
硬貨の選別・受入・返却を行うコインセレクタと、操作部と、制御部を備え、複数種類の精米処理を行えるコイン精米機であって、
前記制御部は、
精米処理の種類ごとに、基本料金と、精米する玄米の量に応じた加算料金と、からなる精米料金について前記操作部からの設定入力を受け付ける料金受付手段と、
精米処理の種類ごとの前記精米料金のうち、最高額となる前記精米料金で所定量の玄米を精米処理したときの金額に、所定の余裕金額を加算した金額を受入上限金額とする受入上限金額設定手段と、
前記コインセレクタに前記受入上限金額を超える金額の硬貨が投入されたときにその硬貨を返却させる超過時返却手段
を有することを特徴とするコイン精米機。
続きを表示(約 95 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記余裕金額について前記操作部からの設定入力を受け付ける余裕金額受付手段
を有することを特徴とする請求項1記載のコイン精米機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が玄米および玄米の量に応じた料金を投入して精米を行うコイン精米機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
コイン精米機を利用するには、利用者が玄米を投入し、その玄米の量に応じた料金を投入する。すると、投入料金に対応した時間だけコイン精米機の各装置が動作し、精米が行われる。ここで、何らかの原因で、利用者が硬貨を多く投入しすぎてしまう場合がある。しかしながら、コイン精米機においては、費用を抑えるために、釣銭の返却機能が無いものが多い。その場合、余分に投入された硬貨は返却されないので、利用者は不満を感じることになる。そこで、特許文献1に示すように、余分に投入された硬貨を返却するための専用の装置を設けた精米機が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-157476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の装置は、専用の装置を設けるために製造費用が高くなってしまう点が問題であった。また、返却のための硬貨の用意が必要であり、運用に手間がかかる点も問題であった。
【0005】
本発明は、このような事情を鑑みたものであり、余分に投入された硬貨を返却しなくても、なるべく利用者の不満が大きくならないようにしようとするものである。すなわち、余分に投入された硬貨の金額が大きくなるほど、それが返却されないことによる利用者の不満も大きくなるので、本発明は、余分に投入される硬貨の金額が大きくなることを抑えられるコイン精米機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、硬貨の選別・受入・返却を行うコインセレクタと、制御部と、操作部を備え、複数種類の精米処理を行えるコイン精米機であって、前記制御部は、精米処理の種類ごとに、基本料金と、精米する玄米の量に応じた加算料金と、からなる精米料金について前記操作部からの設定入力を受け付ける料金受付手段と、精米処理の種類ごとの前記精米料金のうち、最高額となる前記精米料金で所定量の玄米を精米処理したときの金額に、所定の余裕金額を加算した金額を受入上限金額とする受入上限金額設定手段と、前記コインセレクタに前記受入上限金額を超える金額の硬貨が投入されたときにその硬貨を返却させる超過時返却手段を有することを特徴とする。なお、コインセレクタは、投入された硬貨を選別して、受け入れるかまたは返却する。返却する場合とは、受入対象ではない硬貨の場合や損傷した硬貨の場合などである。また、全ての硬貨を受け入れず返却するように設定することもできる。一旦受け入れた硬貨を返却することはできない。加算料金の設定については、単位量の玄米に対する料金を設定するものであってもよいし、単位料金に対する玄米の量を設定するものであってもよい。
【0007】
また、本発明は、前記制御部が、前記余裕金額について前記操作部からの設定入力を受け付ける余裕金額受付手段を有するものであってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、受入上限金額が設定されるので、余分に投入される硬貨の金額が大きくなることを抑えられる。また、設定された複数種類の精米料金に応じて受入上限金額が設定されるので、受入上限金額を、精米のために使用される金額から乖離しない、適切な金額にすることができる。
【0009】
また、余裕金額の設定入力を受け付ける余裕金額受付手段を有するものであれば、精米機の設置者の意図に応じて受入上限金額を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
操作制御盤の模式図である。
コイン精米機の全体図である。
コイン精米機の正面図である。
コインセレクタの模式図である。
タッチパネル表示器の表示例であり、(a)は通常精米の基本料金の設定画面、(b)は通常精米の加算料金の設定画面、(c)は余裕金額の設定画面である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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