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公開番号
2024147364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060328
出願日
2023-04-03
発明の名称
有機半導体薄膜およびその製造方法
出願人
国立大学法人大阪大学
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H01L
21/368 20060101AFI20241008BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】新規な有機半導体薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る有機半導体薄膜の製造方法は、工程1および工程2を有する。工程1は、酸基を有する有機半導体分子を含んでいる溶媒を、基材に塗布する工程である。工程2は、基材に塗布した酸基を有する有機半導体分子と、気相のアミンとを接触させる工程である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記工程を有する、有機半導体薄膜の製造方法:
工程1:酸基を有する有機半導体分子を含んでいる溶媒を、基材に塗布する工程;
工程2:上記基材に塗布した上記酸基を有する有機半導体分子と、気相のアミンとを接触させる工程。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
上記酸基は、スルホン酸基である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
上記アミンは、アルキルアミンである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
酸基を有する有機半導体分子と、アミンとを含んでいる、結晶性の有機半導体薄膜。
【請求項5】
上記酸基は、スルホン酸基である、請求項4に記載の有機半導体薄膜。
【請求項6】
上記アミンは、アルキルアミンである、請求項4に記載の有機半導体薄膜。
【請求項7】
請求項4~6のいずれか1項に記載の有機半導体薄膜を含んでいる、有機半導体デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機半導体薄膜およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
有機半導体は、次世代の技術を担うことが期待される重要な材料であり、今日に至るまで様々な研究が積み重ねられてきている。有機半導体の物性には、有機半導体分子の構造のみならず、その配列も影響を及ぼす。例えば、本発明者らによる既報(非特許文献1)では、スルホン酸基を有する有機半導体分子とアミンとの単結晶を作製した。このとき、アミンの種類を変更することにより、結晶中の有機半導体分子の配列を変化させることができた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
R. Akai, K. Oka, N. Tohnai et al., Bull. Chem. Soc. Jpn. 2022, 95, 1178-1182.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多くの場合、有機半導体デバイスにおける有機半導体の形状は、薄膜状である。そのため、有機半導体デバイスとしての性能を評価するためには、有機半導体薄膜の物性を評価することが好ましい。
【0005】
しかし、非特許文献1は、有機半導体の単結晶(粒子状)の製造方法を開示しているが、有機半導体薄膜の製造方法を開示していない。さらに、同文献で作製しているのはスルホン酸およびアミンによる塩であり、アミンの種類によっては、溶媒に対する溶解性があまり高くなく、溶液を介した薄膜化も難しい場合がある。
【0006】
また、非特許文献1のように、酸およびアミンを溶媒中で混合してから結晶化させる方法は、材料の組合せによっては溶媒に対する溶解度が低下するため、適用の難しい場合がある。
【0007】
本発明の一態様は、新規な有機半導体薄膜の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明には、下記の態様が含まれる。
<1>
下記工程を有する、有機半導体薄膜の製造方法:
工程1:酸基を有する有機半導体分子を含んでいる溶媒を、基材に塗布する工程;
工程2:上記基材に塗布した上記酸基を有する有機半導体分子と、気相のアミンとを接触させる工程。
<2>
上記酸基は、スルホン酸基である、<1>に記載の製造方法。
<3>
上記アミンは、アルキルアミンである、<1>または<2>に記載の製造方法。
<4>
酸基を有する有機半導体分子と、アミンとを含んでいる、結晶性の有機半導体薄膜。
<5>
上記酸基は、スルホン酸基である、<4>に記載の有機半導体薄膜。
<6>
上記アミンは、アルキルアミンである、<4>または<5>に記載の有機半導体薄膜。
<7>
<4>~<6>のいずれかに記載の有機半導体薄膜を含んでいる、有機半導体デバイス。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、新規な有機半導体薄膜の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1Aに係るBTDBS/nBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例1Bに係るBTDBS/sBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例1Cに係るBTDBS/tBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例2Aに係るBTDBS/nBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例2Bに係るBTDBS/sBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例2Cに係るBTDBS/tBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例3Aに係るBTBTDS/nBuA薄膜のXRDスペクトルである。
実施例3Bに係るBTBTDS/sBuA薄膜のXRDスペクトルである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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