特許ウォッチ

公開番号2024142971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055400
出願日2023-03-30
発明の名称制振制御システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60G 17/015 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員に対する車酔い抑制効果を高めることができるようにすること。
【解決手段】車両に搭載される制振制御システムであって、ショックアブソーバを有するアクティブサスペンションと、車内の画像を撮像するカメラと、制御装置とを備え、制御装置は、カメラによって撮像された車内の画像に基づいて、車両の乗員がモニタを視聴していない場合、ショックアブソーバの減衰力を弱め、乗員がモニタを視聴している場合、ショックアブソーバの減衰力を強める。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両に搭載される制振制御システムであって、
ショックアブソーバを有するアクティブサスペンションと、
車内の画像を撮像するカメラと、
制御装置と
を備え、
前記制御装置は、前記カメラによって撮像された前記車内の画像に基づいて、前記車両の乗員がモニタを視聴していない場合、前記ショックアブソーバの減衰力を弱め、前記乗員が前記モニタを視聴している場合、前記ショックアブソーバの減衰力を強める
ことを特徴とする制振制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制振制御システムに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、車酔い状態を起こした乗員の乗車が再度検出されたときに、車酔い記憶手段の記憶内容に基づいて、車酔いを起こした乗員の車酔いを予防するように所定の車酔い予防制御を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－２９９５７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、乗員の車内活動によって、乗員の車酔いのし易さが変化するにも関わらず、特許文献１の技術は、このような乗員の車内活動が考慮されていないため、所定の車酔い予防制御を行った結果、乗員に対して不快感を生じさせる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上述した課題を解決するために、一実施形態に係る制振制御システムは、車両に搭載される制振制御システムであって、ショックアブソーバを有するアクティブサスペンションと、車内の画像を撮像するカメラと、制御装置とを備え、制御装置は、カメラによって撮像された車内の画像に基づいて、車両の乗員がモニタを視聴していない場合、ショックアブソーバの減衰力を弱め、乗員がモニタを視聴している場合、ショックアブソーバの減衰力を強める。
【発明の効果】
【０００６】
一実施形態に係る制振制御システムによれば、乗員に対する車酔い抑制効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
一実施形態に係る制振制御システムのシステム構成を示す図
一実施形態に係る制振制御システムが備える制御装置による処理の手順の一例を示すフローチャート
一実施形態に係る制振制御システムのシステム構成の一変形例を示す図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【０００９】
（制振制御システム１０のシステム構成）
図１は、一実施形態に係る制振制御システム１０のシステム構成を示す図である。図１に示すように、制振制御システム１０は、車両２０に搭載される。制振制御システム１０は、アクティブサスペンション１３と、カメラ１２と、制御装置１１と、制御切り替え許可スイッチ１４とを備える。
【００１０】
アクティブサスペンション１３は、車両２０の各車輪２１に対して設けられており、各車輪２１の衝撃を吸収する。アクティブサスペンション１３は、減衰力を電子制御可能なショックアブソーバ１３Ａを有する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許