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公開番号2024125002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023033045
出願日2023-03-03
発明の名称表示プログラム、表示方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 21/60 20130101AFI20240906BHJP(計算;計数)
要約【課題】ロールユーザの置き換えが発生した場合に、ユーザにアクセスルールのふるまいの差分を容易に確認させること。
【解決手段】情報処理装置は、記憶装置に格納されたファイルに対するアクセス条件を定義したアクセスルールと、アクセスルールに関連するユーザを更新するロール更新情報とを取得する。情報処理装置は、取得したアクセスルールを、複数のアクセスルールが格納されたアクセスルールテーブルに追加する。情報処理装置は、ロール更新情報を基にして、ユーザの置き換えが発生したか否かを判定する。情報処理装置は、ユーザの置き換えが発生した場合、置き換え前のユーザに対応するアクセスルールと、置き換え後のユーザに対応するアクセスルールとに差分が存在するか否かを特定する。情報処理装置は、置き換え前のユーザおよび置き換え後のユーザを組み合わせた情報と、差分の存在有無の情報を視覚可能に設定した表示画面を生成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
記憶装置に格納されたファイルに対するアクセス条件を定義したアクセスルールと、前記アクセスルールに関連するユーザを更新するロール更新情報とを取得し、
取得した前記アクセスルールを、複数の前記アクセスルールが格納されたアクセスルールテーブルに追加し、
前記ロール更新情報を基にして、ユーザの置き換えが発生したか否かを判定し、
前記ユーザの置き換えが発生した場合、前記置き換え前のユーザに対応するアクセスルールと、前記置き換え後のユーザに対応するアクセスルールとに差分が存在するか否かを特定し、
置き換え前のユーザおよび置き換え後のユーザを組み合わせた情報と、前記差分の存在有無の情報を視覚可能に設定した表示画面を生成する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ユーザには、前記ファイルを提供する提供者と、前記ファイルを参照する利用者とが含まれ、複数の提供者および複数の利用者を二軸で表現した前記表示画面において、前記差分の存在するユーザの組に対応する領域を強調表示する処理を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項3】
前記ロール更新情報には、削除対象のユーザおよび追加対象のユーザが含まれ、前記判定する処理は、前記削除対象のユーザに対応付けられたユーザと、前記追加対象のユーザに対応付けられたユーザとが一致する場合に、前記ユーザの置き換えが発生したと判定することを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項4】
前記アクセスルールには、ファイルのデータ種別、ファイルの提供者、ファイルの利用者、ファイルの参照可能な項目の情報が設定され、前記特定する処理は、前記置き換え前のユーザに対応するアクセスルールに設定された情報と、前記置き換え後のユーザに対応するアクセスルールに設定された情報とを比較して、前記差分を特定することを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項5】
前記アクセスルールテーブルに、第1のアクセスルールが追加された場合、前記アクセスルールテーブルに格納された前記複数のアクセスルールから、前記第1のアクセスルールに関連するユーザと同一のユーザに関連する第2のアクセスルールを特定し、前記第1のアクセスルールと、前記第2のアクセスルールとの差分の有無を視覚可能に設定した表示画面を生成する処理を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項6】
記憶装置に格納されたファイルに対するアクセス条件を定義したアクセスルールと、前記アクセスルールに関連するユーザを更新するロール更新情報とを取得し、
取得した前記アクセスルールを、複数の前記アクセスルールが格納されたアクセスルールテーブルに追加し、
前記ロール更新情報を基にして、ユーザの置き換えが発生したか否かを判定し、
前記ユーザの置き換えが発生した場合、前記置き換え前のユーザに対応するアクセスルールと、前記置き換え後のユーザに対応するアクセスルールとに差分が存在するか否かを特定し、
置き換え前のユーザおよび置き換え後のユーザを組み合わせた情報と、前記差分の存在有無の情報を視覚可能に設定した表示画面を生成する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする表示方法。
【請求項7】
記憶装置に格納されたファイルに対するアクセス条件を定義したアクセスルールと、前記アクセスルールに関連するユーザを更新するロール更新情報とを取得し、
取得した前記アクセスルールを、複数の前記アクセスルールが格納されたアクセスルールテーブルに追加し、
前記ロール更新情報を基にして、ユーザの置き換えが発生したか否かを判定し、
前記ユーザの置き換えが発生した場合、前記置き換え前のユーザに対応するアクセスルールと、前記置き換え後のユーザに対応するアクセスルールとに差分が存在するか否かを特定し、
置き換え前のユーザおよび置き換え後のユーザを組み合わせた情報と、前記差分の存在有無の情報を視覚可能に設定した表示画面を生成する
処理を実行する制御部を有する情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示プログラム等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
サプライチェーン上の各企業は、物流および商流等に関するファイルをデータ基盤に蓄積し、データ基盤に蓄積されたファイルを共有している。たとえば、データの提供者は、ファイルをデータ基盤に格納する場合に、アクセスルールを設定する。データ基盤は、利用者からのファイルに対するアクセスを受け付けた場合、アクセスルールに基づいて、アクセス制御を行う。以下の説明では、データ(ファイル)の提供者を単に「提供者」と表記する。データの利用者を単に「利用者」と表記する。
【0003】
図33は、提供者が設定するアクセスルールの一例を示す図である。図33に示すように、アクセスルールには、データ種別、提供者、データ条件、利用者、参照可能な項目を有する。たとえば、データ種別には「納品書」が設定され、提供者には「荷送人A」が設定されている。これは、データ基盤にファイルを保存した提供者が「荷送人A」であり、ファイルのデータ種別が「納品書」であることを示す。
【0004】
また、データ条件には「「荷受人コード」項目が利用者カラムの値と一致するデータには許可」が設定される。利用者には「荷受人」が設定され、参照可能な項目には「全項目」が設定されている。これは、利用者「荷受人」が、提供者「荷送人A」に保存されたファイル「納品書」にアクセスする際、データ条件を満たす場合において、ファイルの全項目を参照可能であることを示す。なお、「荷受人」は、「荷受人A」、「荷受人B」等を包含する特定の利用者カテゴリを示す。
【0005】
提供者は、ファイルをデータ基盤に格納する際、状況に応じて、新たなアクセスルールを追加する場合がある。これによって、データ基盤に格納されたファイルは、複数のアクセスルルールに基づいて、アクセス制御を受けることになる。
【0006】
データ基盤に格納されるアクセスルールの数を減らすために、アクセスルールは適用ユーザの範囲に応じて3つの階層に分類され、各階層には優先度が設定される。あるユーザに適用するアクセスルールとして、複数のアクセスルールが該当する場合に、より優先度の高いアクセスルールが適用される。たとえば、ユーザは、提供者および利用者を包含する。
【0007】
図34は、適用ユーザの範囲と優先度との関係を説明するための図である。たとえば、図34に示すように、特定の提供者および特定の利用者に対応するアクセスルールには「優先度3」が設定される。特定の提供者および特定の利用者は、適用ユーザの範囲が一番狭い。
【0008】
特定の提供者カテゴリおよび特定の利用者カテゴリに対応するアクセスルールには「優先度2」が設定される。特定の提供者カテゴリおよび特定の利用者カテゴリは、適用ユーザの範囲が二番目に狭い。
【0009】
任意の提供者および任意の利用者に対応するアクセスルールには「優先度1」が設定される。任意の提供者および任意の利用者は、適用ユーザの範囲が一番広い。なお、デフォルトのアクセスルールの状態を「優先度0」とする。デフォルトの状態では、ファイルを格納した提供者自身が、ファイルの全項目を参照可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2010-287171号公報
特開平11-224222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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