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公開番号2024106770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023011203
出願日2023-01-27
発明の名称排水ソケット及びそれを備えた水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16L 21/00 20060101AFI20240801BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】本発明は、便器本体のトラップ排水路の出口端が排水管よりも高い場合でも接続可能であると共に、異物の詰まりを防止することができる排水ソケット及びそれを備えた水洗大便器を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、壁面Wに設けられる排水管Dと、この排水管Dよりも高い位置に設けられる便器本体2のトラップ排水路6の出口端6eとを接続する排水ソケット20であって、便器本体2のトラップ排水路6の出口端6eに接続される流入口部22と、排水管Dの上流端に接続される流出口部24と、流入口部22と流出口部24とを接続し、便器本体2から排水管Dへ汚物等を排出するための排水流路26と、を有し、排水流路26には、上方領域に流路を拡大するための流路拡大部36が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
壁面に設けられる排水管と、この排水管よりも高い位置に設けられる便器本体のトラップ排水路の出口端とを接続する排水ソケットであって、
上記便器本体のトラップ排水路の出口端に接続される流入口部と、
上記排水管の上流端に接続される流出口部と、
上記流入口部と上記流出口部とを接続し、上記便器本体から上記排水管へ汚物等を排出するための排水流路と、を有し、
上記排水流路には、上方領域に流路を拡大するための流路拡大部が形成されていることを特徴とする排水ソケット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
上記流路拡大部が設けられている部分において、上記排水流路の鉛直断面の断面積は、上記トラップ排水路の出口端の流路断面の断面積よりも大きくなっている、請求項1に記載の排水ソケット。
【請求項3】
上記流路拡大部は、上記排水流路の上方領域の全域に形成されている、請求項2に記載の排水ソケット。
【請求項4】
上記流路拡大部は、後方に延びる上面と、この上面から下方に延びる側面と、を備えている、請求項3に記載の排水ソケット。
【請求項5】
上記排水流路は、湾曲する湾曲底面を有している、請求項4に記載の排水ソケット。
【請求項6】
上記湾曲底面は、ほぼ同一の曲率半径の円弧を描くように湾曲している、請求項5に記載の排水ソケット。
【請求項7】
上記排水流路と上記流出口部とが接続する下側の接続点は、上記排水流路と上記流出口部とが接続する上側の接続点よりも上流側に位置している、請求項6に記載の排水ソケット。
【請求項8】
上記湾曲底面は、後方から流出口部の開口を見た場合、湾曲底面の全域が視認可能な位置に配置されている、請求項7に記載の排水ソケット。
【請求項9】
請求項1~8に記載の何れか1項に記載の排水ソケットを有し、
上記トラップ排水路の下流側は、後方に向けて下方へ傾斜していることを特徴とする水洗大便器。
【請求項10】
上記トラップ排水路の下流側は、上記トラップ排水路の中心軸を延長した延長線が上記排水ソケットと交わることなく上記流出口部の開口に向けて延びるように構成されている、請求項9に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水ソケット及びそれを備えた水洗大便器に係り、特に、壁面に設けられる排水管と、この排水管よりも高い位置に設けられる便器本体のトラップ排水路の出口端とを接続する排水ソケット及びそれを備えた水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、トイレ空間の壁面には下水配管に排出するための排水管が設けられ、この排水管に排水ソケットによって水洗大便器が接続されている。排水管の高さ位置は施工現場毎に異なり、トラップ排水路の出口端の高さ位置が排水管の高さ位置よりも高い場合がある。この場合に対応するために、接続口の高さ位置を調整することができる排水ソケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、特許文献1の排水ソケットは、便器に接続される第1ソケット管路と、排水管に接続される第2ソケット管路とを備え、第1ソケット管路が第2ソケット管路内に突出し、第2ソケット管路又は第1ソケット管路の長さを調整することによって、排水管よりもトラップ排水路の出口端が高い場合でも接続可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-068533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の排水ソケットは、第1ソケット管路が第2ソケット管路内に突出しているので、排水ソケット内の流路が狭くなっている。このため、使用者がライター等の異物を誤って流すと排水ソケット内で異物が詰まる恐れがある。
【0005】
一方、水洗大便器と排水管とを蛇腹ホースにより接続することによって、流路を狭くせずに一定の流路断面を確保しながら、排水管よりも高い位置にあるトラップ排水路の出口端に接続することが考えられる。しかしながら、蛇腹ホースは、その内面に凹凸が形成されているため、この凹凸部分に異物が詰まる恐れがある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、便器本体のトラップ排水路の出口端が排水管よりも高い場合でも接続可能であると共に、異物の詰まりを防止することができる排水ソケット及びそれを備えた水洗大便器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、壁面に設けられる排水管と、この排水管よりも高い位置に設けられる便器本体のトラップ排水路の出口端とを接続する排水ソケットであって、便器本体のトラップ排水路の出口端に接続される流入口部と、排水管の上流端に接続される流出口部と、流入口部と流出口部とを接続し、便器本体から排水管へ汚物等を排出するための排水流路と、を有し、排水流路には、上方領域に流路を拡大するための流路拡大部が形成されていることを特徴としている。
【0008】
このように構成された本発明においては、排水流路には、上方領域に流路を拡大するための流路拡大部が形成されているので、トラップ排水路の出口端が排水管よりも高い場合でも接続可能であると共に、異物の詰まりを防止することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、流路拡大部が設けられている部分において、排水流路の鉛直断面の断面積は、トラップ排水路の出口端の流路断面の断面積よりも大きくなっている。このように構成された本発明においては、流路拡大部が設けられている部分において、排水流路の鉛直断面の断面積は、トラップ排水路の出口端の流路断面の断面積よりも大きくなっているので、異物の詰まりをより防止することができる。
【0010】
また、本発明において、好ましくは、流路拡大部は、排水流路の上方領域の全域に形成されている。このように構成された本発明においては、流路拡大部は、排水流路の上方領域の全域に形成されているので、異物の詰まりをより防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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