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公開番号
2024099338
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-25
出願番号
2023003203
出願日
2023-01-12
発明の名称
チューブ及び細胞培養用デバイス
出願人
東京応化工業株式会社
,
公立大学法人名古屋市立大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
11/06 20060101AFI20240718BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】薬物の収着性が低く、チューブ形状への成形性及びポンプ接続等への対応性が良好であるチューブ、並びにこれが使用された細胞培養用デバイスを提供する。
【解決手段】細胞培養用デバイスのチューブ100であって、フッ素樹脂製の管状体10を備え、それが一般式(f1-1)で表される構成単位と、一般式(f2)で表される構成単位のフッ素樹脂製であり、その硬度が60~75であり、チューブ100の厚さ(L
T
)が0.1~1mmである。一般式中R
1
~R
7
は、独立にフッ素原子又は水素原子である。R
8
はトリフルオロメチル基、メチル基、又は-O-Rfで表す基で、Rfは炭素数1~15のフルオロアルキル基である。但しR
1
~R
8
の少なくとも一つにはフッ素原子が存在する。
[化1]
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞培養用デバイスにおける配管用のチューブであって、
フッ素樹脂製の管状体を備え、
前記管状体は、下記一般式(f1-1)で表される構成単位(f1-1)と、下記一般式(f2)で表される構成単位(f2)とを有するフッ素樹脂製であり、
前記管状体の硬度が60~75であり、
前記チューブの厚さが0.1~1mmである、チューブ。
TIFF
2024099338000012.tif
38
170
[式中、R
1
~R
7
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は水素原子である。R
8
は、トリフルオロメチル基、メチル基、又は-O-Rfで表される基である。Rfは、炭素数1~15のフルオロアルキル基である。但し、R
1
~R
8
の少なくとも一つには、フッ素原子が存在する。]
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記管状体は、前記構成単位(f1-1)と、前記構成単位(f2)と、下記一般式(f1-2)で表される構成単位(f1-2)(但し、前記構成単位(f1-1)と構造が相異する。)とを有するフッ素樹脂製である、請求項1に記載のチューブ。
TIFF
2024099338000013.tif
42
170
[式中、R
9
~R
12
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は水素原子である。]
【請求項3】
請求項1又は2に記載のチューブが配管に用いられている、細胞培養用デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ及び細胞培養用デバイスに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
細胞培養用の流体を流路内に流すことにより、細胞を培養する細胞培養用デバイスが知られている。この細胞培養用デバイスは、細胞培養用チップの流路に薬液を供給するための送液機構(薬液タンク、送液チューブ、送出ポンプ等);細胞培養用チップの流路から薬液を排出するための排液機構(排液タンク、排液チューブ、排出ポンプ等);細胞培養用チップの培養温度を維持するための温度維持機構(サーモスタット等);細胞培養用チップの流路を洗浄するための洗浄機構(洗浄液タンク、チューブ、ポンプ等)等を備えている。
【0003】
例えば、細胞培養用デバイスが備える前記送液機構には、細胞培養チップに、細胞質基質等の薬物を含む薬液、を供給する送液デバイスが利用される。このような薬液を送液する系においては、送液デバイス全体に使用される部材に対する薬物の低収着性が求められる。これに対して、薬液が流れるチューブには、従来、薬物の収着性が低い材料が用いられている。
【0004】
特許文献1には、ポンプから送られる薬液を流通可能な配管が着脱可能なガイド部を有するブロックを備え、前記ガイド部は、前記配管を前記ブロックの表面に沿って案内する凹部と、前記配管を前記ブロックの内部に通して案内する孔部と、の少なくとも一方を含む流体回路デバイス、又は細胞培養用デバイスが提案されている。
特許文献1で提案されるデバイスにおいては、前記ブロックが、互いに着脱可能に分割された複数のサブブロックを含み、複数のサブブロックに対応して複数のチューブが設けられている。
複数のチューブとして、ポンプに接続可能なポンプ接続チューブ、配管を中継するための中継チューブ、ポンプ接続チューブと中継チューブとを連結可能な連結チューブ、培養液を貯留するタンクに接続可能なタンク接続チューブがそれぞれデバイスに設けられている。
このデバイスにおいては、前記ブロックがABS樹脂により成形されている場合、チューブが、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により成形されているとよい、とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/190627号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、送液デバイスを構成するチューブには、薬物の収着性が低い材料を用いることが一般的であるが、特にポンプ接続チューブ又は連結チューブについては、チューブ形状への成形性に加えて、チューブの柔軟性がさらに必要となる。
しかしながら、汎用のチューブ材料として、シリコーンゴムは、薬物の収着性が高いため、細胞培養試験の信頼性が問題となる。また、PEEK又はPTFEをチューブ形状に成形した場合では、ポンプのしごきや連結部の動き等に耐えられず、ポンプ接続等への対応が困難である。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、薬物の収着性が低いとともに、チューブ形状への成形性及びポンプ接続等への対応性がいずれも良好であるチューブ、並びにこのチューブが使用された細胞培養用デバイスを提供すること、を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
すなわち、本発明の第1の態様は、細胞培養用デバイスにおける配管用のチューブであって、フッ素樹脂製の管状体を備え、前記管状体は、下記一般式(f1-1)で表される構成単位(f1-1)と、下記一般式(f2)で表される構成単位(f2)とを有するフッ素樹脂製であり、前記管状体の硬度が60~75であり、前記チューブの厚さが0.1~1mmであることを特徴とする、チューブである。
【0009】
TIFF
2024099338000002.tif
38
170
[式中、R
1
~R
7
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は水素原子である。R
8
は、トリフルオロメチル基、メチル基、又は-O-Rfで表される基である。Rfは、炭素数1~15のフルオロアルキル基である。但し、R
1
~R
8
の少なくとも一つには、フッ素原子が存在する。]
【0010】
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係るチューブが配管に用いられていることを特徴とする、細胞培養用デバイスである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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