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公開番号2024085789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200521
出願日2022-12-15
発明の名称中継装置及びプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H04J 99/00 20090101AFI20240620BHJP(電気通信技術)
要約【課題】受信装置が受信信号を正しく復号できるように受信信号を中継する中継装置を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る中継装置は、符号化及び変調された受信信号を受信する受信部と、前記受信信号を少なくとも第1信号と第2信号に分離する分離部と、前記第1信号を復調及び復号する復調・復号部と、前記復調・復号部で復調及び復号された信号を符号化及び変調する符号化・変調部と、前記符号化・変調部で符号化及び変調された信号と前記第1信号を加算する加算部と、前記第2信号を判定する判定部と、前記加算部による加算結果と前記判定部による判定結果を合成する合成部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
符号化及び変調された受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号を少なくとも第1信号と第2信号に分離する分離部と、
前記第1信号を復調及び復号する復調・復号部と、
前記復調・復号部で復調及び復号された信号を符号化及び変調する符号化・変調部と、
前記符号化・変調部で符号化及び変調された信号と前記第1信号を加算する加算部と、
前記第2信号を判定する判定部と、
前記加算部による加算結果と前記判定部による判定結果を合成する合成部と、
を備える中継装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記受信信号の位相と振幅を補正する補正部をさらに備え、
前記分離部は、前記補正部により位相と振幅が補正された受信信号を少なくとも前記第1信号と前記第2信号に分離する、請求項1記載の中継装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記復調・復号部により復調及び復号された第1信号に基づいて、前記第2信号を判定する、請求項1記載の中継装置。
【請求項4】
第1信号は第1変調多値数で変調されており、
前記第2信号は第2変調多値数で変調されており、
前記第2変調多値数は前記第1変調多値数より大きい、請求項1記載の中継装置。
【請求項5】
前記加算部は、前記符号化・変調部で符号化及び変調された信号に第1係数を乗算し、前記第1信号に第2係数を乗算し、前記第1係数が乗算された信号と前記第2係数が乗算された第1信号を重み付け加算する、請求項1記載の中継装置。
【請求項6】
前記第1係数と前記第2係数は、前記第2信号の変調方式の誤りやすさと前記第2信号の符号化方式の誤りやすさに応じている、請求項5記載の中継装置。
【請求項7】
前記第2信号の変調多値数、前記第2信号の符号化率、前記第1信号から計算した雑音性成分及び前記第1信号のビット誤り率に基づいて前記第1係数と前記第2係数を決定する係数決定部を、さらに具備する、請求項5記載の中継装置。
【請求項8】
前記係数決定部は、前記復調・復号部により復調及び復号された第1信号に基づいて、前記第1係数と前記第2係数を決定する、請求項7記載の中継装置。
【請求項9】
前記第1係数は、前記第2信号の変調方式が誤りやすい程大きく、
前記第1係数は、前記第2信号の符号化方式が誤りやすい程大きい、請求項5記載の中継装置。
【請求項10】
前記受信部は、異なる信号が異なる電力で加算された階層多重信号を受信し、
前記階層多重信号の異なる電力の比を検出する検出部をさらに備え、
前記加算部は、前記電力の比に基づいて前記第1係数と前記第2係数を決定する、請求項5記載の中継装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、中継装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
中継装置は、送信装置から送信された信号を受信し、受信した信号を処理し、処理後の信号を受信装置へ送信する。送信装置の送信信号は、送信したいデータとその制御情報を含む。送信信号は、符号化され、変調されている。中継装置は、制御情報を復調し、復号し、復号結果を符号化し、変調する。中継装置は、データを復調、復号せず、データを判定する。中継装置は、変調制御情報とデータの判定結果とを受信装置へ送信する。
【0003】
受信装置は、受信信号を復号する際、受信信号の雑音分散から受信信号のビット毎の尤度を計算する必要がある。中継装置は、制御情報を復調及び復号するので、中継装置から送信される信号に含まれる制御情報はビット誤りを殆ど含まない。しかし、中継装置はデータを復調及び復号しないので、中継装置から送信される信号に含まれるデータはビット誤りを含む可能性がある。受信装置は、制御情報の雑音分散を正しく求めることはできるが、データの雑音分散を正しく求めることは困難である。そのため、受信装置は、制御情報から求めた雑音分散をデータの雑音分散と見なして、データの復号を行う。この場合、受信装置は、データを正しく復号することができない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021‐146107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、受信装置が受信信号を正しく復号できるように信号を中継する中継装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る中継装置は、
符号化及び変調された受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号を少なくとも第1信号と第2信号に分離する分離部と、
前記第1信号を復調及び復号する復調・復号部と、
前記復調・復号部で復調及び復号された信号を符号化及び変調する符号化・変調部と、
前記符号化・変調部で符号化及び変調された信号と前記第1信号を加算する加算部と、
前記第2信号を判定する判定部と、
前記加算部による加算結果と前記判定部による判定結果を合成する合成部と、
を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る中継装置を含む通信システムの一例を説明するための概念図。
第1実施形態に係る送信装置が送信する1個のOFDMセグメントの一例を説明するための図。
第1実施形態に係る中継装置の一例を説明するためのブロック図。
第2実施形態に係る中継装置の一例を説明するためのブロック図。
第3実施形態に係る中継装置の一例を説明するためのブロック図。
第4実施形態に係る中継装置の一例を説明するためのブロック図。
第5実施形態に係る中継装置の一例を説明するためのブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。以下の説明は、実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、以下に説明する構成要素の構造、形状、配置、材質等に限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各要素のサイズ、厚み、平面寸法又は形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、互いの寸法の関係や比率が異なる要素が含まれることもある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して重複する説明を省略する場合もある。いくつかの要素に複数の呼称を付す場合があるが、これら呼称の例はあくまで例示であり、これらの要素に他の呼称を付すことを否定するものではない。また、複数の呼称が付されていない要素についても、他の呼称を付すことを否定するものではない。なお、以下の説明において、「接続」は直接接続のみならず、他の要素を介した接続も含む場合もある。
【0009】
第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る中継装置を含む通信システムの一例を説明するための概念図である。通信システムは、送信装置12、中継装置14及び受信装置16を備える。送信装置12は、符号化され、変調された信号を送信する。中継装置14は、送信装置12から送信された信号を受信し、受信した信号を処理し、処理後の信号を送信装置12から送信された信号として送信する。受信装置16は、中継装置14から送信された信号を受信する。
【0010】
送信信号は、複数種類の信号を含む。送信装置12が放送信号を送信する送信装置である場合、複数種類の信号の例は、映像信号、音声信号、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)又はLLCH(Low latency Channel)である。映像信号と音声信号は、送信したいデータである。TMCCは、受信に必要な制御情報である。LLCHは、低遅延のデータである。TMCCとLLCHは、映像信号と音声信号の受信に必要な信号であり、第1信号とも称される。映像信号と音声信号は、送信したいデータであり、第2信号とも称される。
(【0011】以降は省略されています)

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