TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024076480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188027
出願日2022-11-25
発明の名称ポリウレタン弾性繊維
出願人東レ・オペロンテックス株式会社
代理人個人
主分類D01F 6/72 20060101AFI20240530BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】
収縮時の応力、すなわち回復応力が高く、抗酸化性に優れた高耐久性のポリウレタン弾性繊維を提供する。
【解決手段】
ポリエーテル構造を骨格中に有するポリウレタンと、窒素含有芳香族化合物とを含むポリウレタン弾性繊維であって、
ポリエーテル構造が下記一般式(1)で表され、
ポリウレタン弾性繊維中に窒素含有芳香族化合物が0.05質量%以上2.0質量%以下含有される、ポリウレタン弾性繊維。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024076480000011.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">19</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> (R1は炭素数2~6のアルキレン基、R2は炭素数1~2のアルキル基であり、
l,m,nは、4≦n/(l+m+n)×100≦50を満たす)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエーテル構造を骨格中に有するポリウレタンと、窒素含有芳香族化合物とを含むポリウレタン弾性繊維であって、
ポリエーテル構造が下記一般式(1)で表され、
ポリウレタン弾性繊維中に窒素含有芳香族化合物が0.05質量%以上2.0質量%以下含有される、ポリウレタン弾性繊維。
TIFF
2024076480000010.tif
19
170
(R

は炭素数2~6のアルキレン基、R

は炭素数1~2のアルキル基であり、
l,m,nは、4≦n/(l+m+n)×100≦50を満たす。)
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記一般式(1)中のl,m,nが、6≦n/(l+m+n)×100≦16を満たす請求項1に記載のポリウレタン弾性繊維。
【請求項3】
ポリウレタン弾性繊維中に窒素含有芳香族化合物が0.2質量%以上0.8質量%以下含有される請求項1または2に記載のポリウレタン弾性繊維。
【請求項4】
前記一般式(1)中の-(CH

CH

CH

CHR

-O)n-のうち前記ポリウレタンの末端にあるものの数をn’としたとき、5≦n’/(l+m+n)×100≦30を満たす請求項1または2に記載のポリウレタン弾性繊維。
【請求項5】
前記一般式(1)部分の数平均分子量が3000以上30000以下である請求項1または2に記載のポリウレタン弾性繊維。
【請求項6】
ISO 16620-2に定められる炭素同位体比測定によるバイオ化率が炭素質量比で3%以上である請求項1または2に記載のポリウレタン弾性繊維。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はポリウレタン樹脂組成物、及び、ポリウレタン弾性繊維に関し、とくに、収縮時の応力、すなわち回復応力が高く、抗酸化性に優れた高耐久性のポリウレタン弾性繊維に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ポリウレタン樹脂は、優れた伸縮特性を有することから、塗料、コーティング剤、シーリング材、接着剤、粘着剤、繊維加工剤、人工皮革・合成皮革、ロール等のエラストマー用原料及び繊維製品等に幅広く展開されている。それぞれの用途において、ポリウレタン樹脂を原料として最終製品を生産したり、加工したりする際の熱履歴による劣化の防止や最終製品の耐久性向上のため、ポリウレタン樹脂の伸縮特性(高弾性回復及び高伸度)を維持しつつその耐熱性を向上させることが求められている。
【0003】
ポリウレタン弾性繊維は、その優れた伸縮特性からレッグウエア、インナーウエア、スポーツウエアなどの伸縮性衣料用途や産業資材用途に幅広く使用されている。
【0004】
ポリウレタン弾性繊維にも、同様に高弾性回復、高強伸度、高耐熱性、熱セット性を有することが求められている。なかでも、弾性回復性能については、回復応力の向上を常に追求してきた。
【0005】
また、耐熱性についても高融点化させると耐熱脆化性能は向上するが、特に繊維とした場合に求められる熱セット性が低下してしまうため、表面積の大きい繊維においては高酸化力のある組成が求められてきた。
【0006】
テトラヒドロフランと3-アルキルテトラヒドロフランとのコポリエーテルジオールとジイソシアネートからなるポリウレタン構造では、前者に比べ収縮時の応力、すなわち回復応力がより高いソフトセグメントとなり得ることが知られている(特許文献1および2)。
【0007】
また、ポリウレタン弾性繊維の耐熱性、耐熱老化性には窒素含有芳香族化合物を適正量含有する場合特異的に抗酸化作用を発揮する例が開示されている(特許文献3および4)。
【0008】
さらには、近年、環境問題の諸課題への関心の高まりから、持続可能な社会への転換に向けた取り組みが有機素材全般に求められているが、伸縮部材中の含有率が比較的低いポリウレタン弾性繊維も例外ではない。伸縮性衣料や産業資材中の含有率が比較的低いゆえ、分離、取り出しが困難で、再資源化が難しく、サーマルリサイクルが好ましい場合がある。そのため、カーボンニュートラルなバイオマス資源由来の成分を原料とすることが提案されてきた(特許文献5および6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平2-19511号公報
特開平9-136937号公報
特開2008-69506号公報
WO2009/011189
特表2014-522446号公報
特開2021-152139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、これら従来の技術では、回復応力または抗酸化性が不十分であった。このように、回復応力が高く、抗酸化性に優れたポリウレタン樹脂組成物、及び、ポリウレタン弾性繊維が求められている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社フードリボン
果肉除去装置
4日前
ユニチカ株式会社
研磨用モノフィラメント
24日前
TMTマシナリー株式会社
糸掛け具及び巻取装置
9日前
個人
非対称ストリング
11日前
TMTマシナリー株式会社
糸巻取機
11日前
クラレトレーディング株式会社
高機能性繊維及び繊維構造体
26日前
東レ・オペロンテックス株式会社
ポリウレタン弾性繊維
16日前
TMTマシナリー株式会社
糸掛け装置及び紡糸処理設備
1か月前
TMTマシナリー株式会社
紡糸巻取設備
25日前
日本バイリーン株式会社
La2O3とCeO2を含む金属酸化物繊維
1か月前
トヨタ紡織株式会社
電界紡糸装置
22日前
TMTマシナリー株式会社
糸掛けロボット及び紡糸巻取システム
1か月前
温州佳遠生物科技有限公司
純粋なキトサン繊維の製造方法
1か月前
ユニチカ株式会社
芯鞘型複合モノフィラメント及びその製造方法
22日前
花王株式会社
繊維
4日前
花王株式会社
不織布
15日前
花王株式会社
繊維
15日前
個人
バナナ繊維の製造方法
1か月前
TMTマシナリー株式会社
紡糸引取設備及び糸掛けロボット
5日前
デンカ株式会社
人工毛髪用繊維および頭飾品
1か月前
花王株式会社
繊維シートの製造方法及び製造装置
25日前
花王株式会社
繊維シートの製造方法及び製造装置
25日前
国立大学法人京都工芸繊維大学
複合繊維の製造方法および複合繊維
1か月前
青島邦特生態紡織科技有限公司
抗菌・防ダニのスマート恒温繊維の作製方法
4日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
クランプ装置及び紡績機械
3日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
ロータ式紡績機及びロータ式紡績機の運転方法
29日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
種々の織物生産のためのコンフィギュレーションをコンピュータ支援により適合させる方法
3日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
少なくとも1つの繊維機械の少なくとも1つのパラメータの設定におけるコンピュータによる支援のための方法
3日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
ドラフト機構とベルト張力調節プライヤとを有する、ドラフト機構の駆動ベルトをテンショニングするためのシステム
3日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
繊維機械の作業ステーションのための精紡手段、ならびに繊維機械、および多数の作業ステーションを有する繊維機械の運転方法
1か月前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び酸拡散制御剤
11日前