TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024007708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022108955
出願日2022-07-06
発明の名称電波時計レピータ用子機
出願人日本電波株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類G04G 5/00 20130101AFI20240112BHJP(時計)
要約【課題】 周囲環境の影響を受けることなく、壁掛け式の電波時計に疑似標準電波を届けることが可能な電波時計レピータ用子機を提供する。
【解決手段】 子機11は、子機本体20が収容された子機ケーシング12と、子機ケーシング12に設けられ、壁面Wに固定された壁面取付具Fに子機ケーシング12を掛止めする掛止め具13と、壁掛け式の電波時計Cに子機ケーシング12が重なるように、子機ケーシング12のうち壁面Wと反対側となる前面に電波時計Cを固定する取付具18Eと、を備えている。掛止め具13は、壁面取付具Fの先端部Ftが挿入される壁掛け穴14Aが形成された板体14と、壁面取付具Fの先端部Ftよりも下側に位置して、壁掛け穴14Aを水平方向に跨いで板体14に取り付けられるロックバー15と、を備えている。ロックバー15は、壁面取付具Fの先端部Ftが壁掛け穴14Aから抜けるのを抑制する抜止め部15Cを有している。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
親機から送信された標準時に応じた時刻情報信号を受信して疑似標準電波を出力する子機本体を有する電波時計レピータ用子機であって、
前記子機本体が収容された子機ケーシングと、
前記子機ケーシングに設けられ、壁面に固定された壁面取付具に前記子機ケーシングを掛止めする掛止め具と、
壁掛け式の電波時計に前記子機ケーシングが重なるように、前記子機ケーシングのうち前記壁面と反対側となる前面に前記電波時計を固定する取付具と、を備え、
前記掛止め具は、
前記壁面取付具の先端部が挿入される壁掛け穴が形成された板体と、
前記壁面取付具の前記先端部よりも下側に位置して、前記壁掛け穴を水平方向に跨いで前記板体に取り付けられる閂部材と、を備え、
前記閂部材は、前記壁面取付具の前記先端部が前記壁掛け穴から抜けるのを抑制する抜止め部を有することを特徴とする電波時計レピータ用子機。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記掛止め具は、前記板体に設けられ、水平方向に延びる前記閂部材の両端を保持する2つの保持部をさらに備え、
前記閂部材は、
一方の前記保持部に係合する第1係合部と、
他方の前記保持部に係合する第2係合部と、を有し、
前記抜止め部は、前記第1係合部と前記第2係合部との間に位置して前記第1係合部および前記第2係合部に連結され、前記壁面に向けて突出して、前記壁掛け穴に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の電波時計レピータ用子機。
【請求項3】
前記抜止め部は、前記壁面取付具の前記先端部に近い上側部分が下側部分に比べて前記壁面に向けて突出していることを特徴とする請求項2に記載の電波時計レピータ用子機。
【請求項4】
2つの前記保持部は、前記板体の前側に突出して先端側が上側に向けて延びたL字形状に形成され、
前記第1係合部は、一方の前記保持部と前記板体との間に挿入され、
前記第2係合部は、他方の前記保持部よりも前側に位置して前記抜止め部に連結された前面連結部と、前記前面連結部の端部を折り返した形状に形成されて他方の前記保持部と前記板体との間に挿入される折返し部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の電波時計レピータ用子機。
【請求項5】
前記電波時計の垂直方向に沿って前記取付具の位置を調整することができるアジャスタ機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電波時計レピータ用子機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電波時計に向けて疑似標準電波を出力可能な電波時計レピータ用子機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電波時計に向けて標準電波と同じ仕様の疑似的な標準電波(以下、疑似標準電波という)を出力する電波時計レピータが開示されている。この電波時計レピータは、例えばインターネット等を経由して時刻情報を取得し、この時刻情報に基づいて電波時計に向けて疑似標準電波を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-183501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された電波時計レピータは、40kHzまたは60kHzの長波の搬送波に時刻データをAM変調させた疑似標準電波を出力している。しかしながら、長波の特性上、波長が長いため、ビル等の内部には標準電波が伝搬されないことが知られている。このため、一般的な性能として10m程度の通信可能距離を持つ電波時計レピータであっても、例えば建物構造によって、電波時計レピータを設置している部屋とは別室に設置された電波時計には、標準電波を伝搬させることができないことがある。この結果、電波時計レピータの通信距離の範囲内であっても、電波時計が疑似標準電波を受信できない場合がある。
【0005】
また、一般的な電波時計レピータは、電波の出力を十分に確保して疑似標準電波を広い範囲に届くようにするために、例えば1~2ワット程度の消費電力が必要であり、駆動電源として商用電源に接続されている。これに対し、壁掛け式の電波時計は、商用電源から離れた位置に設置されている。このため、電波時計レピータは、例えば電波時計の背面のように、電波時計に近接した場所に配置することができなかった。
【0006】
本発明の目的は、周囲環境の影響を受けることなく、壁掛け式の電波時計に疑似標準電波を届けることが可能な電波時計レピータ用子機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、親機から送信された標準時に応じた時刻情報信号を受信して疑似標準電波を出力する子機本体を有する電波時計レピータ用子機であって、前記子機本体が収容された子機ケーシングと、前記子機ケーシングに設けられ、壁面に固定された壁面取付具に前記子機ケーシングを掛止めする掛止め具と、壁掛け式の電波時計に前記子機ケーシングが重なるように、前記子機ケーシングのうち前記壁面と反対側となる前面に前記電波時計を固定する取付具と、を備え、前記掛止め具は、前記壁面取付具の先端部が挿入される壁掛け穴が形成された板体と、前記壁面取付具の前記先端部よりも下側に位置して、前記壁掛け穴を水平方向に跨いで前記板体に取り付けられる閂部材と、を備え、前記閂部材は、前記壁面取付具の前記先端部が前記壁掛け穴から抜けるのを抑制する抜止め部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、壁掛け式の電波時計の背面に配置された電波時計レピータ用子機が疑似標準電波を出力することによって、周囲環境の影響を受けることなく、電波時計に疑似標準電波を届けることができる。また、閂部材は抜止め部を有するから、電波時計レピータ用子機から電波時計を取り外すときに、壁面取付具の先端部が壁掛け穴から抜けるのを抑制することができる。このため、電波時計を取り外すときに、電波時計レピータ用子機が落下するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態による電波時計レピータを示す全体構成図である。
親機の構成を示すブロック図である。
図1中の子機を示す正面図である。
子機を壁に取り付けた状態を示す斜視図である。
子機の構成を示すブロック図である。
子機を示す右側面図である。
子機の掛止め具等を図3中の矢示VII-VII方向からみた拡大断面図である。
ロックバーを板体に取り付ける状態を示す斜視図である。
ロックバーを単体で示す斜視図である。
ロックバーを前側からみた正面図である。
ロックバーを上側からみた平面図である。
子機の掛止め具等を図3中の矢示XII-XII方向からみた拡大断面図である。
ロックバーの第1係合部の先端を一方の保持部に挿入する状態を示す図12と同様位置の拡大断面図である。
第1の変形例によるロックバーを保持部に取り付けた状態を示す図12と同様位置の拡大断面図である。
第2の変形例によるロックバーを上側からみた平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態による電波時計レピータを添付図面に従って詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ナカソネ住設株式会社
スケルトン形コンソール時計
3日前
カシオ計算機株式会社
センサ装置および時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
23日前
オメガ・エス アー
連続アニメーションの生成に適合する時計
27日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び時計
25日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
オメガ・エス アー
携行型時計のベゼル又は風防を駆動するためのプレス装置
4日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、時刻表示方法及びプログラム
12日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、プログラム及び時刻修正方法
23日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
19日前
カシオ計算機株式会社
部品搭載部材、ケース、時計、および部品搭載部材の製造方法
23日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、データ処理方法及びプログラム
23日前
カシオ計算機株式会社
スイッチ装置および時計
16日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
19日前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
10日前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
10日前
有限会社ナオトフカサワデザイン
腕時計及び腕時計型表示装置
26日前