意匠ウォッチ

発行日2024-07-03
公報種別意匠公報(S)
登録番号1774430
登録日2024-06-24
意匠に係る物品塗料飛散防止用シート
意匠分類K0-39(K1～K9に属さないその他の産業用機械器具)
出願番号2024000811
出願日2024-01-18
意匠権者株式会社アサヒペン,株式会社オム印刷
代理人個人
意匠に係る物品の説明この物品は、塗料が入ったスプレー缶を保持しながら当該スプレー缶を噴射させて線引きを行う車輪付きの器具(以下、「線引き用具」という。)に取り付けられるシート部材である。本物品が取り付けられる線引き用具の具体的構成は、[線引き用具の構成を表す参考右側面図][線引き用具の要部拡大参考右側面図][線引き用具の要部拡大参考背面図]に示すとおりである。この用具のホルダーの天面および底面は共に開口されており、逆さ向きにしたスプレー缶を天部側からホルダーに収容し、操作レバーを押し上げると、当該レバーに連なるロッドおよび押圧部材が上方に変位して、押圧部材によりスプレー缶の側の操作レバーが押されて霧状の塗料が噴射され、その塗料がホルダーの開口底面から車輪の接地面へと吹き付けられる。本物品の上端縁を形成する一対の湾曲線の間から上方に突き出るように設けられた突片には、正面側が谷となって上下方向に延びる2本の折り線が設けられている(I-I部分拡大図,II-II線断面図を参照。)。本物品を線引き用具に取り付けるには、[両面テープを取り付けた参考正面図]に示すように、本物品の正面の左側縁部の上端位置および下端位置、右側縁近傍の上端位置、上端縁部の突片の各折り線の外側の範囲、下端縁部の突片の計6箇所に両面テープA,B,C,D,E,Fを装着する。そして、本物品を、正面を線引き用具の方に向けた状態にしてホルダーを取り囲むように曲げて、テープAがテープCの裏側に配置されるように位置合わせしてテープA,Bを本物品の裏面に連結し、テープCを線引き用具のホルダーの背面の中央部(缶固定用ローラーの下方)に連結し、テープD,Eをホルダーより上の位置で柄の右側面および左側面にそれぞれ連結し、テープFを柄の正面の下端部(車軸の上方位置)に連結する。この一連の作業によって、本物品は、線引き用具の主要部分を取り囲むように丸められた状態となって線引き用具に着脱可能に連結される。また、両面テープCを装着する場所を、[両面テープを取り付けた参考正面図]に破線で示した場所に変更することによって、車軸の幅が図示例より短いタイプの線引き用具にも,上記と同じ要領で本物品を連結することができる。なお、本物品を線引き用具に連結する手段は両面テープに限らず、面ファスナー、接着剤、ネジ、ピンなどを使用することもできる。本物品が連結された線引き用具を後傾姿勢にすることで、ホルダーの底縁から車輪の接地面の近傍位置までの範囲に本物品による壁部が形成され、ホルダーの開口底面から出た塗料が周囲に飛散するのを防ぐことができる。
意匠の説明背面図は正面図と対称にあらわれるため省略する。

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