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公開番号2025157821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060085
出願日2024-04-03
発明の名称混紡糸およびそれを含む織編物ならびに難燃性衣類
出願人株式会社クラレ
代理人個人,個人,個人
主分類D02G 3/04 20060101AFI20251008BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約【課題】優れた耐熱性および風合いを両立する混紡糸を提供する。
【解決手段】前記混紡糸は、限界酸素指数が25以上である難燃繊維、およびパラ系アラミド繊維を含む混紡糸であって、前記パラ系アラミド繊維の含有量が35~65重量%である。例えば、前記混紡糸は、前記難燃繊維の含有量が35~65重量%であってもよい。また、前記混紡糸は、前記難燃繊維が炭化性難燃繊維であってもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
限界酸素指数が25以上である難燃繊維、およびパラ系アラミド繊維を含む混紡糸であって、前記パラ系アラミド繊維の含有量が35~65重量%である、混紡糸。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載の混紡糸であって、前記難燃繊維の含有量が35~65重量%である、混紡糸。
【請求項3】
請求項1または2に記載の混紡糸であって、前記難燃繊維が炭化性難燃繊維である、混紡糸。
【請求項4】
請求項1または2に記載の混紡糸を含む織編物。
【請求項5】
請求項4に記載の織編物を含む難燃性衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、混紡糸、当該混紡糸を含む織編物および当該織編物を含む難燃性衣類に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
難燃性衣類は、各種作業現場や火災現場で着用される作業服や消防服等として使用されている。従来から、難燃性衣類には、アラミド繊維が使用されている。例えば、特許文献1(特開2008-101294号公報)には、構成する繊維が耐熱性繊維および炭化性難燃繊維からなり、その重量比率が65:35~35:65である紡績糸である防炎性織布が開示されており、通気性や軽量性を有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-101294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の実施例の紡績糸は、耐熱性繊維としてメタ系アラミド繊維やパラ系アラミド繊維等を用いているが、パラ系アラミド繊維の重量比率が少ないため、そのような紡績糸は耐熱性に劣り、高温に曝される難燃性衣類の構成繊維として用いるためには改善の余地があった。
【0005】
パラ系アラミド繊維は、剛直な分子構造から熱に対して変形しにくく耐熱性に優れている一方で、フィブリル化しやすいため、その重量比率が多い紡績糸は風合いに劣るという問題がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、耐熱性および風合いを両立する混紡糸を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、本発明者らは、パラ系アラミド繊維を特定の含有量で含むとともに、難燃繊維を含む混紡糸は、耐熱性に優れ、かつ風合いに優れることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様で構成されうる。
〔態様1〕
限界酸素指数が25以上である難燃繊維、およびパラ系アラミド繊維を含む混紡糸であって、前記パラ系アラミド繊維の含有量が35~65重量%(好ましくは40~60重量%、より好ましくは45~55重量%、さらに好ましくは48~52重量%)である、混紡糸。
〔態様2〕
態様1に記載の混紡糸であって、前記難燃繊維の含有量が35~65重量%(好ましくは40~60重量%、より好ましくは45~55重量%、さらに好ましくは48~52重量%)である、混紡糸。
〔態様3〕
態様1または2に記載の混紡糸であって、前記難燃繊維が炭化性難燃繊維(好ましくは難燃ポリビニルアルコール繊維)である、混紡糸。
〔態様4〕
態様1~3のいずれか一態様に記載の混紡糸を含む織編物。
〔態様5〕
態様4に記載の織編物を含む難燃性衣類。
【発明の効果】
【0009】
本発明の混紡糸は、耐熱性および風合いを両立することができる。本発明の混紡糸を含む織編物は、難燃性衣類に好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
混紡糸は、限界酸素指数が25以上である難燃繊維、およびパラ系アラミド繊維を含む混紡糸であって、前記パラ系アラミド繊維の含有量が35~65重量%である。難燃繊維およびパラ系アラミド繊維を含む混紡糸において、パラ系アラミド繊維を特定の含有量で含むことにより、耐熱性に優れ、かつ風合いに優れる。混紡糸とは、複数の種類の短繊維を混ぜ合わせて紡績した紡績糸である。
(【0011】以降は省略されています)

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