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公開番号2025149631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050385
出願日2024-03-26
発明の名称液体収容容器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20251001BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】再生プラスチックを用いた液体収容容器を提供する。
【解決手段】液体収容容器は、液体収容容器の内部の少なくとも一部の領域を負圧に維持する負圧維持機構と、液体と接触する接液部と、液体と接触しない非接液部と、を備え、非接液部は、少なくとも再生プラスチックを含む材料で構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体収容容器であって、
前記液体収容容器の内部の少なくとも一部の領域を負圧に維持する負圧維持機構と、
液体と接触する接液部と、
前記液体と接触しない非接液部と、を備え、
前記非接液部は、少なくとも再生プラスチックを含む材料で構成されている、液体収容容器。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体収容容器であって、
前記接液部は、バージンプラスチック材で構成されている、液体収容容器。
【請求項3】
請求項1に記載の液体収容容器であって、さらに、
前記液体収容容器の本体を形成する筐体と、
外部に前記液体を供給する液体供給部と、を有し、
前記非接液部は、
前記筐体を覆う蓋と、
前記筐体に貼付されるラベルと、
前記液体供給部を覆うキャップとのうちで、少なくともいずれか一つを有する、液体収容容器。
【請求項4】
請求項3に記載の液体収容容器であって、
前記非接液部は、前記筐体に対して別部材として構成されている、液体収容容器。
【請求項5】
請求項1に記載の液体収容容器であって、さらに、
前記液体収容容器の本体を形成する筐体を有し、
前記非接液部は、
前記筐体を一の方向である第1方向から覆う第1蓋と、
前記筐体を前記第1方向とは異なる第2方向から覆う第2蓋であって、前記第1蓋と対向する第2蓋と、
前記筐体に貼付されるラベルと、
前記液体を前記液体収容容器の外部に供給する液体供給部を覆うキャップと、
前記第1蓋の一の面に形成された溝部を覆うフィルムとのうちで、少なくともいずれか一つを有する、液体収容容器。
【請求項6】
請求項5に記載の液体収容容器であって、
前記非接液部は、前記筐体に対して別部材として構成されている、液体収容容器。
【請求項7】
請求項1に記載の液体収容容器であって、
前記液体収容容器の本体を形成する筐体と、
前記筐体によって少なくとも一部が区画された、液体を収容する液体収容室と、
前記液体収容室内の前記液体を前記液体収容容器の外部に供給する液体供給部と、
大気を前記液体収容室内に導入するための大気開放口と、
前記大気開放口と前記液体収容室とを接続する大気導入路と、を備え、
前記非接液部は、
前記筐体に備えられたレバーと、
前記大気導入路のうち、前記大気を滞留させるための領域である大気室と、
前記液体収容容器が装着される印刷装置に対する前記液体供給部の位置決めを行う供給部位置決め部とのうちで、少なくともいずれか一つを有する、液体収容容器。
【請求項8】
請求項7に記載の液体収容容器であって、
前記非接液部は、前記再生プラスチックを含む材料と、バージンプラスチック材との二色成形により構成されている、液体収容容器。
【請求項9】
請求項1に記載の液体収容容器であって、さらに、
前記液体収容容器の本体を形成する筐体と、
前記筐体によって少なくとも一部が区画された、液体を収容する液体収容室と、
前記筐体に設けられ、前記液体収容室内の前記液体を前記液体収容容器の外部に供給する液体供給部と、
前記筐体に設けられ、前記液体収容室と前記液体供給部とを接続する前記液体の流路である液体流路部と、を備え、
前記非接液部は、
前記液体供給部を覆うキャップが装着されるキャップ装着部と、
前記液体収容容器が装着される印刷装置に対する前記液体収容容器の位置決めを行う液体収容容器位置決め部と、
前記筐体のうち、前記液体収容室および前記液体流路部を除いた領域である液体室外周部と、
前記液体収容容器の前記印刷装置への誤挿入を防止するための液体収容容器側識別部であって、前記印刷装置の装置側識別部と嵌合する液体収容容器側識別部材とのうちで、少なくともいずれか一つを有する、液体収容容器。
【請求項10】
請求項9に記載の液体収容容器であって、
前記非接液部は、前記再生プラスチックを含む材料と、バージンプラスチック材との二色成形により構成されている、液体収容容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体収容容器に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置に液体を供給する液体収容容器が知られている。特許文献1に記載の液体収容容器は、差圧弁を有しており、容器内部が負圧に維持されている。この液体収容容器は、外部から液体を再注入する際、容器の内部と外部とを連通させる大気開放口を通じて液体が外部に流出することを抑制できる構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023―096224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、液体収容容器を構成する材料については検討がされていない。これに対して、近年、循環型社会の観点から、液体収容容器を構成する材料に再生プラスチックを用いることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の第1の形態によれば、液体収容容器が提供される。この液体収容容器は、前記液体収容容器の内部の少なくとも一部の領域を負圧に維持する負圧維持機構と、液体と接触する接液部と、前記液体と接触しない非接液部と、を備え、前記非接液部は、少なくとも再生プラスチックを含む材料で構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態における液体収容容器の第1の外観斜視図。
液体収容容器の第1の分解斜視図。
液体収容容器の第2の分解斜視図。
図1および図2と略同じ方向から見た筐体の側面図。
図4に差圧弁を装着した状態を示す筐体の側面図。
図5のIV-IV断面図。
図3と略同じ方向から見た筐体の側面図。
筐体の第1の斜視図。
筐体の第2の斜視図。
筐体の第3の斜視図。
捕捉部の部分拡大図。
第2実施形態における液体収容容器の構成を示す第1の外観斜視図。
液体収容容器の構成を示す第2の外観斜視図。
液体収容容器の第1の分解斜視図。
液体収容容器の第2の分解斜視図。
図12および図14と略同じ方向から見た筐体の側面図。
図13および図15と略同じ方向から見た筐体の側面図。
筐体の第1の斜視図。
筐体の第2の斜視図。
筐体の第3の斜視図。
液体収容容器の内部構成について説明するための第1の図。
液体収容容器の内部構成について説明するための第2の図。
液体収容容器の内部構成について説明するための第3の図。
第3実施形態における液体収容容器を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
A-1.液体収容容器の外観構成:
図1は、本実施形態における液体収容容器10の第1の外観斜視図である。図2は、本実施形態における液体収容容器10の第1の分解斜視図である。図3は、本実施形態における液体収容容器10の第2の分解斜視図である。図1以降には、互いに直交する3つの空間軸であるXYZ軸が描かれている。X軸、Y軸、Z軸の矢印が向いている方向は、それぞれX軸、Y軸、Z軸に沿った正の方向を示している。X軸、Y軸、Z軸に沿った正の方向を、それぞれ+X方向、+Y方向、+Z方向とする。X軸、Y軸、Z軸の矢印が向いている方向と逆の方向が、X軸、Y軸、Z軸に沿った負の方向である。X軸、Y軸、Z軸に沿った負の方向を、それぞれ-X方向、-Y方向、-Z方向とする。X軸、Y軸、Z軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向、Y方向、Z方向と呼ぶ。なお、本実施形態において、液体収容容器10が図示しない印刷装置に装着される方向が、-Z方向である。また、液体収容容器10の印刷装置の装着状態において、-Z方向が鉛直下方向である。
【0009】
図1に示す液体収容容器10は、内部に液体を収容している。液体収容容器10は、図示しない印刷装置に装着されて、後述する液体供給部から印刷装置に液体を供給する。液体収容容器10は、液体収容容器10の本体を形成する筐体100を備える。筐体100は、直方体状の外形形状を有する。筐体100は、ポリプロピレン(PP)により構成されている。液体収容容器10は、印刷装置に装着されて使用される際の姿勢において、側面である面の一つに回路基板11を備える。回路基板11は端子を備えており、端子を介して印刷装置の回路と電気的に接続される。以下、印刷装置に装着されて使用される際の姿勢を基準に、筐体100の「底面」、筐体100の「上面」、筐体100の「側面」の呼称を用いる。
【0010】
本実施形態における液体収容容器10は、液体と接触する接液部と、液体と接触しない非接液部と、を備える。接液部は、バージンプラスチック材で構成される。バージンプラスチック材は、添加成分を含まずに生成された、廃プラスチックを利用していないプラスチックである。つまり、バージンプラスチック材は、再利用がされていないプラスチックである。非接液部は、少なくとも再生プラスチックを含む材料で構成される。再生プラスチックは、廃プラスチックから生成され、複数のプラスチックが混合しているプラスチックである。ここで、廃プラスチックは、リサイクルされたリサイクル材料としてのポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)等とすることができる。なお、本開示において、「リサイクル材料」とは、JIS Q14021に規定されているプレコンシューマ材料と、ポストコンシューマ材料とを含む。プレコンシューマ材料とは、製造工程における廃棄物の流れから取り出された材料である。プレコンシューマ材料とは、具体的には、例えば、合成樹脂製の容器を製造する際に生じた不要な端材等とすることができる。また、ポストコンシューマ材料とは、家庭から排出される材料、または製品のエンドユーザとしての商業施設、工業施設および各種施設から本来の目的のためにはもはや使用できなくなった製品として発生する材料であり、流通経路から戻される材料も含む。ポストコンシューマ材料とは、具体的には、例えば、リサイクルされた合成樹脂製の容器が粉砕されることにより得られた粉砕物などの再生樹脂とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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