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公開番号
2025118861
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025081165,2021063091
出願日
2025-05-14,2020-11-09
発明の名称
金属端子用接着性フィルム、金属端子用接着性フィルムの製造方法、金属端子用接着性フィルム付き金属端子、当該金属端子用接着性フィルムを用いた蓄電デバイス、及び蓄電デバイスの製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/197 20210101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ヒートシールによる接着性フィルムの金属端子への密着性に優れ、さらに、密着した接着性フィルムに電解液が付着した場合にも、密着性の低下が抑制された、金属端子用接着性フィルムを提供する。
【解決手段】蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子と、蓄電デバイス用外装材との間に介在される、金属端子用接着性フィルムであって、金属端子用接着性フィルムは、金属端子側に配置される第1ポリオレフィン層と、基材と、蓄電デバイス用外装材側に配置される第2ポリオレフィン層とをこの順に備える積層体から構成され、第1ポリオレフィン層のTDに平行な方向かつ厚み方向の断面の電子顕微鏡断面画像に海島構造が観察され、金属端子用接着性フィルムを温度190℃面圧0.016MPaで12秒間加熱した後の断面画像において、海島構造の島部の合計面積の割合が、25.0%~35.0%である、金属端子用接着性フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子と、前記蓄電デバイス素子を封止する蓄電デバイス用外装材との間に介在される、金属端子用接着性フィルムであって、
前記金属端子用接着性フィルムは、前記金属端子側に配置される第1ポリオレフィン層と、基材と、前記蓄電デバイス用外装材側に配置される第2ポリオレフィン層とをこの順に備える積層体から構成されており、
前記第1ポリオレフィン層のTDに平行な方向かつ厚み方向の断面について、電界放出形走査型電子顕微鏡を用いて取得した断面画像に海島構造が観察され、
前記断面画像は、前記第1ポリオレフィン層の厚みを100%とした場合に、前記基材側の表面とは反対側の表面から30%の厚みの部分までの範囲内で取得した断面画像であり、
前記金属端子用接着性フィルムを温度190℃及び面圧0.016MPaの加熱加圧環境で12秒間静置し、さらに、温度25℃の環境で1時間静置した場合の前記断面画像において、前記海島構造の島部の合計面積の割合が、25.0%以上35.0%以下であり、
前記断面画像において、前記島部の真円度が、0.75以上である、金属端子用接着性フィルム。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記断面画像において、前記島部の平均粒子径が、0.3μm以上である、請求項1に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項3】
前記断面画像において、前記島部の真円度が、0.80以上である、請求項1又は2に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項4】
前記第1ポリオレフィン層の厚みが、60μm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項5】
前記基材の厚みが、60μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項6】
前記第2ポリオレフィン層の厚みが、60μm以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項7】
前記金属端子用接着性フィルムの厚みが、180μm以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項8】
前記第1ポリオレフィン層は、顔料を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項9】
前記基材は、ポリオレフィン骨格を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム。
【請求項10】
前記基材は、ホモポリプロピレンを含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の金属端子用接着性フィルム(但し、前記海島構造の島部の合計面積の割合が、28.0%以上35.0%以下であるものを除く。)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、金属端子用接着性フィルム、金属端子用接着性フィルムの製造方法、金属端子用接着性フィルム付き金属端子、金属端子用接着性フィルムを用いた蓄電デバイス、及び蓄電デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、様々なタイプの蓄電デバイスが開発されているが、あらゆる蓄電デバイスにおいて電極や電解質等の蓄電デバイス素子を封止するために蓄電デバイス用外装材が不可欠な部材になっている。従来、蓄電デバイス用外装材として金属製の蓄電デバイス用外装材が多用されていたが、近年、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、パソコン、カメラ、携帯電話等の高性能化に伴い、蓄電デバイスには、多様な形状が要求されると共に、薄型化や軽量化が求められている。しかしながら、従来多用されていた金属製の蓄電デバイス用外装材では、形状の多様化に追従することが困難であり、しかも軽量化にも限界があるという欠点がある。
【0003】
そこで、近年、多様な形状に加工が容易で、薄型化や軽量化を実現し得る蓄電デバイス用外装材として、基材層/接着層/バリア層/熱融着性樹脂層が順次積層された積層シートが提案されている。このようなフィルム状の蓄電デバイス用外装材を用いる場合、蓄電デバイス用外装材の最内層に位置する熱融着性樹脂層同士を対向させた状態で、蓄電デバイス用外装材の周縁部をヒートシールにて熱融着させることにより、蓄電デバイス用外装材によって蓄電デバイス素子が封止される。
【0004】
蓄電デバイス用外装材のヒートシール部分からは、金属端子が突出しており、蓄電デバイス用外装材によって封止された蓄電デバイス素子は、蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子によって外部と電気的に接続される。すなわち、蓄電デバイス用外装材がヒートシールされた部分のうち、金属端子が存在する部分は、金属端子が熱融着性樹脂層に挟持された状態でヒートシールされている。金属端子と熱融着性樹脂層とは、互いに異種材料により構成されているため、金属端子と熱融着性樹脂層との界面において、密着性が低下しやすい。
【0005】
このため、金属端子と熱融着性樹脂層との間には、これらの密着性を高めることなどを目的として、接着性フィルムが配されることがある。このような接着性フィルムとしては、例えば特許文献1に記載されたものが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-79638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような接着性フィルムには、ヒートシールした際の金属端子との優れた密着性が求められる。
【0008】
さらに、接着性フィルムには、包装材料によって封止されている電解液が接着性フィルムに接触した場合にも、金属端子に対する密着性の低下が好適に抑制されていることが求められる。
【0009】
しかしながら、従来の接着性フィルムは、電解液が接触した場合の金属端子に対する密着性について十分に検討されておらず、本開示の発明者等は、ヒートシールによる接着性フィルムの金属端子への優れた密着性に加えて、金属端子に密着した接着性フィルムに対して電解液が付着した場合において、金属端子に対する密着性の低下を抑制することを追求した。
【0010】
本開示は、ヒートシールによる接着性フィルムの金属端子への密着性に優れ、さらに、金属端子に密着した接着性フィルムに対して電解液が付着した場合にも、金属端子に対する密着性の低下が好適に抑制された、金属端子用接着性フィルムを提供することを主な目的とする。さらに、本開示は、当該金属端子用接着性フィルムの製造方法、当該金属端子用接着性フィルムを利用した金属端子用接着性フィルム付き金属端子、当該金属端子用接着性フィルムを用いた蓄電デバイス及び当該蓄電デバイスの製造方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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