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公開番号2025104278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2024208994
出願日2024-11-29
発明の名称積層型電子部品
出願人サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H01G 4/30 20060101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ダミーパターンを形成する場合に発生し得る曲げクラックを防止し、段差を緩和する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る積層型電子部品は、容量形成部の第1方向の一面及び他面のうち1つ以上の面上に配置される補強部に含まれる補強パターンの形状を調節して積層型電子部品の段差を緩和し、曲げクラックの発生を抑制することができる。本発明の一実施形態に係る積層型電子部品は、格子状に配置された複数の導電パターンを含む複数の補強パターンを含み、上記複数の導電パターンは本体の第3方向に向かい合う面と離隔して配置され、上記複数の導電パターンの少なくとも一部は補強部の第2方向の両端で外部電極と接することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
誘電体層及び前記誘電体層を挟んで第1方向に交互に配置される第1及び第2内部電極、前記第1及び第2内部電極が前記第1方向に重なる領域を容量形成部とするとき、前記容量形成部の前記第1方向の一面及び他面のうち1つ以上の面上に配置される補強部を含む本体と、
前記本体の前記第1方向に垂直な第2方向に向かい合う面上に配置される外部電極と、を含み、
前記第1方向及び前記第2方向に垂直な方向を第3方向とするとき、前記補強部は前記第1方向に交互に配置され、格子状に配置された複数の導電パターンを含む複数の補強パターンを含み、
前記複数の導電パターンは、本体の第3方向に向かい合う面と離隔して配置され、前記複数の導電パターンの少なくとも一部は、前記補強部の第2方向の両端で前記外部電極と接する、積層型電子部品。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記本体において、前記容量形成部の前記第2方向の一面及び他面に配置された領域を長さ-マージン部とし、前記長さ-マージン部の前記第2方向の平均長さをLM、前記導電パターンの前記第2方向の平均長さをD1とするとき、
0.35LM≦D1≦0.95LMを満たす、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項3】
前記導電パターンの前記第2方向の平均長さをD1、前記導電パターンの前記第3方向の平均幅をD2とするとき、
0.35D1≦D2≦D1を満たす、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項4】
前記任意の導電パターンと、前記任意の導電パターンに隣接する導電パターンが前記第2方向に離隔した長さをD3とするとき、
0.5μm≦D3≦80μmを満たす、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項5】
前記任意の導電パターンと、前記任意の導電パターンに隣接する導電パターンが前記第3方向に離隔した長さをD4とするとき、
0.05μm≦D4≦80μmを満たす、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項6】
前記本体の第3方向の最大幅をW、前記補強パターンの第3方向の最大幅をD5とするとき、
0.4W≦D5≦0.97Wを満たす、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項7】
前記複数の補強パターンは、前記誘電体層を挟んで交互に配置される、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項8】
誘電体層及び前記誘電体層を挟んで第1方向に交互に配置される第1及び第2内部電極、前記第1及び第2内部電極が前記第1方向に重なる領域を容量形成部とするとき、前記容量形成部の前記第1方向の一面及び他面のうち1つ以上の面上に配置される補強部を含む本体と、
前記本体の前記第1方向に垂直な第2方向に向かい合う面上に配置される外部電極と、を含み、
前記補強部は、第1補強パターン及び前記第1補強パターンと前記第1方向に重ならない第2補強パターンを含み、前記第1方向及び前記第2方向と垂直な方向を第3方向とするとき、
前記第1補強パターンは、互いに前記第2方向及び前記第3方向に離隔して配置される複数の第1-1導電パターン及び前記複数の第1-1導電パターンが前記第2方向に離隔した空間の間に配置され、互いに前記第2方向及び前記第3方向に離隔して配置される複数の第1-2導電パターンを含み、
前記第2補強パターンは、互いに前記第2方向及び前記第3方向に離隔して配置される複数の第2-1導電パターン及び前記複数の第2-1導電パターンが前記第2方向に離隔した空間の間に配置され、互いに前記第2方向及び前記第3方向に離隔して配置される複数の第2-2導電パターンを含む、積層型電子部品。
【請求項9】
前記第1-1導電パターンと前記第1-2導電パターンは、前記第3方向にオフセットされるように配置され、前記第2-1導電パターンと前記第2-2導電パターンは、前記第3方向にオフセットされるように配置される、請求項8に記載の積層型電子部品。
【請求項10】
前記第1補強パターン及び前記第2補強パターンは、前記本体の前記第3方向に向かい合う面と離隔して配置され、前記複数の第1-1導電パターンの少なくとも一部及び前記複数の第2-1導電パターンの少なくとも一部は、前記補強部の前記第2方向の両端で前記外部電極と接する、請求項8に記載の積層型電子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層型電子部品に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
積層型電子部品の一つである積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multilayer Ceramic Capacitor)は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)及びプラズマ表示装置パネル(PDP:Plasma Display Panel)などの映像機器、コンピュータ、スマートフォン及び携帯電話、電気自動車のオンボードチャージャ(OBC;On Board Charger)、DC-DC converterなどの回路などの様々な電子製品のプリント回路基板に装着されて電気を充電または放電させる役割を果たすチップ形態のコンデンサである。
【0003】
従来の場合、積層セラミックキャパシタの曲げ強度を向上させるための方案として、容量形成部の上面及び下面にダミーパターン等を形成する試みがあった。しかしながら、一般的なダミーパターンは、幅方向のマージン側の端部の形態が一字状であるため、曲げクラックに脆弱である可能性がある。また、強度を十分に向上させるためにダミーパターンを複数の層で形成する場合、ダミーパターン間の積層方向への重なりによって段差が発生する可能性がある。
【0004】
これにより、曲げクラックの発生を防止して段差を緩和することができるようにダミーパターンの構造を改善する必要性がある実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ダミーパターンを形成する場合に発生し得る曲げクラックを防止することである。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、ダミーパターンを形成する場合に発生し得る段差を緩和することである。
【0007】
但し、本発明が解決しようとする課題は、上述した内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る積層型電子部品は、誘電体層及び上記誘電体層を挟んで第1方向に交互に配置される第1及び第2内部電極、上記第1及び第2内部電極が上記第1方向に重なる領域を容量形成部とするとき、上記容量形成部の上記第1方向の一面及び他面のうち1つ以上の面上に配置される補強部を含む本体と、上記本体の上記第1方向に垂直な第2方向に向かい合う面上に配置される外部電極と、を含み、上記第1方向及び上記第2方向に垂直な方向を第3方向とするとき、上記補強部は、上記第1方向に交互に配置され、格子状に配置された複数の導電パターンを含む複数の補強パターンを含み、上記複数の導電パターンは本体の第3方向に向かい合う面と離隔して配置され、上記複数の導電パターンの少なくとも一部は上記補強部の第2方向の両端で上記外部電極と接することができる。
【0009】
本発明の一実施形態に係る積層型電子部品は、誘電体層及び上記誘電体層を挟んで第1方向に交互に配置される第1及び第2内部電極、上記第1及び第2内部電極が上記第1方向に重なる領域を容量形成部とするとき、上記容量形成部の上記第1方向の一面及び他面上に配置される補強部を含む本体と、上記本体の上記第1方向に垂直な第2方向に向かい合う面上に配置される外部電極と、を含み、上記補強部は、第1補強パターン、上記第1補強パターンと上記第1方向に重ならない第2補強パターンを含み、上記第1方向及び上記第2方向に垂直な方向を第3方向とするとき、上記第1補強パターンは、互いに上記第2方向及び上記第3方向に離隔して配置される複数の第1-1導電パターン及び上記複数の第1-1導電パターンが上記第2方向に離隔した空間の間に配置され、互いに上記第2方向及び上記第3方向に離隔して配置される複数の第1-2導電パターンを含み、上記第2補強パターンは互いに上記第2方向及び上記第3方向に離隔して配置される複数の第2-1導電パターン及び上記複数の第2-1導電パターンが上記第2方向に離隔した空間の間に配置され、互いに上記第2方向及び上記第3方向に離隔して配置される複数の第2-2導電パターンを含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の様々な効果の一つは、容量形成部の第1方向の一面及び他面のうち一つ以上の面上に配置される補強部に含まれる補強パターンの形状を調節して積層型電子部品の段差を緩和し、曲げクラックの発生を抑制することである。
(【0011】以降は省略されています)

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