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公開番号2025093673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209457
出願日2023-12-12
発明の名称減容化処理設備
出願人有限会社愛
代理人個人,個人
主分類B02C 18/14 20060101AFI20250617BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】被処理物が人の遺骨であっても法制上の要請に合致した微細化を達成することができる、新規な減容化処理設備の提供を技術課題とする。
【解決手段】本発明の減容化処理設備Aは、回転駆動軸21に複数本の回転粉砕羽根23が取り付けられた回転粉砕羽根ユニットを処理槽B内に配設して成り、被処理物である遺骨を回転粉砕しながら減容化処理する設備であって、処理槽Bを構成する断面半円状の底板5には、複数の固定粉砕刃7が取り付けられ、この固定粉砕刃7は、処理槽Bの底板5に固定される固定板部7aと、固定板部7aから起立した刃板部7bとを具えて成り、また固定粉砕刃7は、刃板部7bが回転駆動軸21の軸心に対して直交するように取り付けられ、また回転粉砕羽根23の先端部に、回転自在に支持された粉砕ロータ8を具えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転駆動軸に複数本の回転粉砕羽根を取り付けて成る回転粉砕羽根ユニットが処理槽内に配設され、被処理物である火葬後の人の遺骨を回転粉砕しながら減容化処理する減容化処理設備であって、
前記処理槽を構成する断面半円状の底板には、刃板部を前記回転駆動軸の軸心に対して直交させるように、複数の固定粉砕刃が取り付けられ、
また、この固定粉砕刃は、前記処理槽の底板に固定される固定板部と、当該固定板部から起立した刃板部とを具えて成り、
前記固定板部における回転粉砕羽根の回転方向に沿って手前側に位置する端面は、当該端面に当接した被処理物が回転粉砕羽根の回転によって刃板部の側に移動するように、前記回転駆動軸の軸心に対して傾斜するように形成され、
また前記刃板部における回転粉砕羽根の回転方向に沿って手前側に位置する端面は、前記固定板部の板面に対して手前下がりに傾斜するように形成され、
更に前記回転粉砕羽根は、先端部に、回転自在に支持された粉砕ロータを具えていることを特徴とする減容化処理設備。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記粉砕ロータは、外周部に粉砕突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の減容化処理設備。
【請求項3】
前記粉砕突起は、複数本の平行突条または、単数または複数本の螺旋突条であることを特徴とする請求項2記載の減容化処理設備。
【請求項4】
前記粉砕突起は、角断面または尖断面形状の突条であることを特徴とする請求項2または3記載の減容化処理設備。
【請求項5】
前記粉砕突起を構成する平行突条または螺旋突条は、周方向において分断状態に形成されることを特徴とする請求項3記載の減容化処理設備。
【請求項6】
前記粉砕突起は、複数本の螺旋突条として形成され、当該複数本の螺旋突条は、螺旋方向が異なる突条を含んで構成されることを特徴とする請求項3または5記載の減容化処理設備。
【請求項7】
前記粉砕ロータは、一本の回転粉砕羽根の先端部において、複数基配設されることを特徴とする請求項1または2記載の減容化処理設備。
【請求項8】
前記一本の回転粉砕羽根に対し複数基配設される粉砕ロータは、異種仕様の粉砕ロータが組み合わせて設けられることを特徴とする請求項7記載の減容化処理設備。
【請求項9】
前記粉砕ロータは、回転粉砕羽根の先端部において弾性的に先張り出し自在に支持されることを特徴とする請求項1または2記載の減容化処理設備。
【請求項10】
前記回転駆動軸に設けられる複数本の回転粉砕羽根は、軸方向に沿って一定間隔をおきながら、且つ軸方向から視て適宜の角度差を有して放射状に設けられるものであり、
当該複数本の回転粉砕羽根の先端部には、軸方向から視て360°一巡する複数の粉砕ロータにおいて、各々異種仕様の粉砕ロータが設けられることを特徴とする請求項1または2記載の減容化処理設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火葬後の人の遺骨を、遺族の要請の下に減容化するための減容化処理設備に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近時、国民の少子高齢化に伴い、葬送儀礼や習慣にも変化が訪れている。具体的には従来一般に行われてきた遺骨の墓所への埋葬に替えて、遺骨を粉粒化して海洋散骨したり、樹木葬として故人を偲ぶ特定の樹木の周辺に埋骨したりすることが行われている。
このような葬送習慣の変化に伴い、火葬後の遺骨を、更に粉砕して減容化するための設備が要請されてきた。このような要請に対しては、本発明者により既に開発されている廃鶏などを処理対象とした処理装置を応用することが考慮し得る。しかしながら、焼却後の人骨を対象とした場合には、前記装置(生物系廃棄物の処理装置;特許第4516556号;特許文献1)をそのまま適用することはできない。その理由は、法制上、遺骨の処理にあたっては、充分微細な粉粒化が求められており、前記特許文献1では効果的に対応しきれないことが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4516556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような背景を考慮してなされたものであって、処理対象物(被処理物)が人の遺骨であっても法制上の要請に合致した微細化を達成することができる、減容化処理設備の開発を技術課題としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち請求項1記載の減容化処理設備は、
回転駆動軸に複数本の回転粉砕羽根を取り付けて成る回転粉砕羽根ユニットが処理槽内に配設され、被処理物である火葬後の人の遺骨を回転粉砕しながら減容化処理する減容化処理設備であって、
前記処理槽を構成する断面半円状の底板には、刃板部を前記回転駆動軸の軸心に対して直交させるように、複数の固定粉砕刃が取り付けられ、
また、この固定粉砕刃は、前記処理槽の底板に固定される固定板部と、当該固定板部から起立した刃板部とを具えて成り、
前記固定板部における回転粉砕羽根の回転方向に沿って手前側に位置する端面は、当該端面に当接した被処理物が回転粉砕羽根の回転によって刃板部の側に移動するように、前記回転駆動軸の軸心に対して傾斜するように形成され、
また前記刃板部における回転粉砕羽根の回転方向に沿って手前側に位置する端面は、前記固定板部の板面に対して手前下がりに傾斜するように形成され、
更に前記回転粉砕羽根は、先端部に、回転自在に支持された粉砕ロータを具えていることを特徴として成るものである。
【0006】
また請求項2記載の減容化処理設備は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記粉砕ロータは、外周部に粉砕突起が設けられていることを特徴として成るものである。
【0007】
また請求項3記載の減害化処理設備は、前記請求項2記載の要件に加え、
前記粉砕突起は、複数本の平行突条または、単数または複数本の螺旋突条であることを特徴として成るものである。
【0008】
また請求項4記載の減害化処理設備は、前記請求項2または3記載の要件に加え、
前記粉砕突起は、角断面または尖断面形状の突条であることを特徴として成るものである。
【0009】
また請求項5記載の減害化処理設備は、前記請求項3記載の要件に加え、
前記粉砕突起を構成する平行突条または螺旋突条は、周方向において分断状態に形成されることを特徴として成るものである。
【0010】
また請求項6記載の減害化処理設備は、前記請求項3または5記載の要件に加え、
前記粉砕突起は、複数本の螺旋突条として形成され、当該複数本の螺旋突条は、螺旋方向が異なる突条を含んで構成されることを特徴として成るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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