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公開番号
2025095872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212242
出願日
2023-12-15
発明の名称
精米設備における集塵ダクトの分解清掃方法
出願人
株式会社宝生倉庫
代理人
個人
,
個人
主分類
B02B
7/00 20060101AFI20250619BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】精米設備の集塵ダクト内部の清掃、特に集塵ダクト内に発生する頑固な糠の固形物の除去を可能としながら、清掃後に湿気の発生の虞のない集塵ダクトの分解清掃方法を提供することを目的とする。
【解決手段】精米機と米の包装装置と集塵機等を集塵ダクトを介して接続構成した精米設備における集塵ダクトの分解清掃方法において、集塵ダクトの分解清掃は以下(a)から(g)の工程を含み構成したことを特徴とする。(a)清掃箇所の周辺を養生する設備養生工程(b)前記集塵ダクトの清掃前の風量を測定する風量測定工程(c)前記集塵ダクトの分解箇所に目印を行う分解マーキング工程(d)前記集塵ダクトの分解を行うダクト分解工程(e)前記集塵ダクトの内部に堆積した糠の固形物を粉砕して除去する糠塊粉砕工程(f)前記集塵ダクトの内部に薄く堆積した糠やほこり等の塵芥を除去する塵芥除去工程(g)前記集塵ダクトの組立てを前記目印に従って行うダクト組立工程
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
精米機と米の包装装置と集塵機等を集塵ダクトを介して接続構成した精米設備における集塵ダクトの分解清掃方法において、集塵ダクトの分解清掃は以下(a)から(g)の工程を含み構成したことを特徴とする。
(a)清掃箇所の周辺を養生する設備養生工程
(b)前記集塵ダクトの清掃前の風量を測定する風量測定工程
(c)前記集塵ダクトの分解箇所に目印を行う分解マーキング工程
(d)前記集塵ダクトの分解を行うダクト分解工程
(e)前記集塵ダクトの内部に堆積した糠の固形物を粉砕して除去する糠塊粉砕工程
(f)前記集塵ダクトの内部に薄く堆積した糠やほこり等の塵芥を除去する塵芥除去工程
(g)前記集塵ダクトの組立てを前記目印に従って行うダクト組立工程
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記糠塊粉砕工程は、
接続したコンプレッサから送られる圧縮空気を利用したエアランスを用いると共に、
前記塵芥除去工程は、
接続した回転工具の回転とトルクを利用するスパイラルブラシを用いたことを特徴とする請求項1に記載の精米設備における集塵ダクトの分解清掃方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、精米機と米の包装装置と集塵機等を集塵ダクトを介して接続構成した精米設備における集塵ダクトの分解清掃方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
精米を行う精米設備では、精米時に発生する糠や精米作業以前の工程で取り除けなかった微細なゴミを吸入空気により一所に集める集塵機が設けられている。精米設備に設けられた精米機や包装機等の機械と集塵機とは、中空状の集塵ダクトにより接続しており、集塵機への吸入空気の空気流通路となっている。
【0003】
集塵機により吸入されていく糠は、油分を含むことから吸入時に集塵ダクト内に残留した場合固形状に固まっていくことが知られている。この、糠の塊が集塵ダクトの内部に堆積していくことにより、空気の流通を妨げ集塵機の吸入する力が衰えてしまう虞がある。また、糠は一定の栄養を含むため害虫の餌となり集塵ダクト内に大量発生する場合がある。害虫が大量発生することで、精米時や米の包装時に害虫が混入する虞があり、衛生面においても重大な問題となり得た。
【0004】
しかしながら、精米設備の集塵ダクトは、複雑な形状であることや通常の使用時に糠の体積度合いがわからないこともあり一般的に清掃が行われてこなかった。すなわち、集塵機による吸入力が目に見えて落ちた場合や糠玉と呼ばれる糠の固形物が精米機等にみられた際に清掃という方法ではなく集塵ダクトの交換により問題の解決を行っていることが多かった。
【0005】
ところで、建築物に設けられた吸排気孔や空調装置に接続されたダクト内の清掃を行うために回転工具に接続したフレキシブルシャフトの先端に回転ブラシを設けたダクト清掃具やそのような清掃具を用いた清掃方法が特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0006】
特許文献1及び特許文献2に記載されたダクト清掃具は、長尺のフレキシブルシャフトをダクトの内部に進入させて、先端に接続した円形状の回転ブラシを回転工具の回転駆動により回転させることでダクトの内部にあるゴミやダクト内周面に張り付いたほこりを除去可能としている。
【0007】
特許文献1及び特許文献2に記載のダクト清掃具を精米設備の集塵ダクトの清掃に用いた場合には、集塵ダクト内のゴミやほこり或いは集塵ダクトの内周面に薄く堆積した糠の除去は可能となる。
【0008】
しかしながら、集塵機の吸入力に影響を及ぼすほど堆積した糠は、硬い塊状となって集塵ダクトの内部にこびりついており、回転ブラシによる力のみでは除去しきるものではなかった。
【0009】
そこで、ペレット状に形成したドライアイスをブラスト装置により吹き付けて固形状の糠を粉砕しながら集塵ダクト内の清掃を行う試みがなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2020-69476号公報
特開2018-118217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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