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公開番号
2025097399
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213567
出願日
2023-12-19
発明の名称
摩耗推定装置、旋動式破砕機、摩耗推定プログラム、及び摩耗推定方法
出願人
株式会社アーステクニカ
代理人
個人
主分類
B02C
2/04 20060101AFI20250624BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】マントルとコンケーブを直接接触させる必要なしに、マントル又はコンケーブの摩耗量を容易に推定する。
【解決手段】旋動式破砕機は、マントルと、コンケーブと、昇降装置と、を備える。前記昇降機構は、前記マントル及び前記コンケーブのうち少なくとも一方を作動流体の給排により昇降させる。前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する摩耗推定装置は、演算装置を備える。前記演算装置は、前記破砕室に破砕対象物が供給されていない状態における前記作動流体の圧力に基づいて、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
旋動するマントルと、
前記マントルの外周に配置され、前記マントルとともに破砕室を形成するコンケーブと、
前記マントル及び前記コンケーブのうち少なくとも一方を作動流体の給排により昇降させる昇降装置と、
を備え、
前記破砕室に供給された破砕対象物を破砕する旋動式破砕機における、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する摩耗推定装置であって、
演算装置を備え、
前記演算装置は、前記破砕室に破砕対象物が供給されていない状態における前記作動流体の圧力に基づいて、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する、摩耗推定装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の摩耗推定装置であって、
前記旋動式破砕機は、
前記マントルが取り付けられる主軸と、
回転することで前記主軸の軸線を旋回させる偏心スリーブと、
を備え、
前記昇降装置は、前記主軸とともに前記マントルを昇降させるように構成され、
前記演算装置は、前記破砕室に破砕対象物が供給されず、かつ、前記偏心スリーブの回転が停止した状態での前記作動流体の圧力に基づいて、前記マントルの摩耗状態を推定する、摩耗推定装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の摩耗推定装置であって、
前記作動流体の圧力に基づいて推定された摩耗が所定以上進行した場合に報知する報知部を備える、摩耗推定装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の摩耗推定装置であって、
前記作動流体の圧力の推移に基づき、前記マントル又は前記コンケーブの将来のメンテナンス時期を予測するメンテナンス時期予測部を備える、摩耗推定装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の摩耗推定装置を備える、旋動式破砕機。
【請求項6】
旋動するマントルと、
前記マントルの外周に配置され、前記マントルとともに破砕室を形成するコンケーブと、
前記マントル及び前記コンケーブのうち少なくとも一方を作動流体の給排により昇降させる昇降装置と、
を備え、
前記破砕室に供給された破砕対象物を破砕する旋動式破砕機における、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する摩耗推定プログラムであって、
前記破砕室に破砕対象物が供給されていない状態における前記作動流体の圧力に基づいて、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する処理を演算装置に行わせる、摩耗推定プログラム。
【請求項7】
旋動するマントルと、
前記マントルの外周に配置され、前記マントルとともに破砕室を形成するコンケーブと、
前記マントル及び前記コンケーブのうち少なくとも一方を作動流体の給排により昇降させる昇降装置と、
を備え、
前記破砕室に供給された破砕対象物を破砕する旋動式破砕機における、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する摩耗推定方法であって、
前記破砕室に破砕対象物が供給されていない状態における前記作動流体の圧力に基づいて、前記マントル又は前記コンケーブの摩耗状態を推定する、摩耗推定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、旋動式破砕機において発生する摩耗の推定に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、コーンクラッシャ、ジャイレトリクラッシャ等を包含する旋動式破砕機を開示する。
【0003】
特許文献1の旋動式破砕機は、マントルと、コンケーブと、を備える。マントルとコンケーブとの間には、破砕間隙を有する破砕室が形成される。マントルは主軸に装着されている。主軸の下方は、偏心スリーブの内部に挿入されている。偏心スリーブが回転することにより、マントルの旋動運動が発生し、原料の破砕が行われる。
【0004】
特許文献1において、主軸の下端は、油圧シリンダが備えるピストン(ラム)によって支持されている。作動油の油圧によってラムが昇降されることにより、マントルは高さ方向に上下移動し、前述の破砕間隙を変更することができる。
【0005】
特許文献1において所定の大きさの破砕間隙を実現する方法は以下のとおりである。最初に、油圧シリンダの駆動によってラムを上昇させていく。やがて、マントルとコンケーブとの接触状態(言い換えれば、破砕間隙がゼロになった状態)が検出される。このときのラムの変位が変位センサにより取得され、記憶される。その後、ラムは再び下降される。上記の処理が、マントルの回転位相を所定角度(60°)ずつ変更しながら6回反復される。接触状態が検出されたときのラムの変位の平均値が計算され、この平均値が基準値とされる。基準値から、設定された破砕間隙に基づく高さだけラムを下降させた状態とすることにより、当該破砕間隙を実現することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平4-004051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1の構成は、主軸を上昇させた場合にマントルとコンケーブが直接接触することが前提になる。しかし、例えばジャイレトリクラッシャの中には、主軸を上昇させてもマントルとコンケーブが接触しない構成のものが存在する。このような構成の場合、特許文献1のような手法を用いることができない。
【0008】
特許文献1の構成においては、摩耗の偏りの影響を考慮して、測定サイクルを6回反復している。しかし、測定サイクルの反復には長時間が必要になる。また、極端な偏摩耗が生じていた場合、6回の反復で十分な精度の基準値が得られるとも限らない。
【0009】
本開示は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、マントルとコンケーブを直接接触させる必要なしに、マントル又はコンケーブの摩耗量を容易に推定することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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