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公開番号2025087046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201415
出願日2023-11-29
発明の名称ハンマーアームの交換方法及び、ハンマーアーム交換治具
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B02C 13/06 20060101AFI20250603BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】 ハンマーアームの交換を行うにあたり、プレートからハンマーアームピンを容易に外すことが可能な、ハンマーアームの交換方法等を提供する。
【解決手段】
回転軸と、前記回転軸の軸方向に配列されている複数の円板状のプレートと、前記プレートにハンマーアームピンを介して固定される複数のハンマーアームと、を有する破砕機のハンマーアームの交換方法である。ハンマーアームの交換方法は、前記ハンマーアームピンに対して、前記プレートの配列方向に沿った方向から衝撃を付与する、衝撃付与工程と、前記衝撃付与工程後に、前記ハンマーアームピンを前記回転軸の前記軸方向に移動させて前記ハンマーアームピンに係合されている前記ハンマーアームを除去する除去工程と、除去された前記ハンマーアームの位置に新たなハンマーアームを配置する配置工程と、前記ハンマーアームピンを用いて新たな前記ハンマーアームを前記プレートに固定する、固定工程と、を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸と、前記回転軸の軸方向に配列されている複数の円板状のプレートと、前記プレートにハンマーアームピンを介して固定される複数のハンマーアームと、を有する破砕機のハンマーアームの交換方法であって、
前記ハンマーアームピンに対して、前記プレートの配列方向に沿った方向から衝撃を付与する、衝撃付与工程と、
前記衝撃付与工程後に、前記ハンマーアームピンを前記回転軸の前記軸方向に移動させて前記ハンマーアームピンに係合されている前記ハンマーアームを除去する除去工程と、
除去された前記ハンマーアームの位置に新たなハンマーアームを配置する配置工程と、
前記ハンマーアームピンを用いて新たな前記ハンマーアームを前記プレートに固定する、固定工程と、
を含む、ハンマーアームの交換方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記除去工程では、前記回転軸の前記軸方向において互いに接触して配置された複数の前記ハンマーアームピンのうち、前記回転軸の前記軸方向の端部に配された前記ハンマーアームピンを移動させる、請求項1に記載のハンマーアームの交換方法。
【請求項3】
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向の前方及び、後方のうち少なくとも一方の方向に衝撃が与えられる、請求項1に記載のハンマーアームの交換方法。
【請求項4】
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向の前方及び、後方のうち少なくとも一方の方向に衝撃が与えられる、請求項2に記載のハンマーアームの交換方法。
【請求項5】
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向の後方に衝撃が与えられる、請求項3又は4に記載のハンマーアームの交換方法。
【請求項6】
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向において互いに接触して配置された複数の前記ハンマーアームピンのうち、前記回転軸の前記軸方向の端部に配された前記ハンマーアームピンに対して衝撃を付与する、請求項3又は4に記載のハンマーアームの交換方法。
【請求項7】
回転軸と、前記回転軸の軸方向に配列されている複数の円板状のプレートと、前記プレートにハンマーアームピンを介して固定される複数のハンマーアームと、を有する破砕機のハンマーアームの交換に用いられるハンマーアーム交換治具であって、
前記破砕機の前記ハンマーアームピンに取付可能に形成されている取付部と、
前記取付部に続いて棒状に形成されかつ、前記取付部に対して軸方向の衝撃を与える衝撃付与部と、を有し、
前記衝撃付与部は、前記回転軸の軸方向沿った方向にスライド可能に設けられているハンマー部と、前記ハンマー部のスライド位置を規制するストッパーと、を有するハンマーアーム交換治具。
【請求項8】
前記取付部は、前記衝撃付与部に対して着脱可能に形成されかつ、取付対象となる前記ハンマーアームピンから前記回転軸の軸方向の一端までの長さに応じて形成されている、請求項7に記載のハンマーアーム交換治具。
【請求項9】
前記衝撃付与部の前記ストッパーは、前記軸方向において前記取付部から離れている基端側に設けられている請求項7又は8に記載のハンマーアーム交換治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、破砕機のハンマーアームの交換方法及び、ハンマーアーム交換治具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
破砕機は、回転軸と、回転軸の軸方向に配列されている複数の円板状のプレートと、このプレートにハンマーアームピンを介して固定される複数のハンマーアームと、を有する。ハンマーアームは、回転軸の回転により破砕物に打撃を与える。このため、ハンマーアームは、摩耗や損傷が生じやすく、適当な時期に交換することが行われている。
【0003】
ハンマーアームの交換では、ハンマーアームピンをプレートから引き抜いて、ハンマーアームをプレートから取り外し、当該位置に新たなハンマーアームを設け、再度ハンマーアームピンで固定することが行われている。
【0004】
ハンマーアームを交換する際には、ハンマーアームピンを引き抜くことが困難な場合がある。このような問題に対して、例えば、押圧装置でハンマーアームピンの下端部を押し上げ、当該ハンマーアームピンを上向きに引き抜くことが行われている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-298672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ハンマーアームピンやその周辺の部材と間に設けられている隙間に破砕粉が入り込むと、ハンマーアームピンが固着する場合がある。このような場合、特許文献1に記載のジャッキやシリンダ等の押圧装置を用いても容易にはハンマーアームピンを交換することができない問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、ハンマーアームの交換を行うにあたり、プレートからハンマーアームピンを容易に外すことが可能な、ハンマーアームの交換方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は以下の特徴を有する。
【0009】
[1]
回転軸と、前記回転軸の軸方向に配列されている複数の円板状のプレートと、前記プレートにハンマーアームピンを介して固定される複数のハンマーアームと、を有する破砕機のハンマーアームの交換方法であって、
前記ハンマーアームピンに対して、前記プレートの配列方向に沿った方向から衝撃を付与する、衝撃付与工程と、
前記衝撃付与工程後に、前記ハンマーアームピンを前記回転軸の前記軸方向に移動させて前記ハンマーアームピンに係合されている前記ハンマーアームを除去する除去工程と、
除去された前記ハンマーアームの位置に新たなハンマーアームを配置する配置工程と、
前記ハンマーアームピンを用いて新たな前記ハンマーアームを前記プレートに固定する、固定工程と、
を含む、ハンマーアームの交換方法。
[2]
前記除去工程では、前記回転軸の前記軸方向において互いに接触して配置された複数の前記ハンマーアームピンのうち、前記回転軸の前記軸方向の端部に配された前記ハンマーアームピンを移動させる、[1]に記載のハンマーアームの交換方法。
[3]
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向の前方及び、後方のうち少なくとも一方の方向に衝撃が与えられる、[1]又は[2]に記載のハンマーアームの交換方法。
[4]
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向の後方に衝撃が与えられる、[1]~[3]のいずれかに記載のハンマーアームの交換方法。
[5]
前記衝撃付与工程では、前記回転軸の前記軸方向において互いに接触して配置された複数の前記ハンマーアームピンのうち、前記回転軸の前記軸方向の端部に配された前記ハンマーアームピンに対して衝撃を付与する、[3]又は[4]に記載のハンマーアームの交換方法。
[6]
回転軸と、前記回転軸の軸方向に配列されている複数の円板状のプレートと、前記プレートにハンマーアームピンを介して固定される複数のハンマーアームと、を有する破砕機のハンマーアームの交換に用いられるハンマーアーム交換治具であって、
前記破砕機の前記ハンマーアームピンに取付可能に形成されている取付部と、
前記取付部に続いて棒状に形成されかつ、前記取付部に対して軸方向の衝撃を与える衝撃付与部と、を有し、
前記衝撃付与部は、前記回転軸の軸方向沿った方向にスライド可能に設けられているハンマー部と、前記ハンマー部のスライド位置を規制するストッパーと、を有するハンマーアーム交換治具。
[7]
前記取付部は、前記衝撃付与部に対して着脱可能に形成されかつ、取付対象となる前記ハンマーアームピンから前記回転軸の軸方向の一端までの長さに応じて形成されている、[6]に記載のハンマーアーム交換治具。
[8]
前記衝撃付与部の前記ストッパーは、前記軸方向において前記取付部から離れている基端側に設けられている[6]又は[7]に記載のハンマーアーム交換治具。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハンマーアームの交換方法等によれば、ハンマーアームピンに対して、プレートの配列方向に沿った方向から衝撃を付与する衝撃付与工程と、衝撃が前記ハンマーアームピンに付与された後に、前記ハンマーアームを除去する除去工程と、を有する。これにより、ハンマーアームピンやその周辺の部材と間に設けられている隙間に位置する破砕物等を取り除くことが可能となる。したがって、プレートからハンマーアームピンを外す動作をスムーズに行うことができ、プレートからハンマーアームピンを容易に外すことが可能となる。その結果、ハンマーアームの交換を迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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