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公開番号2025091616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206962
出願日2023-12-07
発明の名称蓄電池
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/256 20210101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】取っ手が蓋部から外れにくく、蓋部に水が溜まりにくい蓄電池を提供する。
【解決手段】蓋部20は、開口に近接し且つ開口の開口方向に直交する方向に延びる平板部21と、平板部21から上方に張り出す張り出し部23と、平板部21から上方に延びる一対の係止壁26とを備え、張り出し部23は、一対の側面24と凹部25とを有し、一対の係止壁26はそれぞれ一対の側面24と対向し、側面24と係止壁26との間に収容空間27が形成され、取っ手30は、把持部31とその両端から延びる一対の腕部32とを備え、一対の腕部32のそれぞれは、把持部31と反対側の端部に配されて側面24と対向する第1面と、第1面から軸方向に突出し且つ凹部25に収容される軸部35と、把持部31と反対側の端部から軸方向と直交する方向に延びる抜止部36とを有し、把持部31が持ち上げられた状態では抜止部36は収容空間27に配される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電極と、
開口を有し且つ前記電極が収容される電槽と、
前記電槽を閉塞する蓋部と、
取っ手と、を備え、
前記蓋部は、前記開口に近接し且つ前記開口の開口方向に直交する方向に延びる平板部と、前記平板部から上方に張り出す張り出し部と、前記平板部から上方に延びる一対の係止壁と、を備え、
前記張り出し部は、一対の側面と、前記一対の側面のそれぞれに形成される凹部と、を有し、
前記一対の係止壁はそれぞれ前記一対の側面と対向し、
前記側面と前記係止壁との間に収容空間が形成され、
前記取っ手は、把持部と、前記把持部の両端から延びる一対の腕部と、を備え、
前記一対の腕部のそれぞれは、前記把持部と反対側の端部に配されて前記側面と対向する第1面と、前記第1面から軸方向に突出し且つ前記凹部に収容される軸部と、前記把持部と反対側の端部から前記軸方向と直交する方向に延びる抜止部と、を有し、
前記把持部が持ち上げられた状態では、前記抜止部は前記収容空間に配される、蓄電池。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記係止壁は、前記軸方向について前記側面に近づくにつれて上側に傾斜する傾斜面を有し、
前記軸部が前記凹部内に収容される際、前記抜止部は前記傾斜面に対して滑りつつ接触し、
前記軸部の前記凹部内への収容が完了すると、前記抜止部と前記傾斜面との接触が解除され、前記抜止部と前記係止壁とが前記軸方向に対向するようになっている、請求項1に記載の蓄電池。
【請求項3】
前記軸部の突出寸法は、前記凹部の前記軸方向に直交する方向の内寸法より大きい、請求項1または請求項2に記載の蓄電池。
【請求項4】
前記係止壁は、前記把持部が持ち上げられた状態で前記腕部における前記把持部と反対側の端部と上下方向に近接して配される台座部を備える、請求項1または請求項2に記載の蓄電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電池に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2003-162988号公報(下記特許文献1)に記載の鉛蓄電池が知られている。特許文献1に記載の鉛蓄電池は、蓋に係合する提げ手を有する鉛蓄電池であって、前記蓋の係合部分には差込み穴が形成されており、前記提げ手のヒンジ部の内側には差込部が形成されており、前記差込部は前記差込み穴と係合するものであり、前記提げ手は、倒した状態で前記蓋に取付けや取外しができ、起こした状態では前記蓋にロックされて、取外しができないものであることを特徴とする。よって、取付けや取外しが容易な提げ手を有しており、提げ手を起こした状態ではこれらの係合部でロックがかかり、外れることがない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-162988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような蓄電池の製造工程では、電槽を蓋で閉塞した後、蓋に形成された注液口から電解液を注液する。注液口を閉じた後、蓋や電槽の外側部分に付着した電解液を水で洗い流す。しかしながら、上記の構成では、蓋の係合部分の底面に溝部が設けられており、蓋を水洗する際、溝部に水が溜まることがありうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の蓄電池は、電極と、開口を有し且つ前記電極が収容される電槽と、前記電槽を閉塞する蓋部と、取っ手と、を備え、前記蓋部は、前記開口に近接し且つ前記開口の開口方向に直交する方向に延びる平板部と、前記平板部から上方に張り出す張り出し部と、前記平板部から上方に延びる一対の係止壁と、を備え、前記張り出し部は、一対の側面と、前記一対の側面のそれぞれに形成される凹部と、を有し、前記一対の係止壁はそれぞれ前記一対の側面と対向し、前記側面と前記係止壁との間に収容空間が形成され、前記取っ手は、把持部と、前記把持部の両端から延びる一対の腕部と、を備え、前記一対の腕部のそれぞれは、前記把持部と反対側の端部に配されて前記側面と対向する第1面と、前記第1面から軸方向に突出し且つ前記凹部に収容される軸部と、前記把持部と反対側の端部から前記軸方向と直交する方向に延びる抜止部と、を有し、前記把持部が持ち上げられた状態では、前記抜止部は前記収容空間に配される、蓄電池である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、取っ手が蓋部から外れにくく、蓋部に水が溜まりにくい蓄電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態にかかる蓄電池の斜視図である。
電槽の斜視図である。
図1のA-A断面図である。
蓋部及び取っ手の分解斜視図である。
係止壁の周辺の構成を示す蓋部の拡大斜視図である。
図5のB-B断面図である。
取っ手の先端部を示す取っ手の拡大平面図である。
取っ手の先端部を示す取っ手の拡大斜視図である。
取っ手が蓋部に係合した状態の蓋部及び取っ手の側面図である。
図9のC-C断面図である。
図9のD-D断面図である。
図9のD-D断面において軸部を凹部に挿入する様子を示す図である。
取っ手を持ち上げた状態の蓋部及び取っ手の側面図である。
図13のE-E断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本実施形態の概要)
(1)本開示の蓄電池は、電極と、開口を有し且つ前記電極が収容される電槽と、前記電槽を閉塞する蓋部と、取っ手と、を備え、前記蓋部は、前記開口に近接し且つ前記開口の開口方向に直交する方向に延びる平板部と、前記平板部から上方に張り出す張り出し部と、前記平板部から上方に延びる一対の係止壁と、を備え、前記張り出し部は、一対の側面と、前記一対の側面のそれぞれに形成される凹部と、を有し、前記一対の係止壁はそれぞれ前記一対の側面と対向し、前記側面と前記係止壁との間に収容空間が形成され、前記取っ手は、把持部と、前記把持部の両端から延びる一対の腕部と、を備え、前記一対の腕部のそれぞれは、前記把持部と反対側の端部に配されて前記側面と対向する第1面と、前記第1面から軸方向に突出し且つ前記凹部に収容される軸部と、前記把持部と反対側の端部から前記軸方向と直交する方向に延びる抜止部と、を有し、前記把持部が持ち上げられた状態では、前記抜止部は前記収容空間に配される。
【0009】
このような構成によると、軸部が凹部内に収容されるとともに抜止部が収容空間に配されることにより、取っ手が蓋部から外れることを抑制することができる。また、収容空間は蓋部の平板部よりも上方に設けられるから、例えば平板部から下方に凹む有底の穴を収容空間として利用する場合と比較して、電解液注入後の蓄電池を洗浄する際等に、収容空間に水が溜まりにくくなっている。
【0010】
(2)上記(1)の蓄電池において、前記係止壁は、前記軸方向について前記側面に近づくにつれて上側に傾斜する傾斜面を有し、前記軸部が前記凹部内に収容される際、前記抜止部は前記傾斜面に対して滑りつつ接触し、前記軸部の前記凹部内への収容が完了すると、前記抜止部と前記傾斜面との接触が解除され、前記抜止部と前記係止壁とが前記軸方向に対向するようになっていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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