特許ウォッチ

公開番号2025059567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169725
出願日2023-09-29
発明の名称遊技機
出願人株式会社北電子
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類A63F 5/04 20060101AFI20250403BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】従来にない興趣性の高い遊技機を提供する。
【解決手段】報知制御手段は、抽選手段による役の抽選結果が特定抽選結果となった場合に、表示手段に前記特定抽選結果に対応する特定表示結果を導出させないための非導出操作情報を報知する制御を実行可能な第1報知制御手段と、抽選手段による役の抽選結果が特定抽選結果となっていない場合であって、特定の特典の付与に関連した所定のゲームにおいて、特定操作情報を報知する制御を実行可能な第2報知制御手段と、を備え、第2報知制御手段は、非導出操作情報とは識別困難な態様で特定操作情報を報知する制御を実行可能な構成としている。
【選択図】図26
特許請求の範囲【請求項１】
複数の情報を変動表示可能な表示手段を備え、遊技者の操作に基づき前記表示手段での変動表示を伴うゲームを実行可能とし、前記ゲームの実行に関連して特典を付与可能とする遊技機において、
前記ゲームの実行に関連して役の抽選を実行可能な抽選手段と、
遊技者が操作可能であって、前記ゲームの結果として前記表示手段における表示結果を導出させるための操作が可能な操作手段と、
前記操作手段の操作に関わる操作情報を報知する制御を実行可能な報知制御手段と、
を備え、
前記報知制御手段は、
前記抽選手段による役の抽選結果が特定抽選結果となった場合に、前記表示手段に前記特定抽選結果に対応する特定表示結果を導出させないための非導出操作情報を報知する制御を実行可能な第１報知制御手段と、
前記抽選手段による役の抽選結果が特定抽選結果となっていない場合であって、特定の特典の付与に関連した所定のゲームにおいて、特定操作情報を報知する制御を実行可能な第２報知制御手段と、
を備え、
前記第２報知制御手段は、
前記非導出操作情報とは識別困難な態様で前記特定操作情報を報知する制御を実行可能とした
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
前記第２報知制御手段は、
前記抽選手段による役の抽選結果が特別抽選結果となった場合に、前記特定操作情報を報知する制御を実行可能とした
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項３】
前記第２報知制御手段は、
前記特定の特典の付与に関連して、前記特定操作情報を報知する確率を変更可能とした
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項４】
前記特定操作情報の報知更新時期に対応して所定の演出の制御を実行可能な演出制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項５】
前記第１報知制御手段による前記非導出操作情報の報知に従わない前記操作手段の操作が行われた場合に、第１警告情報を報知する制御を実行可能な第１警告報知制御手段と、
前記第２報知制御手段による前記特定操作情報の報知に従わない前記操作手段の操作が行われた場合に、第１警告情報とは異なる第２警告情報を報知する制御を実行可能な第２警告報知制御手段と、
を備えた
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項６】
前記第２報知制御手段は、
前記特定の特典が付与されるか否かに基づき、前記特定操作情報の報知態様の選択率を変更可能とした
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項７】
ゲームの進行を制御可能な主制御手段と、
前記主制御手段からの制御情報に基づき、演出の制御を実行可能な副制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、
前記第１報知制御手段を備え、
前記副制御手段は、
前記第２報知制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項１～請求項６のいずれか一項に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示（約 4,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、遊技機として、複数の識別情報による変動表示ゲームを表示可能な変動表示装置を備え、変動表示ゲームの結果に応じて、遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生させるようにしたパチンコ遊技機が知られている。また、複数のリールを備え、遊技者の開始操作に基づき該複数のリールを変動表示させてゲームを実行し、遊技者の停止操作に基づき複数のリールを停止させて、該複数のリールの停止表示態様に応じて、特定遊技状態を発生するようにしたスロットマシンが知られている。
また、近年のスロットマシンにおいては、特定遊技状態が発生した場合に、当選した役を成立させるためのリールの停止順序をＬＥＤ等の点灯により報知し、遊技者が報知された停止順序でリールを停止させた場合に、当選した役に対応する図柄の組み合わせを停止させるようにしたものも知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－１２８５６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところが、このような従来の遊技機には、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するため、本発明は、複数の情報を変動表示可能な表示手段を備え、遊技者の操作に基づき前記表示手段での変動表示を伴うゲームを実行可能とし、前記ゲームの実行に関連して特典を付与可能とする遊技機において、前記ゲームの実行に関連して役の抽選を実行可能な抽選手段と、遊技者が操作可能であって、前記ゲームの結果として前記表示手段における表示結果を導出させるための操作が可能な操作手段と、前記操作手段の操作に関わる操作情報を報知する制御を実行可能な報知制御手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記抽選手段による役の抽選結果が特定抽選結果となった場合に、前記表示手段に前記特定抽選結果に対応する特定表示結果を導出させないための非導出操作情報を報知する制御を実行可能な第１報知制御手段と、前記抽選手段による役の抽選結果が特定抽選結果となっていない場合であって、特定の特典の付与に関連した所定のゲームにおいて、特定操作情報を報知する制御を実行可能な第２報知制御手段と、を備え、前記第２報知制御手段は、前記非導出操作情報とは識別困難な態様で前記特定操作情報を報知する制御を実行可能な構成としている。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
第１実施形態の遊技機における外観を示す概略正面図である。
第１実施形態の遊技機における内部構成を示す概略斜視図である。
第１実施形態の遊技機における制御構成を示すブロック図である。
第１実施形態の遊技機における遊技方法を示すフローチャートである。
第１実施形態の遊技機における遊技状態の遷移を説明するための図である。
第１実施形態の遊技機におけるメイン演出表示器の表示構成を説明するための図である。
第１実施形態の遊技機における履歴表示部での特定特典の付与条件を説明するための図である。
第１実施形態の遊技機における主制御装置において履歴抽選時に用いられる履歴抽選テーブルを示す図表である。
第１実施形態の遊技機における主制御装置において履歴抽選時に用いられる履歴抽選テーブルを示す図表である。
第１実施形態の遊技機における主制御装置において履歴拡大抽選時に用いられる履歴拡大抽選テーブルを示す図表である。
第１実施形態の遊技機における主制御装置において履歴縮小抽選時に用いられる履歴縮小抽選テーブルを示す図表である。
第１実施形態の遊技機における履歴拡大条件が成立した場合の履歴表示部の遷移を説明するための図である。
第１実施形態の遊技機における履歴縮小条件が成立した場合の履歴表示部の遷移を説明するための図である。
第１実施形態の遊技機における履歴拡大条件と履歴縮小条件の双方が成立した場合の履歴表示部を示す図である。
第１実施形態の変形例１における履歴縮小条件が成立しても履歴表示部の縮小を遅延させる場合の履歴表示部の遷移を説明するための図である。
第１実施形態の変形例２における履歴表示部を一時的に拡大させる場合の履歴表示部の遷移を説明するための図である。
第１実施形態の変形例３における無効となっている過去の履歴情報を有効化する場合の履歴表示部の遷移を説明するための図である。
第１実施形態の変形例４における履歴表示部の縮小態様を変更した場合の履歴表示部の遷移を説明するための図である。
第２実施形態の遊技機における遊技状態の遷移を説明するための図である。
第２実施形態の遊技機における特殊リプレイ役を入賞させるための操作態様を説明するための図である。
第２実施形態の遊技機における主制御装置において特殊リプレイ役の当選時に用いられるナビ態様抽選テーブルを示す図表である。
第２実施形態の遊技機における主制御装置において特殊リプレイ役の当選時に用いられるナビ態様抽選テーブルを示す図表である。
第２実施形態の遊技機における主制御装置においてチャンス役の当選時に用いられるナビ態様抽選テーブルを示す図表である。
第２実施形態の遊技機における主制御装置において強チェリー役の当選時に用いられるナビ態様抽選テーブルを示す図表である。
第２実施形態の遊技機における主制御装置においてリプレイ役の当選時に用いられるナビ態様抽選テーブルを示す図表である。
第２実施形態の遊技機におけるチャンス役の当選時のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の遊技機における強チェリー役の当選時のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の遊技機におけるリプレイ役の当選時のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の遊技機におけるチャンス役の当選時に対戦演出が実行される場合のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の遊技機におけるチャンス役の当選時に当選演出が実行される場合のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の遊技機における回避ナビの実行時にナビに従わなかった場合のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の遊技機におけるダミー回避ナビの実行時にナビに従わなかった場合のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の変形例１におけるチャンス役の当選時にダミー回避ナビが実行される場合であって、遊技者に押し順を選択させるダミー回避ナビが実行された場合のメイン演出表示器での画像を示す図である。
第２実施形態の変形例２における強チェリー役当選時のダミー回避ナビの押し順選択率を説明するための図表である。
第２実施形態の変形例３における主制御装置と副制御装置の構成を説明するための図である。
第２実施形態の変形例４における主制御装置において押し順ベル役の当選時に用いられるナビ態様抽選テーブルを示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について説明する。
本実施形態の遊技機は、実物のメダル（遊技媒体）を使用せず、メダルをデータとして管理し、当該データ形式の疑似遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機（以下、メダルレス遊技機という）である。
以下、メダルレス遊技機として、ＡＴ状態（ＡＲＴ）状態を有する６号機のスロットマシンに適用した例を説明するが、これに限らず、例えば、リアルボーナスの遊技が可能なノーマルタイプ（所謂Ａタイプ）のスロットマシンに本発明を適用することもできる。
なお、メダルレス遊技機で使用されるデータとしてのメダルを「遊技メダル」と称し、過去の遊技で獲得した「遊技メダル」を遊技店側（管理装置、専用ユニット）に預けたデータとしてのメダルを「持メダル」と称する。
【０００８】
＜第１実施形態＞
本発明に係る遊技機の第１実施形態について、図１～図１８を参照して説明する。
【０００９】
図１は、メダルレス遊技機（遊技機）の外観を示す概略正面図である。
図２は、メダルレス遊技機（遊技機）の内部構成を示す概略斜視図である。
図１、２に示すように、メダルレス遊技機１は、筐体１ｂと、この筐体の開口部を開閉可能に覆う前扉１ａを備えている。
前扉１ａの中央部には、後方を視認可能な表示窓６が形成されており、この表示窓６を透して、表示手段としてのリール４１に表された図柄を視認することができる。
表示窓６の下方には、前側に突出する段部が形成されており、この段部の周辺に、ベットボタン２ａ、ＭＡＸベットボタン２ｂ、第１演出ボタン２ｇ、計数ボタン２ｃ、精算ボタン２ｄ、スタートレバー３、停止ボタン５などの操作手段や、遊技メダル数表示装置７、計数ボタンランプ２ｅ、ベット数ランプ２ｆなどの報知手段を設けている。なお、遊技メダル数表示装置７は、段部の上面側や前面側に設けるようにしてもよい。
表示窓６の上方には、遊技者に停止ボタン５の操作順序をナビゲートするナビランプ１２を備えている。また、表示窓６の左側部には、液晶表示器で構成される、報知手段や演出手段として動作するサブ演出表示器１８を備えている。
前扉１ａの上部には、報知手段や演出表示手段として動作するメイン演出表示器８を備えている。メイン演出表示器８は、所定の表示面積を有する液晶表示器から構成される表示部を有し、各種演出画像や遊技メダル数を表示可能としている。
【００１０】
メイン演出表示器８の側方には、第２演出ボタン２ｈや、音による演出や報知を行うスピーカ９や、各役の入賞時やメイン演出表示器８で表示される演出に対応して光の演出や報知を行うランプ１１を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許