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公開番号2024167193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-03
出願番号2024123342,2022569078
出願日2024-07-30,2021-06-16
発明の名称非燃焼性エアロゾル送達システム
出願人ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド,Nicoventures Trading Limited
代理人個人,個人,個人
主分類A24F 40/40 20200101AFI20241126BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】吐出した息がフィルタリングされる非燃焼性エアロゾル送達システムを提供する。
【解決手段】非燃焼性エアロゾル送達システム100であって、電源110と、マウスピース120と、フィルターユニット130と、エアロゾル送達システム100によって生成された蒸気を吸引中にユーザに移送するように構成されている、吸引気流通路と、エアロゾル送達システム100内への吐出中にユーザからフィルターユニットへと息を移送するように構成されている、吐出気流通路と、を備え、(a)吸引気流通路と吐出気流通路は互いから完全に別々である、又は、(b)マウスピース120は、吸引気流通路の一部及び吐出気流通路の一部の両方を形成している、又は、(c)非燃焼性エアロゾル送達システム100はディバーターアセンブリを更に備えている、非燃焼性エアロゾル送達システムを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吐出した息がフィルタリングされる非燃焼性エアロゾル送達システムであって、
電源と、
マウスピースと、
フィルターユニットと、
前記エアロゾル送達システムによって生成された蒸気を吸引中に前記ユーザに移送するように構成されている、吸引気流通路と、
前記エアロゾル送達システム内への吐出中に前記ユーザから前記フィルターユニットへと息を移送するように構成されている、吐出気流通路と、
を備え、
(a)前記吸引気流通路と前記吐出気流通路は互いから完全に別々である、又は、
(b)前記マウスピースは、前記吸引気流通路の一部及び前記吐出気流通路の一部の両方を形成しており、吸引位置と吐出位置の間で移動するように構成されており、前記吸引位置において、前記マウスピースは、前記吸引気流通路の残りの部分と流体連通し、前記吐出気流通路の残りの部分と流体連通せず、前記吐出位置において、前記マウスピースは、前記吸引気流通路の残りの部分と流体連通せず、前記吐出気流通路の残りの部分と流体連通する、又は、
(c)前記非燃焼性エアロゾル送達システムはディバーターアセンブリを更に備え、前記ディバーターアセンブリはマルチフラップ弁を備え、前記マルチフラップ弁のフラップは0.7mm以下の厚さを有する、非燃焼性エアロゾル送達システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記吸引気流通路と前記吐出気流通路は互いから完全に別々である、請求項1に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項3】
前記マウスピースは、前記吸引気流通路の一部及び前記吐出気流通路の一部の両方を形成しており、吸引位置と吐出位置の間で移動するように構成されており、前記吸引位置において、前記マウスピースは、前記吸引気流通路の残りの部分と流体連通し、前記吐出気流通路の残りの部分と流体連通せず、前記吐出位置において、前記マウスピースは、前記吸引気流通路の残りの部分と流体連通せず、前記吐出気流通路の残りの部分と流体連通する、請求項1に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項4】
前記マウスピースは前記吸引位置と前記吐出位置の間で回転するようにヒンジ止めされている、請求項1又は請求項3に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項5】
前記マウスピースは前記吸引位置と前記吐出位置の間で移動するように回転可能である、請求項1又は請求項3に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項6】
前記マウスピースは、前記吸引位置において、前記吸引気流通路の残りの部分と流体連通し、前記吐出気流通路の残りの部分と流体連通しない、入口ポートと、前記吐出位置において、前記吸引気流通路の残りの部分と流体連通せず、前記吐出気流通路の残りの部分と流体連通する、出口ポートと、を有する、請求項1又は請求項3に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項7】
前記入口ポートと前記出口ポートは同じである、請求項6に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項8】
前記入口ポートと前記出口ポートは互いから別々である、請求項6に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項9】
前記マウスピースは前記吸引位置と前記吐出位置の間で移動するようにばね負荷を受けている、請求項6、7、又は8のいずれか一項に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
【請求項10】
(c)前記非燃焼性エアロゾル送達システムはディバーターアセンブリを更に備え、前記ディバーターアセンブリはマルチフラップ弁を備え、前記マルチフラップ弁のフラップは0.5mm以下の厚さを有する、請求項1に記載の非燃焼性エアロゾル送達システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【開示の背景】
【0001】
[分野]
本開示は非燃焼性エアロゾル送達システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【先行技術の説明】
【0002】
ここに提供する「背景」の説明は、本開示の置かれた状況を概説的に提示することを目的としている。この背景の項目に記載されている範囲における、本明細書に挙げられた発明者らの研究は、出願時に別のかたちで先行技術の資格を有さない可能性のある本説明の諸態様と同様に、明示的にも黙示的にも、本開示に対する先行技術とは認められない。
【0003】
電子タバコ(eシガレット)などのシステムを含む非燃焼性エアロゾル送達システムが知られている。いくつかのそのようなシステムは、ニコチンなどの活性材料を含むのが典型的な調合物を収容した原料液体のリザーバを収容しており、そこからエアロゾルが、例えば気化によって生成される。エアロゾル送達デバイス用のエアロゾル源はこの場合、例えば灯心/毛管現象によってリザーバから原料液体を受け取るように配置されている加熱要素を有するヒーターなどの、エアロゾル生成構成要素を備える。植物由来物質、又は有効成分及び/若しくは加香剤(flavouring)を含むゲルなどの他の原料は、エアロゾルを作り出すように同様に加熱され得る。このようにより一般的には、eシガレットは、熱気化される内容物(payload)を備える又は受け取るものと考えることができる。他のシステムでは、1つ又は複数の有効成分、1つ又は複数の香料、1つ又は複数のエアロゾル前身材料(aerosol-former material)、及び/又は1つ若しくは複数の他の機能性材料を含み得る物質から、エアロゾルが供給され得る。
【0004】
ユーザが吸引するためのエアロゾルを生成する目的で、ユーザがデバイスから吸引する間に又はその前に、加熱要素の近傍にあるエアロゾル化可能材料の一部を気化するべく、加熱要素に電力が供給される。そのようなデバイスは通常、システムのマウスピース端部から離れる方に位置している、1つ又は複数の空気入口穴を備えている。ユーザがシステムのマウスピース端部に接続されたマウスピースから吸い込みを行うと、入口穴を通して空気が引き込まれ、エアロゾル生成構成要素を通過する。エアロゾル生成構成要素とマウスピースの開口部との間を接続する流路が存在し、エアロゾル源を通過して引き込まれた空気がこの流路に沿ってマウスピース開口部へと移動し続けて、エアロゾル生成構成要素によって生成されたエアロゾルの一部を一緒に運ぶようになっている。エアロゾル担持空気は、マウスピース開口部を通ってエアロゾル送達デバイスから出てユーザに吸引される。
【0005】
従来のシステムでは、喫煙プロセスはこのエアロゾル送達段で完了する。2019年時点で、英国だけで推定360万人(人口の7.1%)のeシガレットユーザが存在していた。
【0006】
本明細書にはこの喫煙プロセスに対する改善が開示されている。
【発明の概要】
【0007】
本開示の第1の態様では、吐出した息がフィルタリングされる非燃焼性エアロゾル送達システムであって、
電源と、
マウスピースと、
フィルターユニットと、
エアロゾル送達システムによって生成された蒸気を吸引中にユーザに移送するように構成されている、吸引気流通路と、
エアロゾル送達システム内への吐出中にユーザからフィルターユニットへと息を移送するように構成されている、吐出気流通路と、
を備え、
(a)吸引気流通路と吐出気流通路は互いから完全に別々である、又は、
(b)マウスピースは、吸引気流通路の一部及び吐出気流通路の一部の両方を形成しており、吸引位置と吐出位置の間で移動するように構成されており、吸引位置において、マウスピースは、吸引気流通路の残りの部分と流体連通し、吐出気流通路の残りの部分と流体連通せず、吐出位置において、マウスピースは、吸引気流通路の残りの部分と流体連通せず、吐出気流通路の残りの部分と流体連通する、又は、
(c)非燃焼性エアロゾル送達システムはディバーターアセンブリを更に備え、ディバーターアセンブリはマルチフラップ弁を備え、マルチフラップ弁のフラップは0.7mm以下の厚さを有する、非燃焼性エアロゾル送達システム、が提供される。
【0008】
本開示の第2の態様では、非燃焼性エアロゾル送達システムにおいて使用するためのマウスピースであって、
エアロゾル送達システムによって生成された蒸気を吸引中にユーザに移送するように構成されている、吸引気流通路と、
エアロゾル送達システム内への吐出中にマウスピースを通してユーザからフィルターへと息を移送するように構成されている、吐出気流通路と、
を備え、
(a)吸引気流通路と吐出気流通路は互いから完全に別々である、又は、
(b)マウスピースは、吸引気流通路の一部及び吐出気流通路の一部の両方を形成している出口を備え、マウスピースは、吸引位置と吐出位置の間で移動するように構成されており、吸引位置において、出口は、吸引気流通路の残りの部分と流体連通し、吐出気流通路の残りの部分と流体連通せず、吐出位置において、出口は、吸引気流通路の残りの部分と流体連通せず、吐出気流通路の残りの部分と流体連通する、又は、
(c)マウスピースはディバーターアセンブリを更に備え、ディバーターアセンブリはマルチフラップ弁を備え、マルチフラップ弁のフラップは0.7mm以下の厚さを有する、マウスピース、が提供される。
【0009】
ここで開示されているシステムは、ユーザがエアロゾル送達システムからエアロゾルを吸引し、次いでシステムを通して吐出することを可能にする。本開示では、システムは吐出物を、これを吐出気流通路に沿って移動させることによって処理する。吐出気流通路は、ユーザからの息をフィルターユニットへと移送するように配置されている。フィルターユニットは吐出物をフィルタリングすることができる。
【0010】
システムは、吸引物をユーザに効果的に送達し、同時にシステム内での吐出物の効果的な処理も可能にするような、いくつかのやり方で形成され得る。本明細書ではそのようなシステムの例が開示されている。吐出物の処理は、蒸気からエアロゾル液滴を除去することを含む。このようにして、ユーザは、エアロゾルの環境内への吐出が望ましくない(これは様々な理由であり得る)場所でエアロゾルを吸引するために、システムを使用可能であり得る。吐出中、ユーザは環境内ではなくシステム内に吐出を行うことができる。そのようなシステムは個人用吐出空気フィルターとして動作し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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